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第27話 友達をたくさん作る。それも自分から作りに行く

「大勢の友達に囲まれれば幸せ! だから友達はいくらいても足りないよ。

 SNSで友達になれる人が飛躍的に増えたのは有り難い話だし、オンラインでもオフラインでも友達が増えるって良い事だよね」




 そうだよね。友達が多いってのはそれだけでいい事だよね。友達の居ない人生なんて考えただけでも寒気がする。

 だって「独り」なんだよ?


◇◇◇


・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。


 前の話でも言った「付き合う相手は慎重に選べ」というのはここでも通用します。

 友達が多いと当然、交際費がかかります。それも友達が多ければ多い程増えていき、家計を確実にじわじわと圧迫します。

 加えて「自由な時間」つまりは「学ぶ時間」も無くなります。本を読んで学ぶ時間、著名人のセミナー動画を見る時間、それらが友達のために消費されるようになってしまいます。




 よく言われる「親しい友達5人の平均年収があなたの年収」っていうのはこの「学びの時間」が無くなるから、が原因の1つだと思って良いでしょう。

 格上を相手にせず同レベルの人と群れていたら、そりゃあ成長する人も台無しになると思うはずです。


 まぁ「格上を相手にする」と書きましたが、実際には自分より優れている人の著書を読むだけで十分なのですが。

 SNSの普及で自分よりも優れている人に簡単に文句を言える時代になりましたが、それだと即ブロックされて自らチャンスを潰すのと同然だと思います。




 いわゆる「出来る人」は友情を保ちながら学びやビシネスが出来るんですよ。

 友人と交友して楽しい時間を過ごしながらビジネスにおいても仕事をもらったり与えたり、あるいは共同プロジェクトを組んで成果を出す。これが1流の交友って奴です。


 もし本当にこれを実現したいのなら、あなた自身の能力をかなりのレベルにまで高めなければ出来ないし、相手の能力も相応に高くなければ出来る事ではありません。

 そう言う意味では「友達は、付き合う相手は、慎重に選べ」とは言っておきます。




 こう書くと「友達をえり好みしろってのか!?」とキレる人も多いかと思いますが、その「友達のえり好み」あるいは「友達を厳選する」のは成功する上では必須な事だと思います。

 一緒にいてネガティブで自分を卑下する事ばかり言って周りの人を不機嫌にさせる人や、傲慢(ごうまん)が強すぎて何もかも独断で決めて間違っても謝らない人は、そっと「友達リスト」から削除してもいいでしょう。

 そういう人はおそらく前の話で言った「絶対に仲良くなってはいけない死神や貧乏神や疫病神」でしょうから。




 それに「友達をたくさん作る」っていうのは「原始時代に群れで生活していないと死ぬ」っていう遺伝子に刻まれているメッセージに従ってるだけです。

 本能は人間の理性なんて簡単に消し飛ばすほどの強いパワーを持っているんですが、それを「飼いならす」つまりは「欲望の出し入れをコントロールする」のは必須でしょう。


 そうしないと暴れ出す本能に太刀打ちできず、なすがままに流されて気づいた時には「親のカネでパチ屋行って確変だ Year!!」となる人もいるとは思います。

 さすがにここまでテンプレ的な没落を経験する人はごく少数だと信じたいのですが……。




 そもそもの話、本当の友達というのは「作る」のではなく「いつの間にか出来てしまう」ものなんですよ。ましてや自ら作りに行った友達は質が伴っていないはずです。

 仕事や趣味に打ち込んでいたらいつの間にか「あなたと関わりたい」っていう人が出て来るから、それが本当の友人だと思います。


 自分から作りに行った友達は「自分から作りに行った」っていう時点で自分が「格下」というか

「自分からお願いして友達になってもらったからお返しとして相手に合わせなくてはいけない」って無意識に思いこんでしまうから疲れるんですよ。あなたの友達にもそういう人、例えば「一緒にいると疲れる」人っていませんか?




 一方で「気が付いた時には既に出来ていた」友人って「一緒にいても疲れない」んですよね。目線が同じというか、本当の意味で自分と会う「気の知れた」友人になれるんですよ。

 その上で話をしている途中でも学びがあったり「いやぁこの人は凄いなぁ」って思える機会が結構あるんですよ。これが本当の友情ってやつです。


 だから真の友情を育みたいのなら、仕事にせよ趣味にせよ没頭することが大事ですね。そうしていれば1人や2人は「いつの間にか」「気づいた時には」出来ていると思います。

 特にここ10年ほどはSNSで簡単に他人とつながれるようになったから、SNS経由でも相当数の友達ができると思います。




 個人的には仕事にせよ趣味にせよ、何かに没頭している人って「いい顔」してて、美醜の問題じゃなくてそれを超越した「何か」があるものなんですよ。

 それに惹かれたら多分その友情は上手く行くのではないかと思います。

 その表情を魅力的だと感じてくれるのなら、本当の意味で相性が合ってお互いに気を使わなくて済む「真の友人」になれる可能性が高いです。

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