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何故、この想いがキミに届かなかったのか?

作者: 七瀬


『ずっと好きだったのに、、、キミにこの想いが届かなかった...。』


どんなに想っていても、この想いが届かないモノなんだと初めて知った!


努力すれば頑張ってさえいれば、きっと受け止めてもらえると信じていたのに!

でもそうじゃなかった! 違ったんだね......?



僕が高校生の時、僕には好きな人がいた。

その子は誰にでも優しくて、笑顔が可愛い女の子だった。


僕は、普通に彼女と話もするし友達って感じだった。

でも、本当はドキドキが止まらなかったし緊張もしていて、、、。


周りから見ると、、、? 僕は本当に普通に見えていたんだろうな!

それは、彼女にもそう見えていたと思う。


でも、何かあると彼女の傍にいたし、彼女の相談も聞いていた。

相談の中には、、、【恋愛相談】もあったりして、、、。



『角田クン! ちょっと相談に乗って欲しい事があるんだけどいいかな、、、?』

『うん! いいよ。』

『じゃ放課後、屋上で待ってるね!』

『うん。』


僕は何だろうといろいろ考えてひょっとしたらイイ相談ごとなのかなとか?

そんな事を思っていたら、、、。


『実はね? 私、今好きな人がいるんだ!』

『えぇ!? そうなの? どんなやつなの?』

『シャイな人で、でもきっと照れ屋な人なのかもしれない! そんな人だよ!』

『うちの学校のやつ、、、?』

『うん。』

『神川は、そいつの事好きなんだ、、、?』

『そうだよ!』


凄くキラキラした笑顔で答えられて、、、僕は動揺してそれ以上は聞けなかった。

本当に、そいつの事が好きなんだなってわかったから、、、。



彼女の好きなやつが誰だか気になるけど、、、?

知ることが怖い!


もし、、、そいつと付き合う事になったら僕はどうしたらいいんだ、、、?

僕は、周りから見たらクールに見えるのかもしれないけど、、、。

本当はそうじゃない!!!


『物凄く、へこむと思う...。』


毎日、自分のベットで涙するかもしれない、、、?

こんなに彼女の事が好きなのに、、、伝わらない!



『神川! 僕はキミの事が、前からずっと好きだったよ! 良かったら

僕と付き合ってくれないか?』


...何度も何度も、彼女に告白しようと考えたけど、、、?

フラれるのが怖い! 

それに、フラれたら後は、、、どんな顔でキミを見ればいいんだ、、、?


そんな事が、頭の中でグルグル回る。

でも、このままだったら、、、?

他の男に取られてしまう、、、?



僕は何気なく、、、彼女に聞いてみる?


『最近は、その、、、神川が好きなやつとは上手くいってるの?』

『あぁ~! うん、まあまあかな、、、?』

『そいつはさ~ 神川の事、どう思ってるかな?』

『うーん? わかんない! でも、私が彼を好きだからいいの!』

『でもさ! 相手の気持ちとか知りたくないの?』

『まぁね! じゃ、、、どうなの?』

『...どうなのって何?』

『私の事、、、。』

『好きだよ。』

『じゃ、私と付き合う?』

『うん...。』

『良かった! 上手くいって!!!』

『えぇ!? そうなの、、、?』

『角田クンって? 鈍感だから、、、どう伝えたらいいのかなって...!』

『そうなんだ! でも、良かった! 他のやつと神川が付き合ったりしたら

正直、どうしようって思ってたから、、、。』

『なんだか? 嬉しい! そんな風に想っててくれてたんだって思うと私も

嬉しいよ~!』

『僕は、ヒヤヒヤしてたけどな、、、!』



僕は、なんだかんだ考えて考えて遠回りしていただけなのかもしれない?

本当は、ずっと傍にあったのに気付かなかっただけなのだろう...。


【今は幸せだ!】


同じ二人でいる時間でも、お互いが想い合って通じ合っているから、、、。

二人の想いが一つと言う共通点が、幸せなんだと思えるから...。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 鈍感な男に愛情を伝える、本当に難しいです。
2018/05/15 08:32 退会済み
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