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第33話 相手が小難しい事を言ってきたら「ふーん」で終わらせる

「『ふーん。そうなんだ』こいつはとっておきの魔法の言葉なんだ。小難しくて屁理屈みたいな事を言ってくる相手を上手くかわして、不利にならないために使うんだ。

『へー、君はそんな事知ってるんだ。凄いね』っていうニュアンスになっちゃうけど、そうでもしないと舐められるよ。舐められる前に舐めた方が絶対に良い。

 あと『それは天才なあなただからこそできる事ですよね?』っていう返しも重要だよ。何も言えず沈黙するのが一番悪いからね」


 今日は良い事を聞いたな「舐められる前に舐めろ」か。誇り高いプライドを維持するには必要な事だよね。


◇◇◇


・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。


 悪いお手本では「舐められる前に舐めろ」と言いましたが、当然そんな事をやってると「自分を舐めてくる相手」しか近寄ってこなくなります。

「類は友を呼ぶ」のことわざ通りの事が起きるだけです。それが嫌なら、具体的に言えば他の人から自分の事を大事にされたいのであれば、相手を舐める癖はスパッと斬り捨てるべきです。

 ついでにこの際ですから今までの友達とはスパッと縁を切りましょう。あなたに相手を舐める癖があったら、どうせその友人も隠れてあなたの事を舐めているでしょうし。




「コイツに負けたら後が無い!」って勝手に思って「コイツは一見すごいように見えるけどこういう光の当て方をすればオレよりも格下になるな!」って思って非難するの、本当に虚無ですよ虚無。


 だいぶ昔の話になりますが、棋士の藤井聡太氏が当時中学生だった頃「中学生に1.000円の食事をさせるの誰か止めさせろよ。中学生にあんな贅沢させていいのか!?」っていう

「全てにおいて間違っている全方位的に落第点」の書き込みがあったそうですが、その人を笑う事さえできませんよ。あまりにも次元が低すぎて。


 実際そういう考えしてる人、新聞やテレビ局と言った「旧メディア」と呼ばれる人に多いですけど、そういう事ですからね?




 何度でも言いますけど、人間関係には「勝ち負け」は無いというか、そもそも「勝ち負け」がハッキリと分かるのはスポーツぐらいですよ。

 対人関係においては「勝ちなのか負けなのかよく分からない」事や「両者とも勝ち」とか「両者とも負け」なんてこともごく当たり前のように起きるんですよ。


 そこを分かってないのは致命傷になると言えます。勝ち負けでしか相手を図れないあなたの態度そのものが「大負けの中の大負け」という事を自覚する所からスタートだと思います。

 それが腹の底から納得できないと、スタート地点に立てないどころか競技開始時刻になっても会場にたどり着く事さえできていない! レベルの問題外である事をまずは自認してください。




 これもまた繰り返しになりますけどあなたはもちろんの事、私含めて誰だって周りに集まってくる人は「似通った」人たちで構成されているんですよ。

 前にも言った「類は友を呼ぶ」っていう奴です。だから例えば「周りの人間がクズだらけで不平等だ!」とあなたが憤っているのなら、

『あなたがその「クズ」の中の1人かもしれない』と自覚するのが何よりも必要かと思います。




 それに、難しい内容「だからこそ」食らいついて自分の身につけさせなくてはなりません。

 なぜなら難しい内容を話すというのは、相手が教えを乞うべき「格上」だという証明書のようなものなんですよ。


 相手が小難しい内容で避けようとしている。のなら「なおさら」食らいつかないといつまでも成長は出来ません。

 何もカタカナ語を連発しているとかじゃなくて、視野の違いを見せつけられる言葉遣いをしてくる相手は格上で、何が何でもついていかなくてはいけない相手なんです。




「快適な領域」とも訳される「コンフォートゾーン」という領域が人間にはあって、そこを離れないと成長できないように出来ているんですよ。

「難しい事を言ってくる相手に合わせる」っていうのは「コンフォートゾーン」から抜け出す行為そのものであるがゆえに、難しいと思います。




 正直言ってそうやって食らいつくのはみっともないと思いますし、恥ずかしい事でもあるでしょう。それに、非常に疲れます、それは分かります。

 ですが「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉もあるようにその恥ずかしい体験は大抵、後になって笑いを取るためのネタになったりするので

「相手の機嫌を損なわせない」事が大前提となりますが、そうであればやらないと成長できないでしょう。




 それに『ふーん。そうなんだ』は一種のマウント取りであって「そんな事にも詳しいなんて凄いでちゅねー」っていう意味も含まれているので、

 機嫌を損ねる相手も多いかと思います。なので基本的には「嫌われたい人」にしか使ってはいけないと思います。


 逆に嫌われたい人に対しては『ふーん。そうなんだ』と舐めてかかればすぐ逃げていきますので、SNSにいる迷惑な人に出会ってしまったら使ってみるといいでしょう。

「コイツを相手にしても面白くないや」って相手に思わせればこっちの勝ちだと思います。

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