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華世の追憶  作者: 朝月 瞳
旅の始まりと新たな世界の始まり
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14.また新たな始まり

 また目が覚め少し食事をして眠る。これを二、三回繰り返し(ようや)く立ち上がって動き回れる程まで回復できた。

 家の中を少し歩くと自分が居た部屋が三階にあるのもわかり、なんとなく家の構造が掴めてきた。かなり大きい家のようで、素朴ながら家具や生活の様子からそういうことに疎い俺でもセンスの良さが窺える。

 結構エマはお嬢様なのかもしれない。その想像が真実だと分かるのに時間は要らなかった。下の階に降りてみると、リビングにメイドや執事といった話でしか聞いたことのないような仕える人が居たからだ。

 それは衝撃的ではあったが、同時になんでそんな身分のエマが銃を所持して町を出ていたんだ。その疑問が頭の中で渦巻いていた。

 その時タイミングが良かったのか悪かったのかドレス姿のエマが二階のリビングに入ってきた。体のラインがくっきりでる黒いドレスが窮屈なようで、明らかに嫌がっているのが分かる。

「此処に居たか。父と母が呼んでいる。書斎に行くぞ。この姿は気にしないでくれ。」

 すたすたと歩いて行くエマを見ながら、今言われた言葉を考える。気にするなと言われても、否が応でも気になる服装だ。結局あまり視線を合わせないようにして隣を歩いて行く。

 どうやら気にしないように気遣って歩く間に到着したようだ。目の前の扉は有り得ない程に大きく固く閉じていた。その扉をエマが割に合わないほどの小さなノックをする。

「入りなさい。」

 中から聞こえる声に反応するように扉が開く。魔法か何かだろうか。考える間もなく扉は全開し、その中へ入っていく。大きな部屋で周りを大量の書棚と本に囲まれている。その部屋の中央に座る人物の目は優しく怖さは一切無かったが、部屋の重圧のようなものが彼に威厳を与えていた。そして扉が閉まると重々しい空気の中口火を切った。

「君は華世へと向かう旅路に出る。その過酷さに耐える覚悟、君にはあるか?」

エマのドレス姿凄い気になります!朝月です。

想像しただけで悶絶してる私大丈夫なのでしょうか……。エマはフェアリータウンの地主の娘みたいな感じですかね。ドレスはシックな奴は何でも似合いそうな感じです。でも鮮やかなのも悪くはないし……(ぶつぶつ)

本当毎度すみません。次回もこんな作者をよろしくお願いします。

それでは、また!

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