雑誌で気づいていた中条さん。
中条マリカです。
163cm40kgと宣言しましたが、体重は、もうちょっとあります。テヘペロ?でいいのかなー?
それはいいとして、通称マイティさんこと同級生。デカくて怖い。でも、ちょっとビックリしてます。
というのも、私は雑誌で見て、憧れてましたから・・・マイティ・零-III 様。
最初は最後のローマ数字が I だったのですが、いつからか II になり、最近 III になりました。
思い切って声を掛けた松本さんもひどい目にはあってないどころかスゴいことになってます。
なので私も思い切って、昼休みに声を掛けてみることにしました。
大変恐縮ですが、中条マリカと申します。マイティさんとお声掛けしてもいいですか?
「然る可し」
意味はわかりますが、マイティさん、同い年ですよね。もしかしてのもしかしてですが・・・キャラ付けですか?
「マリカ、か? ・・・わかるか?自分でも少々困っているのだ」
もう、普通にしゃべればいいと思いますよ。で、この雑誌、某具ってご存知ですか。
「某具ジャパンな。・・・なんというか、我の小遣い発生装置だ」
じゃ、ゼロ様ご本人ということですね。お小遣いはいただいてないのですか?
「うちには金銭での小遣いという制度は小学校低学年までであった。しかし、丁度大学受験までの学習を終えたころ、母のツテでモデルをやることになった」
あー、モデル、長身で美人ですから・・・せっかくなので白状しますが、雑誌で見て憧れていました。今も現在進行形で憧れてますよ。
「それは、ありがとう、でよいかな」
極めて良いです。このグラビアにサインをして欲しいほどです。ペンも用意しました。これでお願いします。
「では、致そう。・・・・・・ゼロ、のサインはこんな感じだがよいか?」
非常に極めて良いです。ありがとうございます。
もしかして、モデルとしての収入がお小遣いということですか?
「そうだ。MMC、マイティマネージメントカンパニーという、我の個人事務所を作ってやるから、そこ経由で給与を貰え、と父上が宣った。それからは我の銀行口座に毎月振り込まれるようになった」
でも噂では小五のころと伺っています。
「そのころだな」
それでは雑誌のモデルとか昼間とは限らないので働けなくないですか?時間が押すとか割とありそうですし。イメージですが。
「うむ。そこは面倒な話だな。しかし、私には叔母がいる。メイクを寄せれば我と、身長以外は区別がつきにくくなる叔母だ。しかし、年齢差が7歳とか4歳とか、姉妹か従姉妹だ。」
え、叔母様が7歳差と4歳差?お爺様が・・・お好きなお方とか、後妻を娶ったとかそういう関係でしょか。
「我は大父上と呼んでいるが、祖父は、まぁ、どちらかというとそうなんだろうな。我の母上は見た目だけならほぼヨーロッパ人というのは知っているか?」
噂では。実際に見たことは・・・あー、会社のホームページで見たことありますね。なんか気になって。
「そうか。役員紹介のページか。まぁ、あんな感じだ。見た目の理由はシンプルで祖母がフランス人だからだ。祖父は日本人だが、何代か前にロシア系の血が入っているということで、それがたまたま母上の見た目に反映されたんだろう」
なるほど。その大父上様が、フランスで出会った人に猛アタックして結婚したという噂は聞いたことあります。
「概ね True な噂だな」
はい。でも4歳差のそっくりな叔母様がいる説明にはなってないと思います・・・
「で、あるな。その祖母、我はマムと呼んでいるが、マムの親戚で、マムに似ている女子がいて、彼女が日本に留学したいが、学校方面ではカネもツテもない、ということで、親戚方面のツテを辿ってのマムに連絡を取って来たそうだ」
なんか話の流れが読めちゃった気がします。
「マリカの想像、ほぼそのままだろうな。大父上が、留学費用と自分の資産のマンションから一部屋を彼女の住居用に用意してやって、大学卒業後は就職先も世話してやったそうだ。
そのまま大父上の愛人的存在になったが、マムは自分の若いころに似ている彼女とも面識があり、フランスに住んでいたころは姪として可愛がっていたそうだ。
なので彼女を、二人目として愛するのであれば気にしないらしい。大父上はカネも資産も持っているし、事前に大父上からも相談があり、自分が蔑ろにされないのが判っていたそうだ。
マム的には彼女を呼んでやればそうなるのが自然だと思っていたと、マム本人から聞いた。まあ、そういうお国柄と断定するのは乱暴であろうがな」
なんか・・・貴族っぽいですね・・・それも昔の貴族。でも、本人達に問題ないなら、アリなんでしょうね。えーと?・・・それだとマイティさんのお母様にそっくりになるのではないですか?
