買い物デートは彼女(ヒロイン)と!後編
凄く久しぶりに更新しました。
今後もちょくちょく更新する予定です
「さて、"色々"あったけどお昼は済ませたし、まず上の方の店から見ていくか」
「うん」
俺は一葉先輩と共に買い物に来ていた。
理由としては小説のネタになるかもしれないからだ。
俺達はエスカレーターに乗り3階へと登る。
4階には行かないが映画館が入っている。
「まずここから見ていこう」
一葉先輩が指さしたのは100円ショップだ。
俺達は100円ショップへと入っていた。
そしてそんな2人を追う2人が居た。
そう。梨美と副会長だ。
「良いんですか?こんな所まで追いかけて」
「智佳、声でかい!」
いつの間にか呼び捨てになった梨美が言う。」」」
「で、でも…」
「じゃ行くわよ」
梨美は先々と100円ショップに入って行く。
「待ってくださいって……」
私も仕方なくついていった。
そんなことはつゆ知らずな俺と一葉先輩は100円ショップを出て直ぐにあった本屋へと入り、本の話に花を咲かせていた。
「この本面白そう」
一葉先輩がまじまじと本を見ている。
「これも良いと思うけど」
とそんなこんな買い物を続けて居ると気付けば夕日も沈みかけていた。
「なんか、思ったより買っちゃった」
一葉先輩は満足そうに言う。
「それに健君と回れて楽しかった」
そう言って微笑む一葉先輩の笑顔に俺は少しドギマギする。
「な、なら良かったよ」
俺は安堵の息をしながら言う。
「も、もし良かったならなんだけど…」
一葉先輩が少し言い出しにくそうにしている。
「何?」
「うちで夕飯食べていかない?」
そう言う一葉先輩の顔は夕日のせいか少し赤く見えた。
俺は緊張しながらマンションの通路を歩く。
「今日お母さんは友達と会うから遅くなるって言ってたから遠慮はしなくて良いよ」
「そうなんだ…」
(二人っきりって事じゃねぇーか。余計に緊張するわ)
でも逆に小説のネタにはなりそうだなと思う自分も居た。
ガチャッ
「どうぞ」
一葉先輩に続いて部屋へと入る。
至って普通のマンションと言った感じだ。
リビングへと通された俺はしばらくソファーに座って待っていた。
すると後のキッチンから料理する音が聞こえてくる。
俺が気になって振り返るとエプロン姿の一葉先輩が手際よく料理をしていて、髪もポニーテールにしている。
(料理姿の一葉先輩も良いな……)
そんなこんな、それから直ぐに夕飯は出来た。
「お待たせ…」
一葉先輩が持って来てくれたのは炒飯だ。
「美味しそー」
「ありがとう……」
一葉先輩は少し照れたように顔を赤くする
「「いただきます」」
俺は炒飯を食べる。
めちゃくちゃ美味い!しかもパラパラで俺は驚く。
「美味しいよ!」
「そ、そう?良かった」
一葉先輩は嬉しそうな照れてるような表情だ。
俺と一葉先輩は二人で夕飯を食べた。
「ぐぬぬ。健てば、女の子の家で一緒に夕飯だなんてぇ。」
隣で梨美ちゃんがヤキモチを焼くように言う。
「まぁまぁ……」
私は苦笑する。
(でも一葉、もしかして健君の事……)
私は首を振った。
(そんな訳ないよね…)
~次の日~
「おぉー書ける書けるぞー!」
俺はスマホのキーボードを"ゲームのプロット"を書くかの如く高速で押す。
気付けば文字数も5000文字近くになっている。
それは必然だった。一葉先輩との昨日の買い物の事を思い出すと勝手に指がうごくのだから。
~数分後~
「出来た……」
我ながら驚きの速度で描き上がった事を驚きながら小説サイトに投稿した。
~夕方~
俺は一葉先輩と梨美を呼んだ。
「ちょっとこれを見てくれ」
俺はスマホに小説投稿サイトの閲覧数ページを表示させて見せる。
「んーどうしたのよ……って…えぇ!」
「す、凄い…何で急に」
梨美と一葉先輩が驚きの表情でスマホを見る。
それもそのはず俺達の書いている小説の閲覧数が2000pv超をしているからだ。
「フッフッフッ、どうやら買い物の回が人気のようでな!」
俺は通知を見せる。
すると買い物の回に俺達に初めての感想が2件も来ていた。
「『たこ焼きで熱がるの可愛い♡』ですって」
梨美が読み上げると一葉先輩の顔がカァーと赤くなる。
「あの時のこと書いたんだ……」
「い、いや…ついな」
俺は苦笑しながら言う。
「まぁ、良いけど……」
ふぅ
俺は許してくれたことに一安心する。
「もう一つは『ラブコメは初めて読みましたがヒロインが可愛くて、主人公を少しずつ意識しているのが分かるのでこちらもドキドキしました』ってコメントね」
梨美が読み上げてくれるのに続いて一葉先輩が言う。
「流石は"女の子の心の代弁者"の卵なだけあるね」
「俺、そんな風に言われてるの!?」
俺は思わず聞き返す
「"私の心を代弁してる"ような……じゃなくてそう思ったから」
一葉先輩は何かを隠すように言い換えた。
「なんじゃそりゃ」
部屋に三人の笑い声が響く。
「とりあえず2000pvを超えたんだから次は4000pvを目標にしよう」
「「うん」」
こうして次の目標が出来た。
今回で前後編が完結出来ました!
今後も不定期で更新はしようかなと思います。
ではまた次回もお楽しみに




