第11話 流石のCランク!来
部活入ったらこんなんなった
「Cランクですね、来さん」
「あぁ、Cランクだ、まごうかたなきな」
「カードに書いてあるんだから間違うわけないじゃない☆」
「流石、「ライだな」……クルガ…」
『早いね、凄い』
ジェットブラック・ドラゴンを倒したおかげで俺の評価が上がり、幾日でCランクへと昇進した。わけではなく、ギルドの依頼を黙々とこなした結果である。
努力で得たものは何事にも代え難いのである。………
「…なぁラーテムさんや…?」
「なんでしょう来さん?」
「少し……
『「「「地味だな(ですね)(だね☆)」」」」』
……ですよね」
なんだよコツコツってよぉぉぉ!
なんか起きろよ!襲ってこいよ闇烏!報酬の5万ラフは(ラーテムのおかげで)無いんだよぉぉ!ただただ!毎日!ギルドへ通い!Cランク!「なんっっだそれ!?」
「こ、声にでてますよー…?」
「ただ飯食らいはだまれぃっ!」
「私Dランクになりましたけど?」
「ちょっと即身仏になってくる」
◉ ◎ ◉
「ふぃー、悟った悟った」
『そんなサウナ感覚で…』
「サウナってなんだ?」
『ラレフは平民だからわからないよねごめん』
「き、キャリーにいいつけてやるぅー!」
子供か。
「と、とにかくっ、地道にコツコツやることも重要なんですよ?町のために!」
「町のため……?俺はなんでここにいるんだ?」
「遂にとち狂いましたか来さん」
「ん…俺が勝手に連れてきて……そのままズルズルと…」
「ここにいて……」
『地味にCランク…』
「なんで俺ギルド登録してんの?」
『クルガに流されたんでしょ』
……俺の人生は勢いとチートによって創られている。
◎ ◉ ◎ ◉ ◎
「とにかく!俺は!外に!出る!」
「ならメリストイに行きましょ☆」
「メリストイ…美味しい物、ありますか?」
「バッカ城下町だぞラーテムちゃん」
「ああ、素晴らしい所だぞ」
『美味しいもの、あるよ』
「素晴らしいですねラレフさん」
食い物で判断するなよ。
◉ ◎ ◉
「メリストイか、行って見たいなぁ」
「美味しいものがあるならどこへでも付いて行きます!」
「ちょうど俺らも「メリストイに用事があってな、行こうかと思ってたんだ」…ラレフこのやろう」
おかしいな。《白い翼》とは割としんみりした別れを最近したはずなんだけどずっと一緒にいるな。あれかな、お約束なのかな。
そんな事を考えていると、アリサさんがやってきて…
「その前にアナタ達、三羽烏がどこにいるか知らない?」
三羽烏というのは先の事件の闇烏の三人の事だ。誰かに操られていたらしく、目が覚めた時にはことの重大さが分かり改心、身寄りも無いため〈うさぎ亭〉にて働くこととなった。ルビの通り三馬鹿である。
「いや…朝から見てな……」
「「「すんませんちょうちょ追っかけてたら遅くなりました!!」」」
馬鹿である。
「三人寄れば文殊の知恵、撤回するわ…☆」
『姉さん含み笑いはやめて』
◉ ◎ ◉ ◎
「メリストイに行くなら私の妹がいるから訪ねてちょうだいね」
「分かったよマイハニー「気持ち悪い」」
「行ってくるよマイハニー!」
「うん!アナタ行ってらっしゃい!」
言わずもがな前者はクルガさん、後者はラレフさんである。どちらも妻が人間でないこと以外全て違う。ような気がする。
「行きますよ来さん!」もっちゃもっちゃ
「お、おう」
弁当食べんな。
◉ ◎ ◉ ◎ ◉
「あ、パーティ組んでおけば?」
「そうですね、キャリーさーん」
「あ、アタシも入るー☆」
「マジですか」
というわけで(どういう訳で?)
リーダー:飯島来
サブリーダー:ラーテム
賑やかし:ミライ・ハンマー
にてパーティの完成である。名前は管理の関係で四人から決められるらしい。
「賑やかしって!?☆」
次の目的地はメリストイ。楽しいチートの旅になりますように。
ムルギリア編唐突な完結。
新たな仲間と共にメリストイへ。
ちなみに三羽烏は状況が分からず会話に入っていけないので無言です。置いてけぼりです。




