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3-0

新キャラ視点です。

この新キャラはいったい何者なのか!?

 早朝、マフルの街に朝の日差しが差し込んだ。

 私の天蓋ベッドのカーテンさえ、日差しは容赦なくすり抜けてくる。


 ……最悪な朝だと、私は呟いた。

 今日だけじゃない。昨日も、一昨日も、きっと明日もそう。

 だって、私がこれまで生きてきた300年間で、そうじゃなかったのは最初の数十年間だけ。

 それ以来は、私にとって最悪な毎日の連続だった。


 ベッドを囲うカーテンが、何者かによって開かれる。

 開いたカーテンの向こうに立っていたのは、妙齢の女性。

 彼女は一礼すると、部屋から去っていった。


 ……ライムが動き出してから、もう半年。

 そろそろ、私も動くべきかな。


 私は、ベッドから降りると、部屋の片隅に設置された引き出しへと歩いて行く。

 そして、下から4番目、ちょうど私の胸当たりの高さにある引き出しを引いた。

 その中に入っていたのは、ナックルガードの付いた銃のグリップのような物。

 300年前に手に入れた、究極の兵器――。


 ようやく、これを使うときが来たんだ。

 せっかく、私の友を救うための方法が見えてきたんだ。


 私は手に取った「フィセント・メイル『バーズシング』」を、胸に抱きしめた。

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