「似ている、といっても、言われれば、まあ似ているかな、くらいだ。ヨーロッパ系な顔を見慣れている我にとっては、な。そしてこれは仮定だが、マムの姪のほうにドイツ系とアジア系の血が入っているとすれば、我に似た子ができても不思議ではあるまい」
そんな血統まで調べたんですか?
「仮定だ。推測に過ぎない。彼女は大父上の家の正月の付き合いにも出てこないからな」
では、どうやってお知り合いになったんでしょうか?
「ウチの会社、MMCではなくHLSのほうな?も、彼女、ゾエさん、は一次面接は受けたらしい。あまりにもウチはIT寄りすぎたのと、弊社の色々な方針により、一次でお互いにナシになったが。親類であるということは認識したのだ」
もしかして、マイティさんのお父様が興味を示した・・・とか
「いや、隠してもしょうがないから言うが、父上には二人の妻がいて、三人の仲も良いし、万が一夫婦喧嘩になったら二対一だから勝目もない。
なので浮気もせぬ。夫婦喧嘩も見たことはない。
それに、妻の父の公然の愛人に手を出すはずもなかろう。
我が自ら接触を図ったのだ」
マイティさんのお父様も大概ですね・・・日本の民法でどうやって二人の妻を成立させているのかも気になりますが・・・でも?なぜですか?あまりマイティさんが興味を示す理由が無さそうですが・・・
「より現在に近いフランス語の話者として興味があった。マムのフランス語は一応標準フランス語と、地域言語、ほぼフランス語だが、発音や単語が少し違う言語だ。それに、マムが日本に来た時代のフランス語で止まってしまっているはずだ。
マムとは違い、パリ出身なので、パリの若者が話すフランス語にはどのような違いがあるのか、という興味があったのだ」
なるほど。私には日本語と僅かな英語しかわかりませんが、興味があることは理解できました。
「で、会ってみて、フランス語で話し掛けたら普通に通じた。あとで仲良くなってから、パリ特有の口語なども教えてもらったが・・・その席に叔母であるアリスとサラもいたのだ。マムの子たちはアリスとサラからすると年齢が違いすぎ・・・まぁ、私の母上が一番年下だしな・・・親戚付き合いしづらいし、あまり顔も合わせていないので、年齢の近い私に会わせたかったとのことだ。目論見はうまくいき、叔母―姪ではなく姉妹又は従姉妹的な付き合いがそれから始まったわけだ」
もしかして、ハーフなので学校にもとけこめてないとか?
「いや、そんなことはないようだ。日本生まれで、保育園も小中高も普通に地域の学校に通っている。このあたりの方言も含めてある意味完璧に話す。それにこの街は外国人労働者も多いからな。差別もそれほどあるまい。私が小五のころだから、アリスが高三、サラが中三だったかな」
でも小五だと似ていても流石に違いすぎません?
「我は小学生のころからパスポートを持ち歩いていた。この見た目は小児料金で揉めがちだったのでな。そのころ178だったが、母上やおかあさま、会社の姉様達にメイクは教わっていたから、バッチリ決めれば、その当時はほぼノーメイクだったサラより年上に見せることもできたぞ」
母上とお母様、一人娘のはずなのに姉様とかツッコミどころ満載ですがスルーするとして、じゃぁ、今の178cmは完全にウソですよね・・・あ、すみません (オコラナイデネ)。
「かまわぬ。あれは赤池だったか?野球部が自称で良いと言ったから自称しただけだ」
まぁ、私の40kgも過少申告ですから・・・もしかして、そのイトコ的叔母様? その方の証明書とかを使って年齢詐称をして小五から普通に働いていたということですか?
「スキーム的にはもう少し複雑だが、概ねそんな感じだ」
でもフランス人だと証明書とか違いません?
「サラとアリスは日本生まれだから日本人だ。戸籍もある。詳しくは聞いてないから二重国籍かもしれぬが。ゾエさんも既に日本国籍を取得している。ゾエさんが里帰りするときにはアリスもサラも日本のパスポートを使っている。同行するときにはな」
保育園、小中も地域の学校っておっしゃってましたから、そこで生活してテレビやネットも日本人として見てれば会話も遊びも日本人・・・なるほど。そしてご本人が、高校、大学生だとママといっしょじゃないことも増えてくるでしょうね。
・・・もしかして、芸名、モデルとしての名前がマイティ・零-I から III へと時々数字が増えていたのは、証明書が変わった感じですか?
