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プロローグ

 やっと始めることができます。

 オリジナル小説は初めて執筆しますので、何かと未熟な点もありますが、読んでいただけたら嬉しいです。

 

 とある一つの大陸があった。その名はユーストニア大陸。大陸は王都ルーナ・プレーナを中心に、ワリス、カロル、リートゥス、シルワの4つの国と無数の村からなっている。

 最も数の多いヒューマンを始め、様々な種族がこの大陸では存在し、日々を暮らしていた。




王都 ルーナ・プレーナ


 大陸の中心であり、人・物・金の流通が盛んな、この王都ルーナ・プレーナ。王都騎士団による巡回や警備もあり、安全は保たれている。と言いたいところだが、それは表に見えるところだけである。ほんの少し離れた裏通りでは、色んな黒い噂がはびこり、裏の世界を知る者にはこう呼ばれる。≪魔王都≫と。

 そんな裏通りの端にある質素な2階建の建物。その2階の一室。


「スー…」


 元々酒場か何かだったのだろう、何客かの椅とテーブルばかりのその部屋。そのうちの一客に座り、バーカウンターであろう長机に覆い被さって静かに寝息を立てている人物がいた。


ダダダドバンッ!


 そんな静寂を破るように、階下から誰かが駆けのぼる音と同時に、一人の女性が扉を開けはなった。


「ちょっと、クレシィ!大変よ!」


 常人より赤い肌、紅い角に同色の尾。そして爬虫類のように縦長の瞳孔を持つ、ドラクルと呼ばれる種族の女性は、長机まで近づくと大きく腕を振りかぶった。


バゴン!


「っつ!」


 振り下ろした腕は長机を貫通し、衝撃で寝ていた人物は身体を床に叩きつけられた。


「…何をする」


 床から起き上がったダークレッドの長髪を緩く結んだ色白の女性は、そのアメジスト色の瞳を恨みがましく細めつつ服のほこりを叩き始める。


「大変なのよ!」

「リュンクス、それが人を叩き起こしてまで言うセリフ?」

「だから…!…ごめんなさい許して下さいクレセント様」


 反論しようとしたドラクルの女性、リュンクスを怒気を込めた一睨みで黙らせ、謝罪させた女性、クレセントは満足そうに頷いた。


「…で、何が大変だって?」


 クレセントに促されようやく本題に入ることができたリュンクスは、腰のアイテムボックスから一通の手紙を取り出し、手渡した。


「久々の依頼よ!私達〈アロンダイト〉への!」


 ここまで読んでいただいてありがとうございます!

 今回は次話まで一気に書いていくので、ぜひ読んでください。

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