第11話
桶狭間の戦いが終わり、織田軍は勝利を手にする。太郎はその戦いでの功績を称えられ、信長からさらなる信任を得る。ある日、太郎は信長と濃姫が桶狭間の戦いについて語り合っている場面に遭遇する。
信長:「帰蝶よ、桶狭間の戦いは織田家にとって大きな勝利であった。我が家臣の奮戦に感謝せねばならん。」
濃姫(帰蝶):「お言葉、嬉しく思います。特に太郎様の活躍は目覚ましいものでした。彼のお力添えがあってこそ、あの戦いに勝利できたのではないでしょうか。」
信長:「その通りだ。太郎は我が軍の切り札となった。彼の功績は忘れてはならん。」
太郎はその場で信長と濃姫(帰蝶)の会話を聞いていたが、そのやり取りに心を痛める。信長に対する忠誠心と濃姫への愛情が葛藤し、彼はどうすべきか悩む。
その時、突如、木下藤吉郎が現れる。
木下藤吉郎:「おお、太郎殿。こんなところで何を悩んでおられるのか?」
太郎:「藤吉郎殿、何も悩んでおりません。ただ、先程の信長様と帰蝶様のお話を聞いていたのです。」
木下藤吉郎は太郎の様子を見て、茶化すように言う。
木下藤吉郎:「そうか、そうか。信長様と帰蝶様のお話か。それならば、悩むこともあるだろう。だが、心配することはない。太郎殿は信長様の信頼を得ておる。それに、帰蝶様も太郎殿を認めておられる。だから、自信を持って進むべきだ。」
太郎は木下藤吉郎の言葉に少し安堵し、胸の内の葛藤が和らぐ。
太郎:「藤吉郎殿、おっしゃる通りです。信長様と帰蝶様の信頼を背に、これからも織田家に尽力し続けたいと思います。」
木下藤吉郎:「そういう気持ちが大事だ。太郎殿は優れた武将であり、また誠実な人物だ。だからこそ、どんな試練にも立ち向かえるのだ。」
太郎は木下藤吉郎の言葉に感謝の念を抱き、彼と共に歩いていく。信長と帰蝶(濃姫)の信頼を得ていることを心に刻み、これからも織田家のために戦い続ける決意を新たにする。




