9話目 狩りつく……した?2
ようやくです。
ドラゴンの名前は色・ドラゴンが基本です。
「ふぃー、食った食ったぁ…」
「お、お腹がキツイです、来さん」
「そりゃ…お前の自業自得だろ…」
かく言う俺も腹きっっつ!食い過ぎた!
特にあれだ!「Dランク:ヤゴガニの粗塩擦り素揚げ」!腹にめっちゃたまる…動けない…
「いや、ライ、ラーテム…」
「な、なんですか?ラレフさん?」
「あぁ、ラレフの言いたい事は分かるぞ、うん」
『魔力で消し飛ばせば?お腹の中』
「「………その考えはありませんでした」」
なんて斬新な考えっ、元野生?と元地球人だ、思いつかないよなぁ…
『バカなだけ…』
来 は この前覚えた するー を 使った !
「がはははっ!逃げんなよっ」
「そーだぞ、魔力は手足の様に使わなきゃなっ」
『大事、だよ』
しかし まわりこまれて しまった !
「さ、魔力の特訓だ!」
「「えー」」
俺たちの特訓が始ま
らない!
《うさぎ亭》にいた冒険者全員の気が張り詰める!突如!
グルワァァァァァァ!!!
「なんだよ、これ!?」
「嘘だろ…っ!?」
「まさか…っ!」
ムルギリアの繁華に似合わない、漆黒!
ペールブルー・ドラゴンよりも大きな体躯!
Pランク:〈ジェットブラック・ドラゴン〉
…そのまんまじゃぁねえか!!
しかし、
「…………………」
無音。誰の声も聞こえない。無効果な俺以外は。
解析すると、
スキル:無音の警報
能力:自分以外の周りの生物の聴覚を消し去る。範囲は任意。
かなり厄介だ。何がって、へたに実力を出しづらい事と、
連携ができないために…
「(お前っ、どこ動いてんだよっ)」
「(てめぇはどこ見てんだっ!)」
「(何言ってるかわかんねぇよ!)」
なんて事になる。
元々仲間意識なんて物はない冒険者、さらに無音状態だ、負ける、よなぁ…仕方ない、朝から戦闘が続くのは疲れる…
「(らぁぁぁぁ!)」
「(ぐらぁぁぁぁ!!)」
『………………』
おぉっ!流石《白い翼》!連携出来ている!
…しかしあの双子は念話で意思疎通してるな。何か隠してる事がある…?
だが、やっぱり…攻撃力が足りないな…
(ギャァァォォォォァアアア!!!!)
魔法で一気に片を付けるか…っ!?
と、ふとドラゴンの上を見る。人だ。全員黒服で白髪。異様な光景だ…
「はっはっはぁーーっ!!」
「俺ら闇烏の勝ちだぜぇぇ!」
「あっ、馬鹿、言うんじゃあねぇよ!」
ジェットブラック・ドラゴンを操ってスキルの範囲を変更しているのか…。
闇烏….アングラな組織なのかな…
久しぶりにラーテムが口を開く。
「闇烏の事は分かり…ませんが…ジェットブラック・ドラゴンは…かなりやばいです!たった一体で村を全滅させる…程の…力がっ」
ラーテムが力無く倒れこむ。
「おいラーテム!?ラーテム!!」
「上位のドラゴンには、げほっ、逆らえ、ま、せ……」そのまま、気を失う。
闇烏が嘲る様に言う。
「はっ!たかがグリーンモス・ドラゴンだぁ!ジェットブラック・ドラゴンの覇気に負けたんだろぉがよぉ!」
「あいつ、グリーンモス・ドラゴンだったのか!売るならラフが青天井じゃないか!?」
「楽しみって、やつだねぇ!」
くそっ、よくもラーテムをっ!
「くっ!てめぇらなんざぁ俺の魔法一発で…っ」
「あぁっ!?遅えよ!!食らえ、俺の魔法!フルバースト!」地鳴り!地を操るのか!
闇烏のもう二人は、
「「魔法強化のスキル!!」」スキルかよ!
ドドドドドドドドドぉぉぉ!!!!
《うさぎ亭》が、地形変化…してく…威力だけなら俺の1/1000(…)!!
「(あぁ、私の《うさぎ亭》がっ!!)」
アリサさん…、心中お察しします。でも!
「そんなの、関係ねぇぇぇ!ぜってえ仕留める!!」
こっちだって、フルバーストで!!
◎ ◉ ◎
………………………仕留められなかった。
恐らく。発動していたならば。来がジェットブラック・ドラゴンごと、闇烏と名乗るグループごと、破壊出来ただろう。しかし、できなかった。
なぜなら。
「そのスキル、もーらいっ☆」
この、少女が。
ひゅぅっ
お世辞にも強いとは言えない風魔法を。
「アタシが目の前にいるんだよ?敬え。あがなえ!!!」スキル強化!!
ぴっっっーーーー
圧倒的質量の風の刃へ変化させ。
とすっっ
「弱いねぇ…弱い弱い…」
漆黒の竜を降した。
「な、んだよこいつ…っ!聞いてねぇよぉ!!!」
「お、おい、上に報告しなきゃ…!」
「殺され…」
あいつら、逃げる気かよっ!
「待てよ、ラーテムの敵だろ?」
ドゴっ
「「「ぐはぁ…」」」
◎ ◉ ◎ ◉
闇烏を縛ったあと。やはり気になるあの少女。
「おい、ライ、なんだこの嬢ちゃん…」
「俺も知らないですよ…」
何処かで見たことがある気がするんだけどなぁ…
「しかし…かなり、凄いな…」
「そうね、だから早くその三人を私に回して?ブチ○すから」「落ち着けアリサ言葉がおかしい」
因みに《うさぎ亭》は壊滅的だ。
『姉、さん……なんで、ここに』
「「「「「姉さん!!??」」」」
「うん!久しぶり!アメルル、アストリ!」
『ひ、久しぶり…』
衝撃だ。そして双子は少し苦手なのか?
「んじゃ、改めて自己紹介☆
1000万ラフのハンマー家とか言われてる
ハンマー家長女、ミライ・ハンマーです☆」
「ハンマー家ぇぇえええ!!!???」
無音状態が長かったからか。絶叫した《うさぎ亭》に居る皆だった。
そしてラーテム、起きろ。そろそろ寝てるのは分かってるんだぞ。
「うーん、ごはぁん…」
片方を凍結させたのはこれが理由でもあります。
次回は説明など。




