17話 二人のお姫様は故意にドレスを濡らす
すみません、今日いつもの二倍ほど長いですm(__)m
温かくジトっとしていたおむつが若干ぬるくなったころにちょうどリリーの家についた。
私はリリーに連れて行かれるままにした。エレベーターで一番上の階まで上がり、ドアを開けると数人のメイドさんがいた。すると、リリーがメイドさんのうちの一人に耳打ちで何かを言っていたが”今日は二人で”と一部しか聞こえなかった。
それから私はリリーの部屋に行く。豪華絢爛でかわいくてお姫様のようなその部屋はおそらくクラスの女子みんなのあこがれだろう。
すると、さっきリリーが耳打ちしていたメイドさんが部屋にやってきて二着のドレスをリリーに手渡した。
「ねえ! 今日はこれを来ておもらししてみない?」
「そ、そんな高そうな服をおしっこで汚すなんてだめだよぉ……」
もちろん私は女の子だし、あんな性癖だからお姫様になり切っておもらしなんて妄想もした。
ママの友人の結婚式の時に着ていったドレスがあったが、それを着ておもらしをするというのはさすがに不可能だった。
やってみたい。でもほかの人のおうち。それに高そうな、いや確実に高いお洋服でお漏らしだなんて……
「ふうちゃん、やりたいんでしょ? 顔に書いてるよ??」
「か、かいてないもん!」
私は頬を膨らませてちょっとした反抗心を見せる。
「ふうちゃんったらかわいいなぁもう…… さらっさらで長い黒髪で、透き通った茶色のお目目。そしてなんといってもこのつるつるもちもちのほっぺ! そして、最近は我慢できなくて普通に本当のおもらしをしちゃうところも!」
途中までは褒められすぎて少し恥ずかしいだけだったが、最後の言葉で別の方向で大きく恥ずかしくなった。
「な、な、なんでそれも知ってるの!?」
「そりゃあ、日々女の子のおもらしを妄想している私からすれば簡単よ。だって毎回の休み時間に保健室に行くなんておかしいじゃん。それにそれより前からふうちゃんがおもらし好きなのは知ってたし、おむつ遊びかなとも思ったけど、あれだけ浮かない顔してたからね!」
リリーには頭が上がらないなと思った。
「そうだ! このお洋服着て一緒におもらししてくれないとクラスの皆にばらすよ??」
リリーが突然そんなことを言った。でも私はリリーのこの言葉が嘘だということを知っていた。
「そ、それはまずいよ…… わかったその服でおもらしするよぉ…… リリー、ありがと!」
嘘だと知っていたのに、いや、嘘だと知っていたから私はこんな返事を返した。
私の心にもう戸惑いはなく、楽しみな気持ちでいっぱいだった。
ドレスを着ておもらし遊びをすると決まってしまえばもうすぐだった。
私は着慣れないドレスをリリーに手伝ってもらいながら着る。
ふわふわとしていて、きらびやかでまるでお嬢様のようだ。そんなお嬢様がおしっこをおもらししてしまうだなんて……
考えるだけでワクワクするし、少し変な気分にもなってくる。
リリーもドレスを着終えると、鏡には二人のお姫様が写っていた。
それにしても、やっぱりリリーはきれいで、美しくて、お嬢様というよりもお姫様のようだ。でも、そんなリリーもおもらしするんだよね。私はおもらし遊びばかりしているが自分のおもらしすることだけに興味があるわけではない。
他の人がおもらしをしているところを見たいし、見たいがゆえに妄想もしてしまっている。
「じゃあ、このジュース1Lずつ飲んで、おもらしするまで我慢ね!」
リリーが少し高そうなジュースを両手で抱き、そんなことを言った。
すこしのどが渇いていた私たちは初めは勢いよく飲んでいたが、最後の方にはお腹がたぷたぷして苦しくなってしまう。
でも、最近の私はほとんどおしっこを我慢できなくなっている。
「あのね、リリー。実は、最近ほとんどおしっこが我慢できないの」
「え! そうなの!? いいなぁ~ 本当のおむつっ子になれるなんて」
「よ、よくないよぉ」
私だってこんな体になってしまう前までは、おもらししちゃう体質だったらいいのにと考えてたけど、なってみるとその辛さが身に染みのだ。
それから、少し沈黙が続いた。この遊びにはおしっこがたまるまで待たなくてはならないという、課題がある。私はおしっこがしたくなるその時まで話をしようと思い、リリーに質問をする。
「そうだ! リリーはなんでおもらし遊びにはまったの? 私は……」
私はリリーに美奈と起こったあの雪の日の出来事をすべて話した。
リリーは美奈のおもらしについて興味津々で、美奈がどんな風におもらししたのか妄想しているに違いない。
「私はね、実は昔っからよくおもらししちゃう子だったの。でも、ある日突然おもらしが治ってね、その時はとっても嬉しかったの。だけど、だんだんおもらしした時に感じる愛情が恋しくなっちゃって、それからわざとおもらしするようになったの」
強引におもらし遊びをさせようとするリリーだったが、こうやって頬を赤らめて過去を離している姿はとてもかわいかった。
突然、私は尿意を感じた。じわじわと押し寄せてくる波が私を苦しめる。
私は迷った。こんな可愛いドレスの上から前抑えしていいのだろうか。
しわになってしまったりするといけない。でもおしっこはまだまだ我慢したい。
私は苦肉の策として、スカートの下から手を入れておしっこの出口をふさいだ。
パンツは見られちゃうけど仕方ない。それに着替えるときにもう見られちゃってるから。
「もしかしなくてもふうちゃん、おしっこしたくなってきたの? しわになるからだなんて考えてるんでしょ? 気にしなくていいよ! 私はいつも通りのかわいいふうちゃんを見たいから」
心を読まれているかのようだった。私はリリーの言葉に甘えて、いつも通りの我慢ポーズをとる。ふと気が付くと、リリーもドレスの上から股間を抑えながらもじもじしていた。
「リリーももしかしてしたいの??」
「う、うん。いい勝負だね」
リリーはぽっと頬を赤らめた。こういう時にちらっと見えるリリーの可愛さはとても愛しいものだ。
あれ? いい勝負……?
