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11話 実行

 私は給食をとうとう食べ終わり、まだまだ残り時間のある昼休みに言われた通り保健室に行こうと考えた。教室や保健室につくまででおもらししていこうとも考えたが、飲んだスープはそんなすぐにはおしっこに変換されないこと、そしてもしものことがありバレてしまうことなどのせいで私はおもらしをしないまま保健室に向かった。


 保健室につき、一応ノックしてからドアを開ける。

中にはほかの生徒は全く見当たらず、先生だけが少し楽しそうに笑みを浮かべながら待っていた。

「来てくれてよかった。まだおもらしはしてないんだ」

私はこくりと頷く。先生は私の横を通り過ぎ、私が入ってきた保健室のドアを中から施錠した。

これはおそらく私への配慮でもあり、先生自身を守るためなのだろうと、小学生なりに考える。

もし誰かが入ってきて私が見られるのもだめだし、先生からしても生徒のおもらし遊びを手伝っているだなんて知られたらまずいのだろう。


 きゅんっとスープがおしっこに代わり膀胱を内側から圧迫し始める。

「せ、せんせい……」

思わず情けない声で里奈先生を呼び掛けてしまう。

「そのまま出しちゃってもいいけど、限界まで我慢してみる?」

私は頷いた。


 「じゃあ、そこの席に座りながらいつもはどんなこと妄想しながらおもらししているのか教えてくれる?」

他人におもらし遊びのことを知られていて、いざそのことを詳しく聞かれるとなるととても恥ずかしい。

しかし、里奈先生ならと思い、里奈先生とテーブルを挟む形で席に座った。


 教室でおもらし、歩きながらおもらし、体育の授業中におもらし、調理実習の時におもらし……

私は今までしてきた妄想をすべて語った。

その後はついこないだの美奈の家での出来事も語った。

「美奈ちゃんにはバレちゃってるんだ」

私は頷き言葉を続ける。

「でも、美奈はやさしいから多分広めたりはしないとおも……」


 突然、尿意が急上昇した。

私が不意に顔をしかめると、先生は私のその様子を察知したのか、テーブルをぐるりと回り私の横までやってくる。

「じゃあおもらししていいよ」

先生が私の耳元でそうささやくと、かすかに先生の吐息が耳に触れてぞくっとした。


ーーちょろっーー

ほんの少しの黄色い液体があふれ出してきて、それが呼び水となり本流を生み出す。

おしっこは放出されるとすぐにおむつの壁に当たり、股間とおむつの間で四方八方に荒れ狂いながら広がる。

股間がおしっこで濡らされて、とても温かい。


 すると先生がスカートの中に手を入れて私のおむつを触りだした。

「いっぱい出てるね。温かいよ。風香ちゃんったらまるで赤ちゃんみたい」

おむつを触られながらやさしい声が耳元にささやかれるせいで、私は一気に脱力してしまう。

頭がぼーっとしてきて何も深く考えたくない。


ーーちょろろろろ……ーー

最後のおしっこがオムツ内にできた少しの水たまりに落ちて、再び水の音が流れる。

おもらしが終わり、私は思わず先生に抱き着く。

するとふんわりとした、やさしく落ち着くようなにおいが私を包み込みより安心させる。

「まま……」

私の口からふとそんな言葉が出た。


 言ってしまったと私は思ったが先生は何も言わずに私のことを抱きしめて頭をなでてくれる。

里奈先生は確かに、小学生のおもらしに興味があって私におむつをさせてくれたのかもしれない。しかし、それだけではなく私が心の中に秘めていた寂しさを感じ取り、それを対処しようとしてくれているのかもしれない。

そう考えると、私は自然と先生を抱きしめる腕の強さを上げていた。


 「風香ちゃん。風香ちゃん。おむつ替えよっか」

私はハッとして先生を縛り付けていた腕をほどき、先生の目を見つめながら首を縦に振る。

今思えば私は先生に抱きしめられながら、寝そうになっていたのかもしれない。

やっぱり一人でするおもらし遊びよりも誰かに見られていた、誰かに励まされる方がいい。

 

 私のもとから離れ、先生は一枚のおむつを手に戻ってきた。

先生は私のおむつのサイドを破る。保健室には紙おむつを開ける音だけが鳴り響いている。

ずっしりと重たくなったおむつを床に置き、温かいタオルで私の股間を拭いてくれる。

さっきまでは座っていたせいで感じなかった尿意が、立ったせいで私の膀胱を圧迫していた。


 私は思わずきゅっと足をよじってもじもじした。

「風香ちゃん、もしかしてまだおしっこしたいんでしょ?」

バレバレだった。私はあまりにも図星過ぎて顔を赤めた。

ーーちょろっーー

その時だった。急におしっこが流れ出し、私の大腿に水流を生み出す。

「り、里奈先生!」


 先生は手に持っていた温かいタオルで、その黄色い水流を遮った。

幸いおしっこはすぐに止まり、それからは私の尿意も収まった。

先生はすでに黄色くなってしまったタオルで、再び汚れてしまった私の股間を拭いてくれる。

「ごめんなさい……」

私はタオルを黄色く染めてしまったことが申し訳なくなり、里奈先生に謝った。

「まさか、またおもらししちゃうとはね。先生驚いちゃったけど、そんなかわいい風香ちゃんが見れたから全然謝らなくていいからね」

里奈先生はそう言いながら私の頭をなでた。


 それから私は先生に肩を借りながら新しいおむつを履かせてもらい、教室に戻って午後の授業を受けることとなった。

スープの効果が残っていたせいで、私は5時間目にも6時間目にもおむつにおもらししてしまった。2回もおむつにおもらししてしまい、おむつの中はぐじゅぐじゅたぷたぷだったが幸い外にも漏れ出さず、誰にもバレなかった。

私はそんなおむつのまま掃除を済ませて、美奈と一緒に帰ることにした。


 「ねえ美奈、ちょっと保健室よってもいいかな?」

美奈と廊下を歩きながら私は聞いた。

「えっ!? 風香大丈夫? 具合悪いの?」

「う、ううん! そんなことないよ!」

私は思いっきり首を横に振っていた。


 保健室につき、私と美奈は一緒に中に入った。

私が美奈を連れてきたことに先生も少し驚いているようだったが、私はそのままおむつ替えを先生に頼む。

美奈に見られながら、二回もおしっこを吸ったおむつが取り去らわれ、新しいおむつが私の下半身を包んだ。

それから私は履いているおむつとは別で、2枚のおむつをもらってそれをランドセルに入れる。

これで今日からはおむつ遊びができるんだと、うきうきな気持ちが私を支配していた。



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