「ご推察の通り。我の持論だが、日本で標準的な教育を受け、それを受け入れれば、精神的には日本人になる。というのがある。我も含めてなww
数字のもそのとおりで、アリス、サラ、我自身だ。雑誌やスタジオの人達には、もう、名前変わんないよね!と怒られた。バレバレだが、一応別人設定で、マイティ・零の二代目、三代目ということになっている」
マイティさんもどう見ても外国人またはハーフですが、時代的な口調ですし、そうかもしれませんね。スタッフさんは、まぁ、怒りますよね。なんというか建前は大事ですね・・・別人設定ですか。もしかしてサインも三代目ですか?
「ああ、少しは変えている。しかし、モデル稼業はそろそろ終わる、少なくとも今までみたいなギャラは難しくなるかもしれぬとは思っておる」
え?もっとやってくださいよー。
「ちょっと筋肉が付いてきてしまって、あの細ロリな格好は厳しくなってきておる」
路線変更もできるんじゃないですかー?
「あのな、あの格好だから市場で認知されて需要もあるのだ。
体力があり、他のモデルでは無理なポーズも平気でできる。手足が異常に長いから写真映えがするし、撮影方法を駆使すればゼロでしか有り得ない構図で撮れるのだ。
まあ、普通のモデル仕事もあった。そちらでも多少は需要があるようだな」
えーと・・・想像だけでも競争が大変な業界なんでしょうね。でもあのロリータなゼロさん、好きです!!普通のモデルはあまり見た記憶がないですよ?でもこんなに大きい女子なんて知りませんでした。イスにチョコンと掛けてるグラビアとかありましたもん。
「ん?あれかな? あれば椅子が巨大なのだ。ほぼハリボテで、座るところだけがしっかり作られている。
絶対に背もたれにもたれかけるな、と言われたが、モデル仕事のときは我もピシっとしているからな。
それを引きで撮ればああいう作品になる。なので、普通のモデルだと椅子によじ登るところで挫折してしまうww。
ロリ服のときは、ロッキンホース、あれの靴底は厚いだろう?または厚底ハイヒールのこともあってな、そっちだと下手すると20cmくらいある。あの靴に帽子もかぶっているから、頭頂部は2mを大余裕で超えていてな、カメラマンは脚立が必須だ。
さらに、背景が実物ではなく絵か写真を引き伸ばしたものになっていて、サイズ感を狂わせているだけだ」
なるほど、明らかにワイヤーで釣らないと撮れなさそうなのとか、ほかのモデルさんにはできそうもないのもありましたね・・・でもマイティさんはいつでもビシっとしてると思いますよ。
「まぁ、モデル仕事は引き合いがあれば、あまりカネにならなくなっても続けるつもりはあるがな。何ならギャラ次第では下着モデルを引き受けてもよい」
えっ!下着!?思い切りいいですね。理由を聞いてもいいですか?
「服が売ってないからだ。この背になると市販品では着るものがあまり無くてな・・・足が長くてうらやましいと言われることもあるが、パンツ類、ジーンズ等も合わぬ。素の状態で股下1mちょいだからな・・・
革靴もオーダーしないと無い。普段の靴は男子用のスニーカー等、平たく言えば運動靴系ばかりだ。
胸もまだ普通だが、母上もマムもデカくてな。育ってしまったら下着の選択肢が無くなる。
モデルで呼ばれたら、服も靴も我に合わせてくれるし、他のモデルに流用もしづらいのでタダもしくは原価程度で譲ってもらえるからな。
なので、ヒールやら厚底なら結構な量の靴はあるが、身長が2mを余裕で超えてしまうような靴は普段履きできぬ!」
まぁ、厚底のハイヒールを履いているのに、頭をブツケないようにかがんで歩く・・・なんて危なさそうですね。
でも、美人でスタイルもいいのにさらにスタイルが良くなる可能性があるのもうらやましいです。足の長さもですけど。
そういえば、グラビアアイドルが巨乳すぎてカワイイ下着がない、というのもマンガでもバラエティでもお約束のフリですね。
でも、モデルに着用してもらう下着なら、カワイイとかフリルがキレイなものを着せてもらえそうですね。
「そうなのだ。スポブラは飽きている。私だってカワイイものが着たくてもいいだろう。せめて下着くらいは!」
マイティさん、今「私」っていいましたよ?
「う・・・まぁ、徐々に普通の口調になるように心掛ける。が、偉そうな口調は地だ。すまぬな」
まあ、サインももらえましたし、私は満足です!これからもよろしくお願いいたします。マリカでした!




