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サイなあたし達  作者: 戸理 葵
第六章 決着
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The closing day 3

少々暴力的なシーンが出てきます。苦手な方はご注意ください。

 加藤は座って顔を隠したまま、微動だにしない。

 あたしは次第に、口の中が渇いてきた。



「先生、何言ってんの?・・マジ、ついてけない・・」


「アレは俺がエジプトから持ち帰った物なんだ」


「・・は? え? ちょ・・・?」



 加藤がエジプトから持ち帰った? 突拍子もない話に戸惑いそうになり、思い当たった。そういえば確かに、春先に、エジプト旅行に行ったって言ってた気がする。

 あたしは知らずに呼吸が速くなってきた。



「・・・じゃ、先生は、ひょっとして・・・」



 あたしは後ずさる。だってどうやったって、目の前の光景が信じられない。

「・・嘘でしょ・・」



 加藤は黙って、顔の上のファイルを取って顔を起すと、あたしを見た。

 そこにいるのは確かに担任教師。だけどその表情は、いつもと全く違う。真剣な、思いつめたような、諦めたような、覚悟を決めたような、色々な感情をすべて凝縮して、まっすぐにあたしにぶつけている。

 

 あたしは呆然として言った。



「・・だって何にも臭わない・・・!」



 あたしの浅い経験では、イットが近くにいると必ず独特の匂いがしたのに。

 そう思って、はっとした。そうだ、匂いがした時、その時彼らは、喰っていた。或いは喰おうとしていた。

 目の前の加藤は、そういった気配が無い。違いはそこなのか。生き物を襲おうとしない限り、わからないのか。



「俺は今まで、まっとうな人間として生きて来た。これからもそうするつもりだ」


 先生の言葉は、まるであたしの考えを読んだかの様な、肯定。


「・・・信じられない・・」

「本当だ。俺は普通の人間として生活をしてきたし、今後もそれを続けたいんだ」



 加藤は真正面からあたしを見据えた。

 あたしは次から次へと色々な考えが頭をすり抜け、混乱を止める事が出来なかった。


「・・じゃ、どうして・・?」



 普通の人間として暮らしたいなら、だったら何故、あの獅子鷲を手にしたの? あれは欲望にまみれたイット達が取り合いをする、大きな争いの種なのに。


 

「何であれを?」

「・・・お前だよ」

「えっ?」



 あたしが聞き返すと、加藤は苦々しそうに視線をずらした。



「去年、お前の数学担任になった時からマズイとは思っていたんだ。それでも何とか我慢は出来ていた。・・・だけど今年、お前の担任になって・・・抑えが効かなくなった」


 抑えが効かないって・・それはつまり・・あたしを喰いたかったって事?


「・・そんな・・」

「以前のお前は、自分の力を全く制御出来ていなかっただろ」


 加藤は顔をわずかに歪めた。



「ただでさえお前はサイの気を漂わせて、平気な顔をして歩いている。最初俺は我が目を疑ったよ。こんなに強い力を持った奴が、どうしてこんなに野放しなんだ、って。どんな力を持っているか知らないが、良く今まで無事でいたな」



 それを聞いて、あたしはお祖母ちゃんに言われた言葉をまざまざと思い出した。『イットはサイの気が好物だけど、サイが自分の気をコントロールすれば、そうそう襲われる心配も無いんだよ。なのに真琴は訓練もせず、サイの気を垂れ流し。二言目には『どうせ消える能力』。そんな事じゃ、イットの方だって迷惑だろうよ』


 あたしはショックで顔が青ざめていった。なんて事だろう、お祖母ちゃんが言った通りになっていたなんて。



「しかも遅刻する度にお前は、益々強い気をぷんぷんにさせてくる。どこかでサイをオモチャに遊んでいたんだろうってすぐわかったよ。・・その度、俺はきつかったんだ」



 衝撃を受けているあたしに追い打ちをかける様な言葉。あたしは頭がガンガンしてきて、その中を加藤の言葉がグルグルと駆け巡っていた。

 あたしのせいなんだ・・あたしのせいなんだ・・あたしがあまりに無責任で無自覚だった為に、こんな事を引き起こしてしまったんだ。どうしよう、どうしよう、こんな事。

 こんな事って?


