プロローグ
こんにちは、高宮秀作です。
この小説は一度紙媒体に書いてから投稿しておりますので、
一時期更新を停止する場合が御座います。
それでもよいとおっしゃって下さる方、
どうぞ、この小説をよろしくお願い致します。
俺は寝坊した。
「!?遅刻!!」
時間は9時15分。既に大遅刻である。
俺は朝食も食べずに家を出る。が、
「あ!忘れ物!」
忘れ物をしたことに気付き、慌てて取りに戻る。
一人暮らしの為、誰も居ないリビングを突っ切って部屋に行く。
その部屋に筆箱を忘れたのだ。
筆箱をひっつかんでもう一度リビングを突っ切って玄関へ。
外に出た俺は自転車に跨がり全力で漕いだ。
9時33分
駅に着いた俺は定期で改札をくぐって電車に乗ろうとする。
だが、その一歩手前で扉は閉まり電車は出発してしまった。
「あ~……」
次の電車まで後10分弱。その5分前には通過電車がある。
俺は暫く黄色い線の辺りで待つことにした。
今思えばそれがいけなかったんだろう。
5分後、通過電車が目に見えてきた。
俺は後ろに下がろうとして…、
トン
「え…?」
俺は線路上に出ていた。
後ろから押されたのだろう。
その間にも、電車はかなりのスピードで近づいていた。
ー俺も終わりか…ー
そう思うのと同時に誰かが
「ーーーーッ!!」
俺の名を呼んだ気がした。
俺の大切な“誰か”。
その“声”が聞こえたのが最後、俺の意識は途絶えた。
高宮秀作です。
1話目投稿です。
自分に文才が無いのが辛いです。
何故だッ!
それはさて置き、この様な小説を読んで頂き誠にありがとう御座います。
前書きでも記した通り、この小説は一度紙媒体に書いてから投稿しております。
更新自体がゆっくりになる場合はありますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。
※プロローグにある男の子の名前は出ませんので、ご注意下さい。