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僕と君との物語  作者: 弐栞肆織
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記憶

澪栞に届いた手紙を見て蒔羅渚島へ行くことになった。澪栞と僕、手紙の内容は結婚式の招待状だった。ただ、何故澪栞の元へと届いたのか、澪栞本人もわかってない。

そう言えば。そうだったな。あの事件以来僕以外の事を忘れていたらしい。何故僕だけを覚えていたのか、これもまた偶然なのか、必然なのか。まあ、これも澪栞のお母さんが知ってる秘密。その後、お母さんも亡くなってしまった。聞く相手が…。いや、いたな。澪栞の祖父母に当たる方がいた。ただ、何処に住んでるのか。まず生きてるのかにもよる。



 島に行くことになった僕は1週間分の着替えや必要な物を持って自宅を出て澪栞みおりの分も用意して日本を出た。言わば離陸。

「なあ、澪栞。島に1週間も居てどうするんだ?結婚式なんて正直2日もあれば充分だろ?」

正直、結婚式が何日かかるかすらも分かってない。僕にとっては結婚する意味が分からない。無縁だ。

「結婚式が終わってからパーティみたいなこともするから1週間何だよ。そこには天才と能力者である人達も来てるらしいよ。その人達の名前が…。」

 何だっけな、と呟き。手紙を見た。

「南雲楓弥この人は頭脳派でね。分からないことは無いって位の人らしいよ。正直、噂らしいけど」

南雲楓弥さんか。

「んでもう二人目、明石喜海彩って言う人何だけど、天才は天才らしいんだけど、能力者の方に当たるかな?見た人はいないらしい。まるで幽霊だね。」クスクスと笑って言う。

「あれ、見た人もいないのに天才っておかしくないか?証拠、証言、証憑が必要だけど?」

「よく見抜いたね。」

 見抜くも何も能力者や天才って大抵ずれてる奴ら多いんだよな。

「そうだね。見た人もいないってのは本当らしい。んで見た人もいないのに何故天才こと能力者として言われてるか、その親が明石哀彩が天才こと能力者だったからだよ。」

「だった?」

 聞いたことある。明石哀彩。普通に極一般的に有名な人。その息子だって?ってことは哀彩さんに妻が居た。妻が居たとは公表されていない。初耳だ。

「いや、ちょ、待って哀彩さんって妻らしき人はいたのかよ?」

「うん。いるらしいよ。手紙が来た時にはそのような事も書いてあったしね。」

 ふうん。まあ、いたら動向どうでも良いけど。これも偶然なのか、必然なのかね。

「あと3人は誰だよ。」

澪栞に質問をした。

「あと3人はわかんないけど、名前だけでも言っておくよ。」

「「澪莉坂好徳」、「陽葵陽夏優梨」、「藍藤信詠」だよ。」

「のぶながって織田信長の、のぶながか?」

「んにゃ。違うよ。のぶは信長の信でながは朗詠のえいの字に当たるね。」

 ふうん。変わった漢字だな。しかも名前も。他の二人に比べればましな方か。あいつ以上の名前の酷さは居ないだろうし。「島にもうすぐ着くよ。兄さん。」僕の肩をポンポンと触れて言った。

島に到着して、すぐ様に話しかけてきた、爺さん。この方は一体。

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