 加藤先生がイット。そして獅子鷲に手を出した。

 


「そんな時、たまたま旅行先で暴動にあって・・・たまたまタイミング良く、俺の手に入ったんだ」


「・・・そんな都合のいい話、あるの・・・?」


「俺はまっとうな人間として生きたい。自分の能力をコントロールしたい。出来る事なら無くしたい」



 あたしから視線を反らしたまま、だけど背筋を伸ばしたまま、加藤は苦しげに顔を歪め、絞り出す様に言った。



「それが、俺の願いだったんだ・・・」



 あたしは一生懸命頭を整理しようとした。つまり先生は、イットである自分が嫌で、その能力を抑えたいがために獅子鷲に手を出したという事?


「じゃ、なんであたしの鞄に入れたりしたの?」


 いつの間にか、あたしの口調は固く警戒した物に変わっていた。

 目の前の加藤は今の所、豹変する気配を見せない。だったらどうにか対応できるかもしれない。

 

 ・・・自分の担任教師であると言う事、この局面に置いて、自分が結構この担任を好きだった事を自覚して、あたしはポケットの中のボタンを押す事を躊躇った。もし呼べば、よっちゃんは間違いなく彼を切り捨てる。なんの迷いも無く。



「・・怖くなったんだ・・」



 加藤は僅かに俯き、少し悔しそうに呟いた。



「噂につられてか匂いにつられてか、イットが周りをうろつくようになった。そして学校内まで侵入して、次々と自制を失っていく。最初は彼らも普通の人間だったのに・・怖くなった。なのにあの獅子鷲は俺の願いを叶えてくれるような気配すらない。そんな時に事件が起きて、宮地がハンターと知り合いだと知った。ハンターは組織に属する。彼らなら、あの獅子鷲の取り扱いも熟知していると思ったんだ」



 ・・・つまり、手に負えなくなり役に立ちそうもないから、あたしに押し付けたって事?



「そんな無責任な!」



 思わず叫びながらも、無責任、という言葉で他人を責める自分が、あまりにも滑稽で不釣り合いに感じた。無責任だったのはずっと、このあたしなのに。


 加藤はグッと唇を結ぶとあたしを見上げ、次の瞬間、机に擦りつける程に深々と頭を下げた。



「スマン、宮地。俺のせいでこんなことに巻き込んでしまって、本当に申し訳なく思っている。・・でもどうか解ってほしい。俺は普通の人間になりたかっただけなんだ」



 平身低頭のその姿に、あたしは絶句をするしかなかった。

 だって、先生は、どっから見ても、普通の人間じゃん・・・!

 

 誰よりも現実を知っている筈なのに、イットとの戦いであんなに酷い目にあったのに、あたしはそれでも目の前の光景を受け入れる事が出来ない。


 しばらく言葉も無く立ちすくんでしまう。すると思いもよらぬ所から声が聞こえてきた。



「その為に、自分の手を汚す事になってもね」



 狭い部屋の窓際。明らかに数学とは関係の無いガラクタが段ボール箱や紙袋、プラスチックケースなどに山積みになっている一角。声はそこから聞こえてきた。

 あたしは本能的に飛びあがった。あり得ない所から・・・あり得ない声だ!



「・・・沙希・・!」

「あら。年上を呼び捨てにするとは、お行儀がなってないわね。レディとは言えないわよ」



 どこから湧いたんだ、と問いただしたくなる様に、まるで幽霊の様にふわっと彼女は現れた。

 深い紫色のラップワンピースを着ている。背筋が寒くなる程の、凄味ある美しさ。


 あたしは彼女を見た途端、まるでフラッシュバックの様にあの時の光景が思い出された。

 倒れている香取とはるなちゃん。


 彼女に近づく香取。香取に近づく彼女。


 全身の毛が、逆立つ感覚を覚えた。



「・・なんであなたがここにいるの?」

「先生に招かれたからよ。決まってるでしょう?」

「この人は、俺の願いを叶えてくれる」



 先生は焦ったように立ち上がってあたしに喋り出した。その様子を見てあたしは愕然とした。


 沙希と先生がつるんでいる。


 初めて、先生がイットである事が現実味を帯びてきた。



「俺の力を吸い取ってくれる。もう、悩まされる事が無くなるんだ。この人はハンターとは別だが、同じような組織に属していて、アレを引き取ってくれると言っている。俺は彼女の上司に直接確認したし、その組織の事も知っている。有名なんだよ。もう、心配しなくていいんだ」


「嘘だよ先生っ! 騙されてるんだよっ!」


「俺は、普通になりたい。そして穏やかに過ごしたい。頼む宮地、答えてくれ。アレはどこにあるんだ? この人に渡してやってくれ」


「だって・・だって先生・・」



 あたしは混乱して理性を失いつつあった。動悸が高鳴り涙が出そうになる。

 先生の能力を沙希が吸うの? そうしたら先生はイットじゃ無くなるの? そんな事、彼女は出来るの?

