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ゆきがとけたら 

作者: 池畑瑠七
掲載日:2026/02/16

青灰色に重く 低く塗りつぶされた夕空

また 雪が舞い始めそうだ


全てを純白に覆ってしまう雪

沢山積もったら真っ白な世界

何も 見えなくなる

その冷たさと厳しさはさておき

真白く全てが覆われた景色は 墨絵のよう

晴れれば

青空と白銀のコントラストが

目に明るく 眩ゆい

とても綺麗だ

ひととき しんと澄むような

心地も覚える


でも


雪はやがて融け

泥と流れ ただの水に 還る

春の訪れと共に

跡形もなく 消えていく

覆われていたものは やがて

綺麗なものも 醜いものも

やっぱりその本来の姿を 現す


見えない雪の下に

いま 隠れているのは何か

その姿が露わになった時に

ちゃんと向きあえる

冷静さとか 強さを

忘れず持っていたいなと

よく思う


次の春の桜を

小さく芽吹く緑や 花達を

厳しい冬を越え 這い出した

虫や 小鳥たちと

揺らがぬ覚悟で

心からまた 喜び合えるように

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