NO,5 まだ見ぬ世界へ
暑いですね・・・扇子が手放せないw
≪side 千里≫
「皆さん、ここからは何が出るのかわからないので固まっていきましょう。」
「了解だよ星雲。」
友人の的確な指示に感謝する、やっぱり頼れる友達はいいね!
「それにしても中にランタンが灯ってて本当に助かった。」
「なかったら術応用することになるもんな。」
「だよね~」
多分親父がこっちに行ったときにつけていったものだろう、親父ありがとう、たまにはいいとこみせるじゃん。
「あ、そうだ。『我と契を交はしし者よ、我が求めに応じ姿を顕したまえ。』飛雨!煇風!」
肩がけバックから2枚の特殊な印の書かれた札を取り出し、それに霊力を込めて空に放る。
「千里、呼んだ?」
「呼んだからきたんでしょ!」
出てきたのは目が蒼いツバメと2尾の狐、僕の式のなかの二人?二匹?だ,
「二人とも、ちょっと手伝って、もうすぐ出るから。」
「ここどこ?」
「異世界」
((えぇ!))
「お前の周りはいつもにぎやかだな」
「・・・うるさい」
「もうすぐでますよ、準備はいいですか?」
((もちろん!))
正直来るのは嫌だったけど、今の僕は異世界に行くのがとても楽しみだった。