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別れ道

そこら中を飛び回りクラスメイトを探す小野



その陰には…



「まず第一に捕まらない…というより見つからないこと!!」


「は、はい…」


「アイツに見つかったらもうその時点でゲームオーバーだと思って」


「……」



火鎚は全力で首を上下に振っている



「…じゃあ」

「私は左」



「ぼ、ボクは右…」



「私が…真ん中」







     ""それじゃあ、また後で!!!""






______________________





「(本当に、これでよかったのかな)」



草陰に身を隠す三池目



「(…2人とも、大丈夫かな…)」






「…………うん、あはは…クヨクヨしてても仕方ないよね」

「よし!!まずは安全に身を隠せる場所を…」





そんな三池目の背後に迫る陰が一つ…






「みったん…?」




「うわぁっ!?!?」



「ちょ、声大きめ!!」


「あ、ご、ごめん…」



そこにいたのは菊理モモ

ーーミツハの大親友である



「ってかこの辺やばめ…」



「静かにっ」


「フゴッ」




「………チッ」




「ありゃ相当怒ってんし…」

「みったんなんかやらかしめ?

禁断の三角関係やってんし?」



「めっちゃやらかしめ…」

(主に日武ちゃんが…)


「ってやってないわ!!!!」




「あらら、早く隠れんし」


「だね…」ニヤニヤすんなー




______________________

同時刻一方右の道では…



「……ハァ、ハァ」

「そ、そろそろ、ハァ、隠れよう、かな」


「あ、あそこの岩陰、いい感じかも…」



抜き足差し足忍び足…そんな声が聞こえてきそうな歩き方で岩陰に向かう火鎚。



一歩…二歩…三歩……


おや、残り数歩のところでなにかハプニングがおき



「う、うわぁぁぁぁあああああ!!!」



「(や、やばいやばいやばいやばい!!!)」

「(く、屈魔の基地があるなんて聞いてない…!!!)」






★雨ちゃんによる豆知識★


◯屈魔ーーーーくま


 みんなの知るあの熊が何者かの魔法によって魔法が使えるようになった状態のことダゾ☆






「(ど、どうしよう…!!!!こ、このままじゃ…)」





「「く、屈魔に殺されるー!!!!!!!」」


「へっ?」「えっ?」




「あ、お、お前はクラスメイトの…!!なんだっけ?」


「ひ、火鎚です…」



「あー!そうそう!あのしっかり者のヘタレ真面目くん!いつか話しかけてみようと思ってたんだよね!」

「僕は竹形ミナ!よろしくね!カグラくん!」


「…って、名前覚えてるんじゃ…」



「まぁまぁ!僕はミナって呼んで!」



(ち、近い…!!)

「み、ミナ…くん」


「…んふふ」




こんなのほほんとした雰囲気の2人だが足は675本の残像が見えるほど早く動いている


なんなら実際に生えてる


(い、いや生えてないよ…!!!!)




「…で、どうしよー!!!!」


「こ、声大きいよ…!ミナくん…」



「そんなこと言ったって…!!このままじゃ僕たち小野っち云々の前に屈魔のお腹の中だよ!?」


「…」



「なんとかできないかな…」

「疲れてきたよー!!」



「も、もうちょい頑張ろう……もしかしたら打開策を思いつくかも…」



「た、確かに…!!」

「よし、カグラくん!全力疾走だー!」




______________________

同時期真ん中の道では…





「(なんやかんやで初めて1人で行動するな)」



涼しい顔してこう言っているが実際は必死の覚悟で木に登ったはいいものの降りれなくなっている日武モトの姿が…



「(足が震える…自己紹介の時より震える…)」



「(…なんというか、随分、あの2人…いや、なんなら3人に絆されたみたいだ)」


「(こんな訳わかんないとこで、今こうして私がなんやかんやで楽しめてるのも、みんなのお陰だな…)」




「な、なーんてね、あはは…」





感動的に黄昏る日武の足元に通る陰が一つ…





「………ん?誰かいるのか?」





「(びっ、びっくりした…)」

「(こ、これは助けてもらうチャンスだ…!!)」



「こ、ここです!!ここに居ます!!」







「あ、ありがとうございます…危うくあそこで木の一部になるとこでした…」



「大丈夫大丈夫、気にすんな。これが俺の仕事だし」


「仕事?」


「あぁ、うん。俺は国達、国達トコ。一応警察官。

ここの警備員をやらせてもらってるよ」


「へぇ…警察なんですね」



「そういえば君のことは理事長から聞いてるよ」

「"魔法を使えない人間が入学する"って」

「んま、どんな厳ついのが来んのかと思ったら…」

「まさか子鹿ちゃんとはね…」



「子鹿ちゃん…」




まぁまぁ!と日武の肩に手を置き会話を続ける国達




「ここのこと、まだあんま知らないでしょ?」


「そうですね…」


「ならさ、今度一緒に街に行こうよ」

「俺が連れてってあげるよ」



そういいニヒルに笑う国達



「い、いいんですか…!?」





「あぁ、約束、だな」



「…はい!!」




その途端、風が吹き荒れた



「うわっ」


「おぉ」風つえー





「結構話し込んじゃいましたね…」



「だなぁ…」

「というか…なんで木の上なんかに居たんだ?」


「あっ」







____________________________








「ちょ、ちょちょちょ、まじ死ぬし…!!!」



「お、小野!!!、あ、あんたねぇ!!」

「こんなことしてどうするつもりよ!!!」









「……どうもこうもねぇよ。



只、一寸お前らの仲良しごっこに付き合ってやろうかとな……ハハッ」





小野はそう乾いた笑いを漏らした。




「サァサァ!!もっと逃げろよ!!雑草共!!」



こうして恐怖の鬼ごっこは本格的に幕を開けた

菊理モモ-くくりもも


竹形ミナ-たけかたみな


国達トコ-くにたちとこ

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