 獅子鷲を彼女に渡せばいいの? それで万事が解決するの?


 何かが違う。問題はそこではない。何かが違う。


 あたしがスカートのポケットに手を伸ばしかけた時、沙希の鋭い声が飛んだ。



「お嬢ちゃん。あの坊やや義希達を呼んだら、後悔するわよ」

「えっ?」



 ガタンガタン! と積まれていた物が崩れる音がした。

 そして沙希の背後から、すぅっと、女子生徒が一人


 浮かんできた。


 頭を上にして、一見すると立ち姿の様に。だけど目蓋を閉じて首を垂れ、力無く下げられた腕や足がゆらゆらと空中に揺れる様は、

 まるでドラマでよく見る首吊り自殺の様。



「・・唯っ!!」

「山本っ?!」



 あたしと加藤の、両方の叫び声が小さな部屋に響いた。



「唯に何したのっ!!」

「言う通りにしないと、今度こそ殺す。本気よ。分かるわね?」

「何で山本を・・・っ!!」



 加藤はこの上なく驚愕して、金縛りにあったかのように動く事が出来ない。驚きに見開かれた彼の目を見て、あたしはまるで昔の自分を見ている様な気がした。この人、色々な事に対して、考えが甘すぎるんだ。

 単に経験不足が原因なだけで、今回がたまたま不幸だっただけ、なのかもしれないけど。


 怒りが湧いてくる。抑えが効かない。



「彼女の親友だからよ。このお嬢ちゃんに密室なんて無意味だから、逃げられたらお終いでしょ」

「何をしたんだっ」

「何も? うるさいわねぇ、色々と面倒だから目を閉じてもらってるだけ」



 一気に焦燥を募らせる先生とは対照的に、沙希は心底楽しそうに口角を上げた。

 空中に浮かんでいる唯の体が肩から下、ゆーらゆーらと揺れる。彼女がやっているんだ。

 唯は力なく気を失ったまま。

 沙希は得意そうにあたし達に言った。



「身分と人種と、歳の差も越えた禁断の恋人なんでしょ、先生。泣かせるわ。先生が獅子鷲を持っている事、教えてくれたのはその子なんだから」

「なっ・・・」



 絶句する加藤を尻目に、あたしは頭が真っ白になる。衝撃の台詞の連続に、心が付いて行かなかった。

 唯と、先生が、恋人?



「おかしくって、泣かせるわ」



 沙希はそう言うと、あたしに視線を移した。その眼差しは色っぽく、軽薄で、蔑みに満ちていた。



「あなたは親友なのに気付かなかったの? この子の異変に。・・この子が慢性的にイットに吸われている事」



 言葉を理解してあたしが先生を振り返るのと、先生があたしから顔を反らすのが同時だった。

 それはつまり、先生が唯を吸い続けていた、という何よりの証に見えた。


 あたしは心臓が止まりそうになった。


 目の前の唯が揺れる。



「サボり癖が裏目に出たのね。ちゃんと訓練を積んでいてよく観察していれば、親友の大事も担任教師の事も、あなたぐらいなら簡単に気付いた筈よ? 少なくとも、恵美子はそうだった」



