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番外編 プライドが高いルナちゃん

ふと思いついた番外編です(笑)


「もう、どこなの、どこにおといれあるのよぉ……」

私は一人そう言いながらうなだれた。少し怒りながらの言葉だったかもしれない。

でもそんなのしかたない。だって私は今とってもおしっこを我慢しているんだから。

膀胱の内側から強く押されてじんじん痛む。

私は思わず、おしっこの出口をぎゅっと抑えた。


 その滑稽な姿はたくさんの通行人に見られているだろう。もちろん恥ずかしい。けどお漏らしするのはもっといやだ。私はそんな中、金色の髪を揺らして早歩きした。

「あっ、ルナちゃん! どうしたの急いでるの??」

クラスメイトである風香ちゃんが私の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。


 「べ、べつに‥‥…」

私は前押さえしていたせいでできた服のしわを伸ばすためにクラシカル長のスカートを少しはたいた。

(もう、早くトイレ探さないともれちゃいそうなのに…)

本当は大切な友達だ。だけどだからこそお漏らしする姿は見られたくないんだ。


 「どうしたの? 気分悪い??」

風香ちゃんは私の顔を心配そうにのぞき込む。

「だ、大丈夫だよ…」

「全然大丈夫そうじゃないじゃん! 私の家近いからちょっと休んだほうがいいよっ」

(えっ、そんなことになったらもっとおトイレに行くのが遅くな…

いや待って、もしかしたら風香ちゃんの家でおトイレを借りることができるんじゃ…)


 「ありがと…」

私はそう言って風香ちゃんの家によらせてもらうことにした。

それから数分後、ようやく風香ちゃんの家が見えてきた。ほとんど限界に近い私の膀胱は時々おしっこをもらし、もうパンツはびしょびしょだった。お漏らしと指摘されてももう否定できない。

で、でもまだスカートは無事だから大丈夫だもん…


 「ちょっとまってね~」

風香ちゃんがカバンの中から鍵を取り出そうとしながらそう言った。

私は早く、早く、と心の中では思っていたが、おしっこが漏れそうだなんて知られたくない。

私は風香ちゃんが鍵を探していて私のことが目に入っていないのをいいことにスカートをぎゅっと抑えた。少し辛さが和らぐ。


 「いいよ~、入って。あれ、大丈夫? 顔色悪いけど…」

「う、うん…」

(いいから早く…!)

「お邪魔します…」

私はそう言って、私は玄関のタイルを踏む。今まで通ってきたアスファルトを踏む時とは違う音が鳴る。


 私は気を抜かないように気を付けながら、ゆっくりと片足ずつ靴を脱いだ。

できるだけ足を上げないようにしたが、おもわずじゅっとおしっこが染み出す。

私のショーツはもう限界を迎えているのだろう。かすかに、スカートの中でおしっこが太ももを伝ってる感触が伝わる。

(うぅ、もうだめかも…)


 トイレに続きそうなドアは入ってすぐにあった。けども、私のプライドが邪魔をした。

(ここで今すぐおトイレに行きたいだなんていったら、私がさっきまでずっとトイレに行きたくて体調が悪そうに見えていたのがばれるじゃん…)

私はそのまま少しだけ隠して5分ぐらいしたらトイレに行こうと思った。


 「ルナちゃん…大丈夫? 私の部屋で少し横になって休んでていいからね?」

風香ちゃんはそう言いながら自分の部屋に案内してくれて、私を風香ちゃんがいつも寝ているであろうベッドに寝かせた。布団までかぶせてもらった私は、見えないのをいいことに、とても強くおしっこの出口を抑えた。どれだけスカートにしわが寄っているだろうか。でも別にそんなことどうでもいい。あと5分くらいさえ耐えれれば……


 強く抑えているせいか、おしっこがだいぶ楽になった。それから5分がたち私は、ベッドのわきで私を心配そうに眺めている風香ちゃんにとうとう告げた。

「ねぇ、おトイレ貸してもらえる??」

余裕そうに言ったつもりだったが、どうだろう、もしかしたら声が震えていたのかもしれない。

「うん。いいよ~。トイレはね、さっき玄関から見えてた一番近いドアだよ。一人で行ける?」

「ありがと。うん、大丈夫」


 私はやっとのことで念願のトイレに行けることになり、ベッドから起き上がろうとした。

しかし、ここで思ってもいなかったことが起きる。

前押さえしていたら、もう余裕がないみたいじゃない。ばれたくない…

私は両手をおしっこの出口から外し、太ももをちょっとよじりながら、掛け布団を開け、上体を起こした。しかしその時だった。


 起き上がるために腹筋に力が入り、その影響でおしっこがじわじわとあふれ出してくる。

私はすぐに止めようと思った。このままだったら風香ちゃんのベッドの上でお漏らししちゃうことになる。だめ、それだけは絶対にダメ。

でもその思いはむなしく、どんどんと私の下腹部が暖かくなる。あふれ出したおしっこはショーツを濡らし、しわしわになったスカートを濡らし、とうとう、風香ちゃんのベッドの白いシーツを濡らしていく。


 おしっこはとめどなくあふれ、真っ白だったシーツはどんどんレモン色に染まっていく。

ぺたりとベッドの上に座り込んでいるため、ベッドが濡れて足が暖かい。

「風香ちゃん…… ごめんなさい。我慢できなかった…」

私は涙をこぼしながら風香ちゃんにそう言った。

涙でゆがむ私の視界には少し慌てている風香ちゃんの姿があった。


 そんな中でもいまだにおしっこは漏れ続ける。とうとうベッドの上には大きな黄色い円ができている。ベッドの上にはまだシーツが吸収できなかった分のおしっこが池となってたまっていた。

おしっこ我慢できなかった…

お漏らししちゃった…

でも、温かくてちょっと気持ちよかったのかも…

けれど、シーツもこんなに汚しちゃって謝らないと。


 「風香ちゃん… ごめんね。私のおしっこで風香ちゃんのベッドを…」

「だ、大丈夫だよっ、ママ呼んでくるね!」

そういうと風香ちゃんはリビングへと向かい、やがてお母さんを連れてきた。

「風香ちゃんママごめんなさい……」

私はお漏らししてしまったシーツの上でぺたりと座りながら頭を下げた。


 「いいのいいの、気にしないでいいからっ。風香だってこないだおねしょしたのよ。それに、なんだかおむつにお漏らしまでするんだから」

そう言いながら風香ちゃんママは風香ちゃんのことを見ながらくすくすと笑っていた。

「もうっ! ママ、それは言わない約束でしょ!!」

私は安心からか、思わず私も笑ってしまった。

この部屋の中は私のおしっこのにおいと笑顔で満ち満ちていた。

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