6話 バレちゃった……
「んっ、うぅ……」
急におしっこの波が強くなり、このままでは布団を濡らしてしまうと考えた私は股間をパジャマの上からギュッと抑えたままトイレまで向かった。
しかし、ここで少し間が刺す。トイレにたどり着く前にお風呂場が私の目に入ってしまった。
「おむつにおしっこしてみたい…… 一枚くらいならばれないよね……」
私はすぐさま脱衣所のドアを開けて、電気をつけて、再びちゃんとドアを閉じた。
左手で股間を抑えながら私は洗濯機の隣にある棚からピンク色のパッケージの物を取出す。
私の胸の拍動はどんどん早くなる一方だ。これはバレてはいけないことをしているからか?
いや、おそらくおむつに興奮してしまっているのだ、この変態の心臓は……
私はすぐさま一枚のおむつを取出して、股を抑えていた手をどかしてすぐにパジャマとショーツを脱いだ。
その直後におむつに手をかけてさっき美奈がおむつを履いた時のようにかさかさと音を立てながらおむつを上まで上げた。
「ふかふかしてて気持ちいい…… うっ、もう限界かもおしっこしちゃおうかな」
『あれ? お風呂場の電気消し忘れてる……』
美奈の声がドアの向こうから聞こえてきた。
そうだ! 下に隙間があるからそこから光が!
どうしよ、夜中に勝手に友達のおむつを履いてるだなんて……
で、でもおしっこがもう漏れそう。どうしたらいいの……
私はとりあえず急いで、足元にあったパジャマを上まで引き上げた。
しかし、なぜかパジャマがお尻でつっかえてしまいうまく上がらなかった。
その時お風呂場のドアが開く。
「わっ! 風香じゃん! どうしたの!? えっ、おむつ……?」
終わった……
私は一気に脱力してその場にぺたりと座り込んだ。
我慢するために力を入れていたおしっこの出口も一気に力が抜けて、おしっこがあふれ出す。
おしっこは出た瞬間おむつに吸収されておむつを膨らます。
温かい、おむつにおもらしするってこんな感じだったんだ……
おしっこの出口から出てきたおしっこはおむつにあたりちょろちょろと音を立てる。
そして普通にトイレでおしっこをするときとは少し違ったようなおしっこの臭いが私の鼻を刺激する。
しばらくして、おむつおもらしは終わり私は一度だけ身震いをした。
「風香……」
「美奈…… ごめんね、こんな私引いちゃうよね」
なんで、親友のオムツを履こうだなんて思っちゃったのだろうか。
バカ……
私のバカ……
「引かないよ! 私はどんな風香だって好きだから!!」
美奈が私の頬に両手を当てて、私と目を合わせながら言った。
美奈のその言葉で真っ暗になっていた私の視界は突然明るくなる。
こんなに救われた気持ちになったのは初めてだ。
思わず私の目からは涙が溢れ、とうとう嗚咽までもが漏れだした。
「よしよし、今日の風香はおもらししちゃうし、おむつにもおもらししちゃう赤ちゃんだね。えへへっ」
美奈が私の頭を優しく撫でてくれている。
そんなことされたら泣きやめ
ないじゃん……
「ありがと、美奈!」
美奈はにっこりと笑いながら最後に私の頭をもう一度撫でてくれた。
「ねぇ風香。おむつをしてた理由を聞いてもいいかな?」
そりゃそうだ。絶対に聞かれるとは思っていたが、やっぱり答えには戸惑う。
トイレまで我慢出来そうになかったからと嘘をつくか、正直におむつが羨ましかったからというか……
でも、美奈に嘘をつくなんてダメ。
「美奈のおむつが羨ましかったの。おむつを履いたらどんな感じで、おむつにおもらししたらどんな感じなのかな。オムツ履いてたらもっと甘えられるのかなって……
それと、実はお昼のおもらしもわざとなの……ごめんね」
私は少し恥ずかしくなって、たまらずに俯く。
すると美奈がクスッと笑う声が聞こえてきた。
「風香は可愛いなぁ。ちょっと驚いちゃったけど、一緒に履こうよ!」
私は思ってもいなかった言葉に驚き顔を上げて美奈を見る。
「いいの!?」
「風香ったらすっごく嬉しそうじゃん! 一緒にオムツ替えしよっか!」
私は美奈にオムツのサイドを破ってもらい、おしっこで濡れたあそこを優しく美奈に拭いてもらう。シチュエーションがシチュエーションなせいで美奈にあそこを拭いてもらった時に変な声が出そうになってしまったがなんとか耐えた。
今度は逆に私が美奈のオムツ替えを始める。
私が美奈のおしっこの出口を綺麗にしてあげる時に、美奈は微かにくすぐったそうにしていた。それから私達は一緒の紙おむつに足を通して、布団に戻り眠りについた。