表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双刀斬姫のグレイヴロード【現在改稿作業中】  作者: 高宮秀作
第二章 極夜神属弌江派とか言う奴らが来るそうな。
15/44

第拾弐話『暴走という名の理不尽な暴力』

アオイは黒刀『焔』で男の大鎌を弾いて男の太腿を突き刺す。


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」


アオイはすぐさま『焔』を引き抜いて距離を取る。


「はぁ・・・はぁ・・・くそが・・・。」


男が悪態をつく。息も切れて、どうやら満身創痍らしい。

私は左腕を握って、感覚を確かめる。

どうやらちゃんと機能はしている。

暫く握ったり開いたりを繰り返していると


「ふっ・・・私をここまで追い詰めるとは・・・なかなかやりますね、貴女。」


物凄い眼光で男が睨んできた。

あー、うん、鬱陶しい。


「ちょっと黙ろうか。」


私は左手を開いて腕を真っ直ぐ前にのばし、掌を上に向ける。

すると・・・


ドロッ!


私の龍化した左腕から何かが溢れ出し、形をつくる。

それは・・・大鎌。

しかも、鉱石等で造った無機質の物ではなく、何やらモンスター等の素材を使ったような・・・そんな感じのものだった。


「なにっ!?」


男は驚いているけど、私はその鎌を何度か振ってから構える。

()()だけで。


「・・・取り敢えず・・・貴方には死んでもらうわ・・・。」


私は大鎌を、男でも見きれない速度で振る。

体感速度、第五宇宙速度。


スパン!


男の体が真っ二つになる。


「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


断末魔の声を上げて男は地面に倒れ伏した。

直後、



ボウッ!



男の体が黒い炎に包まれた。


「あぁぁぁぁ!まだ!死にたくないぃ!」


「!?」


真っ黒い炎に包まれた男が叫び声をあげる。

そして私はその時に見て直感した。


この炎が、男を燃やしているのではなく、消滅させているという事を。


「・・・断罪の・・・焔・・・。」


私はポツリと呟く。まさしくその言葉がピッタリなそれは男を完全に消滅させた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「・・・。」


私は左腕が砕けていくのをぼんやりと見つめていた。

まぁもとは切り落とされているため、問題は無い・・・はず。

完全に左腕が無くなった時に左肩を見ると、断ち切られた部分の怪我は既に塞がっていた。


「・・・これでいよいよ私もチート化かぁ・・・。」


私だってなりたくてチートになる訳じゃないよ・・・。

・・・てか、それ以前の問題に、左腕を何とかしなきゃ不便で仕方がない。


「・・・とりあえずベイグルに戻ろう。」


私は転移台の所までいって転移する。

行き先はギルド。

途中、左腕の事をどう説明するか迷ったが・・・


(モンスターに齧られたでいっか。)


と、簡単に決めてしまった。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「あ、おかえりな・・・ぎゃぁぁ!?アオイさん!?左腕は!?」


帰ってきて早々、受付娘に捲し立てられる。


「あー・・・モンスターに切られた。」


流石にモンスターに喰われただと傷口がおかしいので、言葉をかえておく。


「え?えぇ!?」


・・・騒がしい娘ですなぁ。

私はそのまんま家へと向かっていった。

・・・後ろから叫び声が聞こえてきたけど私は何も聞いちゃいない!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




同時刻、神界、白滝の間


ケイは書類と格闘していた。


「あぁ、もう!なんであのヒッピーズは大人しく出来ないのかねぇ!!」


内容は極夜神属(ヒッピーズ)との戦闘による損害状況、並びに賠償請求であった。

神様でも一応賠償等はします。


「はぁ・・・こんな時に・・・カイトがいてくれたらな・・・。」


今カイトは付近を偵察中。

極夜神属は神界にまで手を出してきた。

その行動を警戒した、現時点での指揮を任されている私が哨戒任務を発令したのだ。


「・・・やっと、書類が終わった〜・・・。」


と、書類のなくなった真っ白な机の上にこれまた真っ白な手紙が現れる。


「あれ?今時手紙なんて珍しいわね。えっと、差出人は・・・!?」


そこに書かれていた文字にケイは目を見開く。

そこにはすこし控えめな字で、レンと書かれていた。


「レン・・・まさか・・・紅蓮(レッド)軌跡(オービット)・・・!?」


かつてとある神同士の内紛の時、たった一人で一万もの大群を屠ったとされる伝説の神。一部では怪物とも呼ばれているようだ。


「えっと・・・何何・・・『どうも初めまして。レンと申します。手紙での挨拶をお許しください。今回手紙を出したのは、そちらと関わりを持ちたかったからです。私共と貿易等されてはどうでしょうか。ケイ殿。』・・・なる程ねぇ。まぁ、こっちとしては願ったりかなったりかな。」


開いた手紙を閉じて少し口元を緩める。


「さて、そうと決まれば早速返事を書かなきゃね。」


そうして手紙を書こうとしたが・・・


「ケイさん!」


私の部下、須賀雷人が駆け込んできた。


「どうしたの?」


あまりにも雷人の顔の剣幕が凄まじかったのでこちらも顔を改める。


「・・・アオイが・・・極夜神属と接触、左腕を・・・切り落とされました・・・。」


「んなっ!?」


私の耳に入ってきたその情報は・・・私を立ち上がらせるのに充分なものだった。



秀作「はい、第拾弐話です。」


葵「うん、私の左腕切り落とされるとかマジで作者何考えてんの?」


秀作「そ、それはこれからの展開に必要だったからです!!」


葵「ふぅん。まぁいいや。今日はゲストは誰?」


秀作「今日はケイさんです。」


ケイ「やっほー!ケイだよ。」


葵「そういえば私達ってケイさんのフルネーム知らないよね?」


秀作「少々長いけどいいか?」


葵「やっぱ遠慮しときます。」


ケイ「即答!?」


秀作「えっと・・・略称でいうと、ケイ=マレルタル=セヴィッツェス、だよ。」


葵「それで略称なの?」


ケイ「えぇ。全部で276文字だけど、聞く?」


葵「長い!そして中途半端すぎ!」


秀作「いや、しょうがないだろ?神名は難しいんだよ。」


葵「なる程、ってちがぁぁぁぁう!ちょっと作者、あっちで☆O☆HA☆NA☆SI☆しましょうか。」


秀作「ちょ、ケイさん助けて!」


ケイ「・・・強く生きろ、作者。」


秀作「理不尽だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



ー少女、少年(作者)に説教中。ー



ケイ「あ、あら、作者が伸びてしまったわね。仕方ない、そろそろ終わりましょうか。」


葵「そうですね。では、みなさん!」


ケイ、葵「「また次回!」」





秀作「誰か・・・僕助けてよ。」






少々話が突飛過ぎましたね・・・。

あと、またウインドから来ましたね。

現在着々と計画は進んでおります。そのための伏線だと思ってください。

では、今回はここら辺で。

変な作品ですいませんでしたァ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