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7話 みんなおねしょ

 目を覚ますと、突然私の肩を触る感触を感じた。布団の位置からして、私の肩に触れたのは美奈だ。

「おはよう美奈」

「おはよう風香、もしまだおねしょしてなかったら今おむつにしていいんだよ?」

美奈が若干ニヤニヤしながらそんなことを私の耳元で囁く。たまに美奈が見せるこういったSっ気の強いところにはゾクッとする。

私はちょっと頬を赤らめながらも、コクリと頷いた。

それから私は下半身にぎゅっと力を込める。

寝ながらだと上手く力が入らずにおしっこがすぐには出なかったが、美奈が私のおしっこの出口をオムツの上から触ると、いとも簡単に私のおもらしは始まった。


 布団の中でおむつにおもらし。

布団にまで濡れだしていかないかとても心配になりついつい手を当てて確認してしまうが、大丈夫なようだった。

依然として美奈の手の位置は変わらずわたしのおしっこの出口にあり、わたしのおしっこの温もりと水圧が全て感じられているようでとても恥ずかしい。

寝たままオムツにするおしっこはオムツにあたり重量でおしりの方に落ちていく。

そして、すぐには吸収されなかった分のおしっこがオムツにあたった衝撃で私の下腹部のあたりも温める。

徐々におしっこの水圧が弱くなり、布団の向こう側から聞こえるちょろちょろという音も徐々に小さくなる。おもらしを終えたとき私は一度身震いをした。


 「いっぱい出たね。気持ちよかった?」

「う、うん……」

私はおもらしの気持ちよさによる興奮でぼーっとしていて、美奈のその言葉に二つ返事しかできなかった。未だに心臓が激しく拍動している。

あぁ、とうとう美奈に私がこんな変態さんだっていうことがバレちゃったんだ……


 「ねえ風香。私も今からおしっこするから、手を当てて……」

「い、いいの?」

衝撃だった。あの雪の日に私が美奈のおしっこの匂いを嗅いでいたように、私はおもらしやおむつだけでなく、おしっこにも興味があったため、美奈のその言葉は私をより興奮させる。

思ってもいなかった言葉に驚いていて固まっていた私の手を美奈がぎゅっとつかんでおむつに当てさせた。私の手にはすでに若干湿っていてぷにぷにになっているおむつの感触が伝わってくる。さらに私の手にはすこし冷えていた美奈のおしっこの冷たさが伝わってきた。

「も、もうおもらししちゃいそうだから……」

美奈のそんな一言がとても私をドキドキさせる。


 その一言の後すぐに私の手のひらにかすかな振動が伝わる。そんな振動が続く中、どんどんと私の手のひらの中は温まっていく。

おねしょから時間が経ち冷えていたおむつが再び美奈のおしっこにより温められているようだ。

私は居ても立っても居られなくなり、布団の中を覗き込む。

薄暗い布団の中で、私の手のひらの近くを見ると、そこにはぷっくりと膨れているおむつがあった。布団にもぐると、美奈のおしっこの臭い、おしっこの音がよく感じられる。


 (もうすこし顔を近づけたい)

私の欲望と本能はもう止められないほどに増幅されていた。

顔を近づけると、より美奈のおしっこの臭いと音が伝わってくる。

だめ、愛おしい……

私は美奈の腰元に思わず抱き着いた。

そして私は美奈が体を震わすその時まで抱き着いたままでいた。


 私が布団から顔を出すと、美奈が今までに見たことないほどに顔を赤くしていた。

「ふ、風香、ちかづきすぎだよぉ……」

「ご、ごめん!」

そうして私も頬を赤らめた。

私たちはお互いのぷっくりと膨れた紙おむつに手を当てながら再び眠りにつく。

よかった。美奈もすこしおむつが好きなのかな……


 

 「ど、ど、どうしよ!!!」

美奈とは逆の方向つまり麻衣の方向からそんな声が聞こえてきて私は目を覚ました。

私は目をこすりながら上体を起こし、麻衣のことを見てみると、ただならぬ雰囲気で慌てているようだった。

「どうしたの??」

私のその声に合わせて美奈も麻衣に同じ質問をする。

その時、おむつにおしっこをした時とは違ったおしっこの臭いが私の鼻をくすぐった。


 「もしかしておねしょ?」

私がそう言うと、麻衣はハッと驚いた顔をして、その直後に目に涙をためていた。

「だ、大丈夫だよ! 私もおねしょしちゃってるし」

美奈がパジャマのズボンをおろしぷっくりと膨らんだおむつを麻衣に見せていた。

どうしよ…… 私がおむつをしていることは麻衣には知られたくないけど、美奈だけに恥ずかしい思いをさせるのはダメだよね……


 私は意を決して美奈と同じようにパジャマを降ろして、おむつをあらわにした。

「麻衣! 私もおねしょしちゃってるから……」

その瞬間、麻衣は表情を変えて、とても驚く。

「えっ、風香もおむつしてたんだ……」

私は言葉に出されると恥ずかしくなり、何も言えなくてただただ頷いた。

「よかった。みんなおねしょしてたんだ……」

「そうだよ! だから謝らなくていいからね! ほら風邪ひいちゃうから早く着替えよっか」

美奈のその言葉から美奈ととてもやさしい性格がひしひしと伝わってきた。

私は何度もこの美奈のやさしさにすくわれたんだ……

昨日の夜だって、私は美奈が相手じゃないとおもらしもおむつのことも言えなかっただろう。


 それから私たちはみんなでお風呂に入り、おしっこで濡れた下半身をきれいに洗った。

こうして、おもらしばかりのお泊り会は終わり、私は家に帰ることになった。

私は帰り際に麻衣には見られないようにこっそりと美奈のおむつを二枚もらって帰った。






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