私は咄嗟に時計を見る。時計は私たちがジュースを飲み始めてからとっくに1時間半たっていることを示していた。
今日の授業では1時間も我慢できなかった私が、ジュースを飲んだのにも関わらずこれだけの時間我慢できているなんて……
「リリー、私、おもらし治ったのかも…… 学校にいるときはすべての授業の中でおむつを汚しちゃってたのに」
不思議で仕方ない。それはリリーも同じで、リリーは腕を組み深く考えている。
「ねえふうちゃん。もしかしたらおむつを履いているのが原因なんじゃないかな?? おむつを履くことで赤ちゃんモードになっちゃうとか……」
納得はできなかったが、確かにそうなのかもしれないと思った。
「ところで、ふうちゃん…… まだ我慢できるの?」
リリーが少し前かがみになりながら、辛そうにそう言った。
「もう限界近いけど、あとちょっとなら……」
私だって我慢も限界に近づいてきていたが、不思議とまだ我慢できる。
しかし、リリーは本当にもう限界のようで、前かがみになり股を抑えながら足をじたばたとさせていた。
「リリー、大丈夫??」
「ご、ごめん! もう無理… かも……」
そう言った途端、リリーの小刻みな動きは止まった。
ーーしゅいぃぃぃぃーー
それから1秒もしないうちに音が聞こえてきた。かわいいお姫様のおしっこの音。
私はその時を見逃さぬようリリーの下腹部にくぎ付けになる。そしてその時がやってきた。リリーがぎゅっと抑えている部分の白いドレスがじゅわっとレモン色に染まる。
そこからその黄色いしみはどんどんと広がり、大きくなる。
相当の量のおしっこがたまっていたのか、おしっこの水圧が強くなり、今度は強く床を打ち付ける。リリーの太もも、ふくらはぎ、そして靴下がおしっこで濡れていた。
それからしばらくしてリリーのおもらしが終わる。
おもらしが終わった後も、白いドレスの裾にあしらわれているレースからおしっこがぽたぽたと垂れ落ちる。
まっ黄色に染まったリリーのドレスからおしっこが滴り落ち、下にできた水たまりに波紋を生み出す。
「ふうちゃん…… 私、おもらししちゃった。ふうちゃんの勝ちだね」
ぎゅっとどこか胸を締め付けられるような愛くるしさがあった。
「リリーのおもらし、かわいかっ……」
私にその時がやってくるのは突然だった。
急に来た尿意を抑えるためにも私はリリーと同じように前かがみになり、前押さえをして足をとたとたさせる。
しかし、この足をとたとたさせたのが間違いだった。
無我夢中で足を動かしていると、思わずリリーが作った水たまりを踏んでしまい、滑ってしまった。一気に視点が下がり、私はしりもちをついてしまう。
そのとたん、おしりに生暖かい感触が染み込んでくる。
それはリリーのおしっこだったが、同時に私のおしっこの出口からもおしっこがあふれ出た。
前抑えをしながら床にへたり込んでおもらしをしているせいで、まっしろなドレスは前後両方が染め上げられる。
ちょろろろとおしっこがリリーの作った水たまりに注がれていく。
今までに味わったことのないような、ゾクゾクとした感じだった。
友達が作った水たまりの上で、私がおもらしをするだなんて。
「リリー…… おもらししちゃった……」
私は上目づかいでリリーを見上げながらも、おしっこを出し続けた。
私がおもらしを終えるとリリーがすぐに話しかけてきた。
「ふうちゃんったら、私のおしっこと、ふうちゃんのおしっこでびしょびしょだね」
リリーがクスッと笑っているのを見て、私も思わず笑ってしまった。
誰かと、一緒にやるおもらし遊びがこれほどまで楽しいだなんて……
リリーともっと仲良くなりたいな。