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フライングガール!  作者: Jack...
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松本さんはボケていた?

あのさ、今更なんだけどさ・・・


「リコさん、何でしょうか?」


ミツキ、その丁寧語はさ・・・


「そうでした。なーに、リコ」


すっげー不自然だなっ!!まー、いいけど。


ミツキさー、最初のとき、スリーポイントわかってないの、フリだよな?


「ですね。ユカが合わせてくれたので、それっぽくしちゃいました」


だよな。でなきゃあんな動きはムリだろ。

体育でちょっとやっただけ+運動能力自体はすげーってのを組み合わせて考えたとしても、ミツキがスリーポイントを知らないというのは不自然だったよ


「や、だって、最初、マイティさんと関わるの怖かったですよ? リコは一緒にバスケをしたいって理由で、この運動部が冷遇されているといっても過言ではない中央高に来たみたいですけど」


まあ、冷遇・・・されてるか。というか、ふつー、運動部目当てで来る学校じゃないしな・・・高嶺祭目当てのほうがあるっしょ


「そうで・・・そうね。私も知ってたんで図書委員目当てで来たけど、普通は文学部司書班なんて興味すらないよね」


まあ、知らない。でも高嶺祭ではビブリオバトルが盛り上がるっていう話も聞いたことあるから、図書委員目当てって言われても納得できなくはない。


「ビブリオバトルが図書委員か司書班か・・・ってのは微妙だけど、半分以上?はメンバーがカブっているから・・・まあ、どっちでも同じかな?」


全員じゃないんだ。


「うん、図書委員は希望する人全員なれるわけじゃないから、司書班オンリーの人もいるよ」


図書委員の希望者が定員より多くなるってのは中央高(ウチ)ならではっ感じだな


「で、話を戻すけど、マイティさんの噂って、話半分にしてもオソロしい噂が多いじゃない?」


まあ、そうだな。


「だから、ボケて、場の雰囲気を柔らげようかと思ったら、ユカがマジレスして知らないフリをしなきゃいけなくなって・・・知らんわけないやろー、とか突っ込まれる予定だったんだけど・・・」


まあ、ユカも頭はいいけど人の言う事を真に受けすぎる側面もあるな。

アタシは自分でいうのもアレだけど、ゴツいから、一発くらい喰らうにしても逃げられるだろうけど、確かにマイティさんの噂はちょっと恐いよな。


「リコは別にゴツいっていうほどじゃないけど・・・でも、こないだ、尾ひれが付いているにしても、少なくとも一部は事実だろうってわかっちゃった、中二でヤクザにカチコミかましたとか」


ああ、噂の件か・・・ヤクザを潰したってのがマイティさん本人ってのはまあ、確実だよな。

撮影で現物の人物で証拠を出しちゃったからな。

しかしミツキもそんな下品な単語使うんだな。


「あれ見たらね・・・40代か50代くらいのおじさんが、マイティさんを社長、社長、って言ってて、妙なことするなよ?って言うと、滅相もありやせん、って雰囲気でしたね」


おっさんの口調が微妙に似てるなwww


「似てても嬉しくないですけどね? でもリコはマイティさん恐くなかったの?」


うーん・・・恐い恐くないの前に、バスケのあのプレーに惚れて、身の程知らずに中央高(ココ)を目指したら偶然受かっちゃったってほうが近いからなー


「偶然とか言わない! ちゃんとついていけてるんだから大丈夫!」


Aクラスのミツキに言われても・・・一学期終わって二学期になって、辛うじてついていけてるからこそ、奇跡や偶然がなければココには来れなかったんだろうなと思えちゃうよ。

ついていけてるのも、ももかんの世話を焼くのが好きなリオンちゃんと、ミツキやユカも含めて、例のHGISのヤマ当て詰め込み講座のお陰だってのもわかっちゃってっし。感謝してるぜ。ユカは意味不明なときがあるけど・・・


「でも、問題の解き方がわかるようになると、数学や英語の理解も深くならない?」


なる。本当に驚いたけどなるんだなー。中学の復習範囲でも丸暗記でこなしていたところも理解できるようになったよ。


「ね、リコもちゃんと勉強できるようになってるんだよ! 自信持ってね!」


まあ、はい。です。で、話を戻すと、マイティさんのプレー、 自分がプレーヤーとして自信があるバスケ屋ならほぼ100%惚れると思う。

ミツキはどう?


「私は放課後スポーツするならバスケかな?くらいで、司書のほうが好きだけど・・・惚れる・・・んだろうな?くらいはわかるよ? まあ、私的(わたしてき)には背が高いのが役立つスポーツだから好きってゆー感じもあるけど。マイティさんのは色々と別格だよね?」


別格どころじゃねーし。いきなり高校じゃなくて全年齢の日本代表強化選手って言われても、ま、そうだよね、としか思えねー。


「三年男子を合気道?スタイルみたいな不思議な感じで避けてたしねー。

リコは凄かったねwwww」


うるせー。マイティさんの目がそう言ってたんだよっ!!

ミツキだって普通に足引っ掛けたりしてたじゃん!


「こっちもマイティさんと・・・ユカは口で『行けー』だったからね」


そういや、ユカは試合の時はあの話し方じゃないよな?


「試合中にあれじゃ間に合わないし・・・たぶんだけど、本当の地はバスケの時だと思うよ?」


そうなの?・・・・・・なぜそう思うの?


「私も成績いいほうの自信はあったけど、ユカはレベルが違う。マイティさんはさらに激しく上だけど、ユカも高校生としてはトンデモクラスだと思うよ?」


まあ、Sなんだし、実力的にはそうだろうってのはわかるけど、なぜ眠気を誘うような話し方?


