表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
27/43

第27話 配信 ~最強になったアナト~

「さぁ、想定していた全てのポイントを回っていまだに2つしかアイテムをゲットできない中、なんとこの美少女を温泉に誘った魔法剣士アナト!ダメだよアナト!ボクたちまだ早いよ!!!果たして彼の運命はいかに!?きゃ~~~~」


 ???:ついに来た!お色気サービス回か???

 ???:遊神の入浴シーンなんてロリなだけでそんなに見たいのでしょうか?

 ???:遊神ちゃんペロペロ(うっとり)

 ???:ーーーーーーーー

 ???:おい!大丈夫か?しっかりしろ?ダメだこいつ。ショックで気絶してら~。


 ……2番目は誰だ。〇にたいようだね……。


「遊神……ぺたんこ……」

「うるさいよ戯神!!!!」

「ふふん……」

 なに胸張ってるんだよ、くそ~~~~。

 ボクだっていつか!



「見ろ!あいつらだ!」

 なんだよクソおやじ、と思いながら画面を見たら、そこに映っていたのはどこかの冒険者パーティーだ。

 戦士っぽいのと、魔導士っぽいのが2人と、それから盗賊か。

 誰だ?


 これは配信を切った方がいいだろうか?

 そう思ってクソおやじ……うん、えーと冥神さまだね。あまり失礼なことを続けるとさすがにマズいからちゃんと呼ぼう。

 冥神さまは画面の前のテーブルに座って眺めていた。

 配信を切るつもりなんて全くないらしい。


 ???:誰だこいつら?

 ???:なんか余裕がなさそうな人間たちだな。

 ???:だいぶ疲れてるようだが。


「あれは……アナトを追放したやつら……許すまじ……」

「えっ?いや、待って戯神!」

 さすがに普通の人間には手を出さないと思うけど、一応止めておく。


「ぐぉお……なぜ……」

 ボクの制止を無視して冥神さまの首を絞める戯神……

 

「いや、なんでだよ!やめて戯神!ストーーップ!!」

「ふん……」

 あぁ、あれか。アナトがパーティーを追放されたのは冥神さまのせいだもんね。


 ???:アナトの仲間だったやつらなのか?

 ???:なんで戯神ちゃんが怒ってるんだドキドキ

 ???:そこドキドキすんな!

 ???:戯神ちゃん可愛すぎて……俺の首も絞めて(うっとり)


 っていうか、あそこであんなに火を使って進んだらやばいのに、知らないのかな?

 それか、フロストウッドガーディアンが目的なのか?


 バカなのかな?

 あの人たちで倒せるわけがないよ??

 どう見ても弱そうなんだけど。

 スキルを使えないアナトと同じくらいの強さじゃあ、なにもできないはずなのに。

 


 そんな人間(?)パーティの前に登場するフロストウッドガーディアン。

 当たり前だよ。ヘイト稼ぎすぎ。


 ???:あっ、白魔導士が倒れたのに無視して全員逃げた。

 ???:酷すぎるだろう。

 ???:あの子やばくない?踏まれるよ?

 ???:遊神ちゃんか戯神ちゃんが踏んでくれないかな???あ~!!!


 『あ~!!!』じゃないよバカ!

 さすがにそんなグロ映像、配信できないよ!!?って思ったけど、フロストウッドガーディアンはあの子を無視して逃げた3人を追っていった。


 ???:あぁよかった。

 ???:なんでフロストウッドガーディアンはスルーしたんだ?

 ???:あの子は森に入ってからただ歩いてるだけだったからヘイトがなかったんじゃないか?

 ???:なるほど。

 ???:俺も遊神ちゃんのヘイト稼いだら踏んでくれるかな?ドキドキ うわぁ!(ピクピク)


 とりあえずシャドーボクシングだ……。


 ???:(なんで遊神ちゃんが異世界の概念を?)

 ???:(知らんけど、怖えぇえぇぇぇええええええええ)


 そしてフロストウッドガーディアンはダンジョンの外に出た人間のうち2人を吹っ飛ばした後、もう1人を追って温泉街の方に向かった。


 勘弁してくれよ。

 せっかくアナトとボクの化身がのんびりしようとしてるのにさ!


 そこで映像が切り替わった。

 ここはギルドかな?


 ???:やばいぞ!逃げるんだ遊神ちゃん!!!

 ???:おい、アナト!気付け、俺達の声に!!!

