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4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~最期の世界 編~
53/67

根源

 

「この最奥部コアは、私以外に入れない場所。でも、元々は誰かが使っていたんだろうね…」

夢芽は語る。


「この世界は、全世界を確認できるモニターがある。だから、今までイズミンが見てきた世界は、ぜーんぶ見てきたの♪」

魔源域ダークオリジン、エフティルシパ王国、シェガンゾフ帝国、そして異空間。その全てを夢芽は、この世界の中で見続けていた。

「全員の能力も、全て確認済み。少ない生き残りのみんなのを…ねっ♪」


その全てを、泉美に公表し始める。


「イズミンは“総性造爆オールラウンド

魔法・格闘・気攻 を極めた能力。

それと合わせて“爆膨圧眼スウェルアウト


 鉄雄は“神速攻防ゴッドストリーム

主に射撃、それを極めた能力。

それと合わせて“増強眼クロスアイ


 奈那は“黒炎纏撃ブラックバーン

炎をまとい、操る能力。


 亜久未は“電光操作エレキライト”と“身傷治癒ヒーリング

電気や雷、光を操る能力が電光操作エレキライト

生命力を蘇らせたり、傷を癒したりする能力が身傷治癒ヒーリング


 終矢は“悪魔契約ブラッドバリスタ

悪魔のチカラを借りて、それを酷使する。


 志乃美は“超分析マルチクラッチ

分析力に長けていて、それで対応する能力。


 彩夏は“全逆応インフィニティ”と“空間支配シンクロプレス

他人の能力を逆にして返したり、回路逆流させて能力を封じたりするのが全逆応インフィニティ

空間を支配して、そのチカラを発揮するのが空間支配シンクロプレス

 おまけに彩夏は“人造人間クリーチャー


 円は“多属性マルチチェンジ

いろんな属性の技を司る能力。


 天世は“即予知マルチリード

読心・未来予知、それによってワザを繰り出し、攻防に対応する能力。


 羅宇は“能力創造クリエイト

魔源域ダークオリジンの人達に能力を与えた、能力マイトを創り出す能力。


 バルミは“神速蹴拳マッドフット

蹴りに特化した能力。


 智歌は“覇魔歌唱アナイヒレイト

歌詞に乗せた言葉通りに能力を発揮する能力。実質上は最強の1人だね♪


 そして、シェガンゾフ一族は“無源魔能アルケミック

魔法や超能力のような前触れを必要とせず、異次元の何か・・を利用して発揮する能力。


 …今までの全てを、私は見てきたの♪


 でもね? 初めて知ったのは、イズミンと鉄雄が特別な存在・・・・・だってこと、かな」


「…特別な存在…?」

泉美は疑問に思うが、それはすぐに分かった。

「…私とテッちゃんだけが、


禍々しき呪いの眼エンシェントブラックアイ


 を持ってる事が関係してるよね…」


「そうなんだよ~!」

まさしく、という感じで夢芽は頷く。


「今まで、そんなの聞いたことなかったし、イズミンと鉄雄だけは、私の中でイレギュラー・・・・・・だったんだ~…」


また、いきなり意味不明な事を言い始める。


「…イレギュラー?」

泉美は質問する。それに夢芽は答える。


「そもそも裏世界の国は、魔法・魔術・超能力で成り立っていたから…そこにイズミンと鉄雄が現れて、新たな“混在人間ミックス”という存在が確認されて…世界が歪んだの。それは、鉄雄の行動によって起こされた…」


どうやら、鉄雄が破壊神ダークマターとして活動し始めてから、世界は急激に変わったそうだ。


「そこからかな? 二輝幻将ツインフラッシュ移次元警官ナイトポリス、そしてシェガンゾフ一族の“壊星団アットモスト”という団体が作られ始めて、それぞれの目的のもとに活動。でも、どの組織も、最終的な目的は、


 地球を破壊して、1から作り直す


っていうモノだった…。」


「…正義を語った悪、ということね…」

今までの全てが、正義を語った悪の所業だと知り、複雑な気分になる泉美。


夢芽は語り続ける。

「だけど、それら全てが、イズミンと仲間たちのおかげで、全て平和に治まった。これは私にとって最高の展開だよ~♪」

感謝の気持ちを泉美に送る夢芽。


「…でも、よくこんな世界で、孤独で過ごせたよな…」

「それはもちろん、生まれた場所だからねぇ♪ 退屈しないよ、ここ♪」

そして夢芽は、話を変える。


「イズミンだけには、私の生まれた場所・・・・・・を見せてあげるよ。私の姉ちゃんだから、特別にねっ♪」

ウィンクし、その場所へと連れて行く。




そして、その場所にたどり着く。

すると…


「なっ…!?」





そこにあったのは、驚きの光景だった…………


 

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