表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

君と僕の出会い<レオ目線>

初めての長文!

私に不得意なもので、途中打ち切る可能性もあります。

ご了承下さい。


それでは!よろしくお願いします!

僕はいつだってボロボロだった。


誰からも見捨てられて、苦しくて仕方なかった。


その苦しみは親のせいだった。

父は、人殺しを犯した。そして父は牢獄行き。

母は、その父をなくし、家計か辛くなり、盗みを働き、そして、自殺。

こんなクズな親が居るせいで、僕は周りから蔑んでいた。

同世代からは、いつも殴られ、蹴られて。

そのうち、僕の体は麻痺して、痛みを感じなくなった。


…………こっちの方が楽でいいのかもな。


だけど、今日のあいつらは狂っていた。

ナイフを片手にひきつった笑顔を浮かべ、歩いてきた。

本能的に、僕は危ないと思った。殺される、とも思うほどに。

「レオ君~今日はナイフであそぼーね?」

「…………ナイフはちょっとやめよーぜ?な?」

さすがに周りの仲間も止めようとした。だが、そんな声は聞こえていないらしい。

目がいかれてやがる。

ーーーー逃げなきゃ!

だが、立ち上がろうにも、足は動かず、只ひたすら、汗をかくことしか出来なかった。恐怖のあまり、声すら出なくなった。


そして、ナイフはフリオロサレタ。


ナイフは僕はの肩に突き刺さる。

肩からは血液が、服にどんどん染み付いていった。

激痛が襲うなか、あいつはもう一度、ナイフを振り下ろそうとした。


その時だった。


僕の前に一人の少女が現れ、あいつのナイフを蹴飛ばした。

ーーーーー助かった。


少女は剣をあいつに向け、言い放った。

「私はこの方のために生まれた。この方を傷つける奴は、だれで在ろうと許すまい。」


鋭い目が、あいつに突き刺さる。


そして、少女は僕にひざまずいた。


周りには人だかりができ、これ以上続けると、あいつらに不利な状況になるので、あいつらは逃げて行った。


「…………ありがとうございます」


僕がそう返すと、少女が柔らかい笑顔を浮かべ、こう言った。


「神のおおせのままに。わたくしめは此処へ参りました。貴方におつかえしましょう」


え?え?え?


僕には何の事かさっぱりだった。

一体何が起こっているんだ?

だが、

僕は今の生活が変わるのなら、なんでもいい。そう思った。


僕は、その一人の少女に、名前を尋ねた。


「君の名前は?どうして僕のところへ?」


少女は首を傾げた。


「私に名前などございません。」


その言葉に、僕は引き付けられた。

この少女は、僕と似ているのではないか、と。

この少女となら、僕は虐められることも、罵られることも、なにもかも、変えられるのではないか、と。


そうか、この少女は、神が僕にくれた゛宝゛なんだね。


「じゃあ、僕が君に名前をあげる。君の名前はリリィ。これからはリリィと名乗るといいよ。………ダメかな?」


すると少女は嬉しそうに頬を緩めた。


「……………ありがとう…ございます。」


少女は涙を流していた。そこまで喜んでくれると、こっちまで嬉しくなってしまう。


「これから、よろしくお願いします。リリィ。」

「はい。レオ様」


様はやめて欲しいと言ったが、リリィはやめることは出来ない、といい、結局やめてくれなかった。


まぁ、いい。ここから、


僕の第二の人生がはじまるんだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