 あたしのせい。ここでも出てきた。あたしのせい。


 頭に血が上る。

 耳鳴りがする。



「宝の持ち腐れ。ホント勿体無い・・」

「山本は関係ないだろっ? 離せっ! アレの在り処は俺が必ず聞き出すから・・っ」

「バーカねぇ、先生。獅子鷲はとっくに海の向こうよ」



 まるで遠くから聞こえる様な、楽しむ沙希の声。

 そして先生の、動揺と驚愕。



「・・何だって?」

「あれから何日経ったと思ってるの。彼らが悠長に手元に置いとくとでも思った? それはそれは厳重に、然るべき措置が取られていますわよ」



 あたしはまるで他人事のように聞いていた。目は何も見ていない。体の内側からは憎悪と共に、沸々と何かが湧いてくる。

 それはどんどん大きくなってきて、もう押さえようがない。


 先生の小さな呟きが耳に入った。

「・・じゃ・・あなたは何で・・」


「このお譲ちゃんなら解っている筈よ」



 沙希の瞳がオレンジ色に光った事さえ、ピントのずれたスクリーン越しに見ている気分だった。

 自分が彼女に喰われるかも、という考えや恐怖感なんてとうに無い。



 あるのは、抑えが効かない何か。怒りや憎しみだけでは無い、何かがあたしを支配していく。


 ピントのずれたスクリーンの、中央部分だけが歪なほどに、くっきりと鮮やかに浮かび上がる。

 そこに見える、獲物。



「命まで取ったりしない。ただちょっと、その能力を分けて貰いたいだけなの」


「・・サイの・・?・・まさか、最初からそれが目的で・・」


「ふふ。抵抗しないで? ね、お願い。ちょっとだけだし、そしたら親友もちゃんと、無事にお返しするから。ね?」



 先生と沙希の会話を遠くに聞いて、あたしは自分が無くなるのを感じた。

 沙希があたしの顎を掴む。


 だめだ、コントロールが効かない。



 それに身をゆだねる、と諦めた時には、快感すら覚えた。



 狩ってやる。




 気付く間もない。あたしは手に何かを持っていて、それで沙希の喉元を切りつけた。

 それはナイフでは無い。だから深くは入らなかった。

「ひっ」


 声と共に、喉から血が流れ出た。足りない。噴き出していない。

 胸元を掴み寄せ、あたしは迷わず彼女の首元にそれを突き刺そうとした。


 バンっ!


 という激しい衝撃であたしは後ろに吹き飛ばされ、手にしていた物も落ちる。持っていた物は、加藤の文房具だった。

 

 先程の衝撃と共に彼女の後ろの窓ガラスが割れ、大小のかけらが一斉にあたしに向かって飛んできた。

 あたしは咄嗟に自分の鞄を拾い上げ、首から上を隠しながら彼女に突進した。

 体の他の部分にガラスの破片がぶつかっても、気にならない。

 大きな破片を、空中で素手で掴んだ。

 手の平が深く切れて血が流れるけど、気にならない。


 迷わずそれで、沙希の肩を深くえぐった。深く突き刺し、捻じり込み、切っ先を捻じり上げて掘り上げた。

 

「ぎゃあっ」


 悲鳴共に彼女があたしの頬を殴り、後ろに崩れた。唯が落ちる音がする。先生が駆け寄る。

 あたしは崩れた彼女に迷わず馬乗りになった。力いっぱい、拳を彼女の顔にぶつけた。感触は意外にも普通の人間のようだった。口と鼻から少量の血が飛び散る。肉の感触すら、あたしの中の何かを煽る。


 沙希は目眩を起こしたように、反応が鈍くなった。

 あたしは床に落ちていたガラスの破片を拾うと、馬乗りのまま、首の頸動脈に向かって大きく振り下ろした。


 その時、後ろから何かがぶつかってきた。


 あたしはそのまま、その何かと一緒に、横に投げ出される様にして転がった。



「うっわっと、間に合った」



 床一面の尖ったガラスからあたしの身を守る様に、後ろから抱きしめていたのは香取だった。

 彼は自分の体が直に破片と擦れてしまい、半袖の腕からは血が滲み出た。



「ほら、落ち着けよ」



 あたしはそんな彼に気付かず、失神した沙希にトドメを刺そうともがく。

 だけど香取は益々あたしを強く、後ろから抱きしめてきた。同時に耳元で、あたしをなだめる様に繰り返す。

 


「落ち着け。おい落ち着け、宮地。俺だ」


「あたしがやる・・っ」



 今なら。彼女はあたしの大切な人達ばかり傷つける。憎い。憎い。

 憎しみって、こんなにパワーを感じるものなのか。みなぎるこの力は何だろう? 抑えが効かない。コントロールが出来ない。自分を見失う。


 この渦に、巻き込まれたい。



「あたしならやれるっやってやるっ! 離してっ離してっ」

「暴れるなよ、おいってば。ほら」



 香取は身をおこしながら、その腕から抜け出そうともがくあたしの動きを、少し乱暴に封じた。


「まるで猫だな。その爪引っ込めろ」


 

 そう言ってあたしの手首を両手で掴む。あたしの掌から流れる血で、香取の手が汚れた。

 そしてそのまま、きつくきつく抱きしめられた。


 あたしの耳元に唇を寄せる。

 吐息と共に、優しく囁くような、けれども凛とした、それでいて蕩ける深い声が届いた。



「大丈夫だ、大丈夫だから・・・。お前がやる必要は無いんだ・・やっちゃダメだ」



 中央部分の歪なピントが、急に薄らいできた。それに合わせて、全体の風景が元に戻る。視界に馴染む。

 

 あたしは、首から血を流して床に倒れている沙希を、初めて見た様な気がした。



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