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1話 教室でおもらし

 「神崎、じゃあ教科書のこのページの一段落から読んでくれ」

私は右手で教科書を持ち、左手でスカートの上から股間を抑えながらゆっくり立った。私の姿勢はやや前屈姿勢で周りから見ればおしっこを我慢しているかのように見えるだろう。

しかし、それは間違っておらず、私は確かにおしっこを我慢していて左手で股を抑えている理由もそのせいだ。


 小学生用の教科書は文庫本などよりも大きいせいで、教科書を片手で見開きのようにして持った時に左右の端がだらりと垂れてしまいうまく読めない。

私は仕方なく股間を抑えている左手を教科書を両手で持つために使った。

しかし膀胱の内側からじんじんとおしっこの波が押し寄せてくる。私は手が使えない代わりに足をきゅっとよじり、机の角に股間を押し当てた。


 なんだか分からないが机の角に股間を押し当てると、おしっこは我慢しやすくなったが体に電気が流れるような感覚で少し変な感じになってしまう。

私はそれでも強くなる尿意と変な感覚に抗いながら教科書の文章を読み始めた。

我慢からくる緊張で手は汗ばみ声も震えている。

数人のクラスメイトが私の異常さに気が付き振り向いて私の方をちらりと見る。

恥ずかしい……


 私が指定された範囲を読み終わろうとした時だった。

いままでで一番の大波が私を突然襲う。私は即座に今までよりも強く股間を机の角に押し当てる。しかしそれが大きな間違いだった。

私が強く押し当てすぎたせいで、ビリリと体中を変な感覚が駆け巡る。

私はその感覚に驚き体中の力が抜けてしまい、今まで我慢していたものが勢いよくあふれ出した。


 小学六年生になり、初めてママと買いに行った大人の真っ白なショーツがじゅっと黄色くなり、そこからどんどん水があふれ出てくる。

股間を机の角に押し当てているせいで、出てきたおしっこは机の上にも広がっていき、授業のプリントやノートまでもが黄色く染まってく。

そして、机の上にとどまり切れなかったおしっこが机の縁から滝のように流れる。

明日の体育の授業で使う体操服が入ったビニール袋の中にも私のおしっこが注ぎ込まれる。

真っ白な体操服におしっこがかかり、レモン色にそまっていく。


 そして尿道からでたおしっこの一部はそのまま下に落ちて私の太もも、スカート、靴下をびっしょりと濡らす。

フリルがあしらわれた真っ白でお嬢様のようにかわいい靴下が今はもうレモン色だ。

伝ったおしっこが上履きの中にたまりぐじゅぐじゅと音を立てる。

「風香! 大丈夫?」

隣の席に座る私の大親友の女の子が私を心配そうな目で見ながら声をかける。

「美奈どうしよ……」

私はその大親友の美奈を泣きそうな目で見ながら震えた声で言った。



 あぁ、太ももと足が温かい……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私がハッとおもらしの興奮から覚めたときだった。

私の視界に私の部屋にある勉強机と、その後ろにあるピンク色のカーテンが映る。

まず私は机の上を見た。

机には黄色いおしっこの水たまりが広がっている。

机の上にあった宿題のプリントがびっしょりと濡れていて、”神崎風香”と書かれた名前の部分までもが濡れていた。

そして勉強机の横にかけてあった明日着ていくはずの体操服もびっしょりと濡れている。


 今度は真下に視線を向けた。すると一面に花柄があしらわれたモフモフで気持ちの良いカーペットがぐっしょりと濡れていて、踏み込むたびに水がじわっとあふれ出る。

また、靴下もスカートも、部屋の中なのに履いていた上靴までもがびっしょりだった。


 なぜ私が部屋の中なのに上靴を履いているか、それは私がおもらし遊びをしていたからだ。

つまりここまでのおもらしが教室で行われているというのは私の単なる妄想。

「ああ、またやっちゃった…… お掃除が大変だといってもどうしてもやめられないなぁ……」

私はボソッと独り言をつぶやいた。

私はまず一階のお風呂場までタオルを取りに行った。


 濡れた靴下や衣服のままで歩くせいでおしっこの足跡が作られ、幾数かの黄色い水滴が廊下に滴る。お風呂場から二階にある自分の部屋に戻るまで私は、おしっこで形成された私の足跡を拭きながら戻っていく。

「はぁ…… 衝動的に突然おもらし遊びしちゃうのも問題だなぁ。タオルを用意したり、机の上を片付けてからとかある程度は抑制できるようにならなきゃ」

私はまた独り言をつぶやいた。


 私は自室のドアの前で立ち止まり、中に誰もいないのを知っていながらも扉を二回ノックした。ノックしてから一拍置いて私は扉を開けた部屋の中に入る。

ここで私は妄想する。

(今日はどうしちゃったの?)

保健室の先生が私の方を心配そうに見ながら聞くが、先生は私がおもらししたということに気が付かない。

「あ、あのおもらししちゃったんです……」

私はそう言いながら顔に血が厚くめぐるのを感じた。


 (そっかそっか。大丈夫だよ。じゃあスカートぬごっか)

「脱げない……」

私の脳内妄想は加速していく。

脳内の私はとても甘えたがりで、頑張れば自分で脱げるのにも関わらず脱がせてもらおうとする。私は自分のスカートに手をかけて脱がす。

あくまでも脳内では先生にスカートを脱がしてもらっているつもりだ。


 (あらあら、お姉さんパンツもびっしょりだね)

先生が意地悪そうに私に向けてそう言う。続けて先生は私のびっしょりと濡れたパンツに手をかけて、足首まで降ろす。

(じゃあ太ももとか拭いてあげるね)

私は脳内で作り出した先生の声に対してこくりと頷く。


 実際は自分の手でまっしろなタオルをもって太ももを拭いているのに変わりはないが、私はできるだけ先生に拭いてもらっているその様子を想像する。

先生が私の足先から膝あたりまで拭いた時だった。

「あ! せんせい、でちゃうっ……」

私はそう言った直後に股に力を入れて力む。

そして脳内の先生が、太ももについたおしっこをある程度吸って黄色くなったタオルを私の股間にあてがった。あふれ出たおしっこはすぐにそのタオルに吸い込まれていく。

タオルに吸い込まれたばかりのまだ温かいおしっこのぬくもりが、すぐに私の股間に伝わりまるでおむつにおしっこをしているかのようだった。

(あらあらいっぱい出るのね。全部出していいよ)

「うん……」


 おしっこを再び出し終えると同時に、妄想から現実に帰ってくる。

やっぱり一人でおもらし遊びするだけじゃ無理がある。

誰かに見てもらいたい……

そして心配されたり、お世話されたい……

でもやっぱり今日の妄想みたいにクラスでやっちゃったらいじめられちゃうかもだし……


 あれ、まずどうして私はおもらし遊びにはまっちゃったんだっけ……?





これからできるだけ毎日投稿する予定です!

よろしくお願いいたします。

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