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under 500 Ⅱ

屋敷とおばけ

訪ねてきた。


訪問販売の人らしき人。


企画会社の人だった。


相談された。


悩んだが決めた。


どうやら、この屋敷で、やるらしい。




「ママ、お腹すいた」


「お父さん、まだ早いわよ」


「まだだな。分かった」



≪ピンポーン≫



「お客さん来たわよ」


「はい」


「私、もう昼食作っちゃうわね」


「やったー」


「足音が聞こえてきたわよ」


「行くよ。せーの、ワーッ」



『キャー!!!』



「驚いてくれたわね。それで、昼食は焼きそばでいい?」


「いいよ」


「アンタ達は?」


「ぼくもいいよ」


「わたしもいいよ」


「決まりね」


「もう一人、来たわよ」


「うん」


「アンタ達、パパパッと脅かしちゃいなさい」


「うん」


「オッケー」


「せーの、ワーッ」



『ギャー!!出たー!!』



「やきそばの具は、冷凍のミックス野菜だけだけど、いいよね」


「うん」


「もうすぐ出来るわよ」


「うん」


「あっ、また、来たわよ」


「うん」


「アンタ達、行って」


「オッケー」


「せーの、ワーッ」



『ちょちょちょ、オレだよオレだよ』



「なんだ、お父さんか」


「こんな、おばけコスプレしてるの、パパしかいないだろ」


「そうだね」


「毎日、普通にこの格好していたら、声かけられて仕事になっちゃうんだもんな。スゴいよな」


「うん。家で流れ作業で出来るって、いいわよね」




楽だ。


そして、楽しい


そして、幸せ。

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