暗躍と登校
駄作ですがこれからも読んでくれたら幸いです
薄暗い夜明けの港に二つの影がぽつねんと立っていた。
「…というのが今回の仕事だ。いつもどおり暗殺の仕事だからな。問題はないだろう。」
「……了解しました。」
その後二つの影は二言三言言葉を交わした後、音もなく姿を消した。
「…おい。」
「なんだ?カス。」
朝の清々しい空気の中、俺の第一声がこれだった。
「いきなりカスは無いんじゃないですかねェ!?」
「朝っぱらからうるさいな…。これだからカスは…。」
「またカスって行った!?もう泣くわ…。」
目の前のカス…もとい浜建大河の金切り声で耳がキンキンする。
「そういえば今日うちのクラスに転校生がくるらしいな。」
先程からの俺の暴言は頭の中で無かったことになったらしい。
「そいつは楽しみだな。…うちのクラスの狂人どもの餌食にならないことを祈る。」
合掌
「そうだなぁ…というかうちの学校そういうのしか居なくね?」
「お前がその筆頭だけどな。」
「マジかよ…初めて知ったぜ。」
「初めて言ったからな。」
がっくりと膝をつく大河を側溝の放って「あっぶねっ!」狂人の巣である鴨原学園への一本道を黙々と歩いて行った。
一話おわれ