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4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~破壊神 編~
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悪夢

 

破壊神である、鉄雄とバルミ。

2人は息を整えて、傍受されることのない精神会話(テレパシー)で少し話す。

『アンタ、名前は?』

『バルミッフェ・ニダ・エフティルシパ』

『エフティルシパ!? あの大帝国の…!?』

鉄雄も、どうやらエフティルシパ家を知っているようだ。

『そう、国王の一人娘だ。今は亡き国王だが…』

どうやら国王も災害に巻き込まれて亡くなっていたようだ。

『そうか。…にしても、バルミッフェは何故オレの名を知ってんだ?』

それは確かに疑問だった。

遭遇して間もなく何も話してなかったのに、突然、鉄雄のフルネームを呼んでいたからだ。

その質問にバルミは、こう答える。


『私の“右眼”に、他人の事を透視する能力がある。それで名前と、事の全てを読んだ』


バルミは、それのことを透視の魔眼(シースルー)と呼んでいる。

『なるほどな…』

バルミの特殊能力を理解し、そして同時に精神会話(テレパシー)を解除し、本題を話す。


「なぁ、バルミッフェ…。今ここにいる超能力者を、協力して全員倒さないか?」

なんと、泉美すらも巻き込む発言をした。

「そうだな。邪魔する奴は片っ端から消そう!」

バルミは能力を開放し、戦闘態勢。


「鉄雄…、どうしても破壊活動するのなら、絶対に止める!」

泉美も能力を開放し、戦闘態勢になる。

「邪魔するのなら、たとえ泉美でも倒す…」

たとえ幼なじみでも、そこは譲れないようだ。


そんな時だった。

何やら鉄雄とバルミを謎の光が包み込み…


「な、何!? これ…っ」

泉美は、真っ先に気付き、戦闘態勢に。


「…ちっ」

次に終矢も気付き、戦闘態勢になる。


「…これは、もしかして…っ!」

続いて彩夏も気付き、戦闘態勢に入る。


「…っ!? まさか…」

綾巻は、その謎の威圧感に圧倒されながらも戦闘態勢に。


…鉄雄とバルミの2人が同調(シンクロ)し、オーラが数十倍に膨れ上がったのである。

鉄雄が増強眼(クロスアイ)を使った訳でもなく、


“同じ目的の者同士が(セイムパーパス)成し得る心の同調(シンクロナイズ)”


という、伝説の同調(シンクロ)が目を覚ましたのだ。

「くっ…!!」

気付いたときには時すでに遅し。泉美らは威圧感に押しつぶされていた。

そして更に、鉄雄は増強眼(クロスアイ)を重ね、3人を圧倒した。

「まさか、バルミと同調(シンクロ)するとはな…!」


裏世界に再び、悪夢が訪れようとしていた…-----


 

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