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【WEB版】ナナイロ雷術師の英雄譚―すべてを失った俺、雷魔術を極めて最強へと至るー【コミカライズ】  作者: 日之影ソラ
第一部

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閑話① 食べちゃうぞ

第二部に行く前に閑話を二つほど!

短いですが、お口直し程度に読んでくださいね。

 師匠と暮らす様になってから、色々なことが変わった。

 ただ生きるだけだった日々。

 無色透明だった景色が、再び色づいたような感覚。

 修行は辛いけど、徐々に強くなっていく感じがして、少し楽しくなってきた所だ。

 それから他にも頑張っていることがある。


「お待たせしました」


 そのうちの一つが、料理だ。


「おぉ~ 待ってました! 何だか初めましてな料理があるね」

「はい。今日は蒸し料理にも挑戦してみました」

「ほうほう」


 師匠は料理が下手だ。

 前に作ってもらったけど、もはや食べ物ではなかった。

 無理やり表現するなら、さびた鉄の上に溜まって数日経過した水みたいな味だった。

 そんなの飲んだことないけど、つまり初めての味だったわけだ。

 だから、基本的に料理は俺がしている。

 俺も料理なんてしたことなかったから、魔術と同じくらい猛勉強した。


「どうですか?」

「うんうん! やっぱり最高だね。美味しいよ」

「ありがとうございます」


 最初は、何で料理の勉強なんて頑張っているのだろうと疑問に思っていた。

 でも最近は、料理をするのが楽しい。

 師匠が美味しいと言ってくれるから、次も頑張ろうと思える。

 誰かに手料理を食べてもらって、美味しいという言葉を貰えることの喜びを知ってしまったら、ハマらずにはいられなかった。


「しかし、どんどん料理の腕が上達しているね」

「そうですか?」

「うん。リンテンスは将来、良い奥さんになりそうだな~」

「奥さんって……俺は男ですよ」

「いやいや、性別なんて些細なことだよ。僕はどっちもありな人だからね」

「えっ……」


 一瞬凍り付いてしまった。

 師匠の視線に、背筋がぞっとさせれる。


「リンテンスも女の子の格好したら似合うんじゃないかな?」

「え、えぇ?」

「そしたら食べちゃえそうだね」

「ぅ……」


 た、食べる?

 それってどういう意味なんだ?

 とりあえず怖い。

 すごく怖い。


「ふふっ、冗談だよ」

「……」


 師匠は笑っているけど、俺はまだ怖かった。

 あんな風に見つめられながら言われると、冗談に全然聞こえない。

 そして俺は、しばらく変な夢を見せられ、うなされることになった。

 夢の内容に関しては、ご想像にお任せしよう。

ブクマ、評価はモチベーション維持につながります。

少しでも【面白い】、【続きが読みたい】と思ったら、現時点でも良いので評価を頂けると嬉しいです。


☆☆☆☆☆⇒★★★★★


よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 。。。でも、十分喰える外見なのでしょう? [一言] 前回があれだから、どうなるか心配だなー。。。
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