「普通に考えて。リコ。マイティさんとユカはポジションが激カブりで、ほぼ全ての面、少なくとも成績や点数が付けられる面ではマイティさんが激的に上なの」


まあ、ミツキもアタシも背はあるから普通に感じるけど、長身美少女で勉強も運動もできて、スタイルも良くて、金髪で読モやってるの、と言われてもそれほど不思議じゃない女子か・・・考えてみれば完璧美少女だよな。ユカ。


「その上、中学で三年間同クラよ? 五十音順だと近いから同じ班とかグループにされちゃったことも多いはず・・・見た目でも学力でも、小学校まではユカちゃん神の子天才児って言われていたんだろうし・・・絶望感でコワれちゃっても驚けないよ・・・」


それは確かに・・・


「マイティさんって、普通に接する人には普通に親切なところもあるじゃない? なので、ユカはどうしたらそんなに勉強ができるようになるかって聞いて、必死で勉強したんだと思う」


まあ、態度がデカめ?だけど、気を許した面々には親切だったり、鷹揚?でいいんだっけ?金銭的な面も・・・あるのはもう知ってるもんね。


「鷹揚の意味は合ってる。マイティさんが自分で使っている()っかい参考書をユカにあげてるとこも想像できる。で、ユカがあまりの難易度に泣きそうになりながら勉強したんじゃないかなって想像もできちゃう」


あー・・・なんか想像できる、勉強してこれでいいのかな?っておそるおそるマイティさんに見てもらうユカとか、そういうユカには親切なマイティさんも想像できる・・・


「ね、良く考えると、まだ半年だけの関係だけど、そう想像できちゃうの」


なるほど・・・で、話し方は?


「そうなると二人はクラスでどういう存在になると思う?」


どういう・・・うーん・・・二人だけ、浮いちゃうんじゃない?


「浮くかな?ユカはあれで普通に気を使うし、友達付き合いもしてるし・・・」


確かに・・・マイティさんほどの突拍子の無さはないよね。


「たぶん、ジョージくんポジションを強制的にやらされていたと思う」


ああ・・・他に話が通用する人がいないからか・・・

ジョージはいきさつはともかく、最初からマイティさんの信奉者兼彼氏ポジで、事実上親公認の同棲状態というとんでもねーマネージャーポジだけど・・・

本人にその気がないのにそれかぁ・・・

・・・それも結構キッツくない?


「キツいと思う。でも先生方こそ、校門前で不良をノシまくっているマイティさんさんを見ていたはずだから・・・先生っていってもサラリーマンだし、一部の体育教員以外なら、恐いでしょう?」


・・・まあ、そうかな。あっ!でもあの合気道っぽいのを当時もやってたとしたら、格闘技経験者の体育教員は逆に恐がるかも?


「それ、余計に恐がる先生が増えただけだよ・・・で、マイティさんに用があるときは、まだ、話しやすいユカに話しかけたんじゃないかなー?」


わかるけど・・・話し方があーなるわけは?


「ユカって・・・自分の気乗りしないことには、んー、付き合わないわけじゃないけど、基本、怠惰とまではいわないけど面倒くさがるよね?」


そういうところは・・・なくはないかな?


「HGIS で数学を英語で教えたのだって、面倒だから両方覚えろーー、くらいのノリだったみたいだし」


あれなー・・・まったくわからんかった・・・あれはAでやってほしかったな。C相手では無理だよ。


「Aに補習がいるわけないじゃん。てゆーか、私も聞いててもほとんど頭に入ってこなかったし・・・」


Aでも無理なんだ。


「内容は補習の講師側として、勉強済みだからわかるけど、英語の数学用語を知らないから入ってこないのよ・・・えっ、何?と思っている間に次いっちゃう」


まあ、・・・そんな単語勉強してないしね


「でもさ、まさにあの時、閣下先輩がマイティさんを紹介するときに『君達が70点だとしたら、俺は98点、彼女は1000点以上ってことはわかるが、差がありすぎて何点だかわからん』って言ったらしいって内容を理解したよ」


なんか聞いたことあるな・・・アタシとユカは何点くらい?学力だけね。


「う、言いにくいけど、聞かれたから言っちゃう。リコはいいとこ30・・・5(さんじゅうーーご)点。私を90点だとすると。

確かにマイティさんは1000点以上でどれほど遠いのかわかんない。ユカは200か300か、もしかしたら400くらいかな・・・遠い目標だけど、まったく見えないわけじゃない・・・」


ねえ、100点満点の話だよね?ユカからしたら、アタシなんて10点とかに見えてるってこと?


「かもしれないけど、中学のときから見慣れてるから別になんとも思わないんじゃないかな?」


やっぱもうちょっと勉強がんばろ・・・


「そのほうがいいよ。で、話は戻るけど、ユカもマイティさんのスポークスマンなんて面倒でしょ?」


まあ、そりゃそうでしょ?


「でも、マイティさんと違って武力はないから力で断われない、のと、最初に言った『潰れてもおかしくない』の副作用で、だらー~っとした話し方を身につけちゃったんじゃないかと」


えーっと? ・・・マイティさんには恐くて聞きに行けない+ユカは話せるけど・・・話していると眠くなるので最低限で切り上げてくれる???


って感じ?


「あくまで私の想像ね?ユカに確かめたりしないでね?」


わかったよ。


「ふふーー~、聞いてたよーー~www」


あうち、御本人登場じゃん。


「ユカ、間違ってたらゴメンね。ちなみにどこから?」

「運動部が~冷遇されてルール~?くらいから~?」


ほとんど最初じゃねーか。合ってんの?


「おーしーえーなーいーー~」

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