 


「ダメだから。気付かせちゃダメだから!!!」


 ???:あぁ、強制依頼だってさ。

 ???:強制依頼ってなんだ?

 ???:あの状況で強制なんだからフロストウッドガーディアンと戦わされるんじゃないか?

 ???:逃げて~!遊神ちゃん逃げて~!!遊神ちゃんはギルド員じゃないだろ~!!!


「そうだけど、アナトだけおいて逃げたりしないよ?」


 ???:え?前にダンジョンとかで……ってうわぁ!(ピクピク) 


「ん?」

 なんかいろいろと殴りたい時ってあるよね。シュッシュッ!!


 ???:おぃ!みんな今こそ応援するんだ!

 ???:そうだな!今こそだ!

 ???:誰かスキル解放に投入できる晶貨を持ってるの???

 ???:(し~~~~~~ん)


「使えねぇ~~~!」

 晶貨は主に人間たちが使っている古代神さまが作った魔道具だ。

 だから神たちはあまり持っていない。

 なんで冥神さまと火神さまはアナトへの支援方法を晶貨に設定したんだろう。

 運営への投げ銭は主に魔力なのに……。


 ???:そんな都合よく高額な晶貨は持っていない……

 ???:みんなそうなのかい?

 ::::::えっ??????


「え?」

 この声は……。


 ???:だったら私が彼を支援しようか?


「あ~剣神くんだよね。晶貨ある?」


 ???:久しいな遊神よ。元気そうでなによりだ。もちろん旅を続けている私は晶貨も持っているさ。


「ありがとう♡」


 ???:なんだと?くそ~~~剣神め!!!

 ???:(呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い)

 ???:うわぁなんだよ!?


「あはははは。なんかごめんね、剣神くん」

 ちなみに剣神くんはボクの昔からの友達だ。

 ほぼ同じころに生み出された2級神だからね。


 ???:あぁ、いいさ。人気者になったみたいだな。それでは……

 ???:ちょ~っと待ったぁ!!!!!ここは俺が先だ!行っけえぇぇええぇぇぇえええええええ!!!!


 えっ?おぉ~赤いスキル本が来たよ。誰だよと思ったら祭神か。ノリがいいね。


 ???:いいのかな?じゃあ、私も投げるよ。


 剣神くんが送ってくれたのも赤いスキル本だ。


 ???:まったくみんな。攻撃ばかりではアナトさんが死んでしまいますよ?私はこれを贈りましょう。


 まさかの月神……。しかも彼女のも赤いスキル本だ。


 まぁいっか。選べたってことはアナトが使っても問題ないってことだもんね。

 そもそも封印されているのがおかしいのであって、全部使えてしかるべきなんだしね。

 どこかの魔神とか、古代神とか出てこないよね……?

 


 まぁいいや。あんまり時間がないしえいっ!!!

 ボクは3つのスキル本を化身に送っておいた。


 今度はちゃんと確認して渡してね~。

 って、ちゃんと見なかったボクも悪いけど、なにをあげてるんだよ!

 アナトはよくわかってないし、化身も普通にあげちゃってるけど、アレすごいだろ!


 もうアナトの戦力が人間を超えていってるよ!!!

 いや、封印されてなければもともと超えてたんだけどね。






 当然ながらアナトはあっさりフロストウッドガーディアンを倒した。



 ???:ほえぇぇええええ。強すぎじゃね???

 ???:いやでも、最初に火神様が言ってたけど、もともとあの人間が持ってるスキルなんだろ?だったら許容範囲じゃないか?

 ???:いやしかし……あのクラスのボスモンスターを一瞬で倒せるとか、人間どもの評価でいけば軽くSランクを超えているような……。


 うん、そうだよね。ボクもそう思うよ。


 アナト……いつの間にか人類最強クラスなんじゃないかな???

 それだけ頑張ってスキルをゲットしてきたってことだしね。

 それが使えないなんて、むしろ嫌がらせをずっと受けてきたみたいなものだし。

 

 アナトは頑張ったんだしいいよね♡

 それでこそボクの選んだ男だね♡♡♡



 ???:えっ?おい!待って!!!

 ???:だめだだめだだめだだめだだめだ!!!!

 ???:お前らいつも同じ反応してるよな……。

 ???:のおぉぉぉぉおおおぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

 ???:いや、新鮮な反応とかを求めてるわけじゃないから。

読んでいただいてありがとうございます!


続きが気になる!と思っていただけた方は、ぜひブックマークに追加、↓の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価等、応援よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