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エ〇チな小説を書くためには

作者: 浅磯航河

 初めまして。普段は主にノクターンノベルズの方で活動しております、浅磯航河と申します。


 今回これを書こうと思ったのは……正直に言えば自分への戒め。そして備忘録代わりになるかも、なんて思ったからです。最近執筆中に()()してしまうことが非常に多く、更新も滞っていますし。なんとかこの「よっわ~♡ クソ雑魚じゃ~ん♡」な状況から脱却したいのです。


 ノクターンノベルズのみならず、成人向けの小説を書いている皆様には、私と同様の悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。「小説を書くためには」などと言っておきながら、プロットの作り方ではありませんし、単なる失敗例を並べただけになるかもしれません。少しでも共感していただけたなら幸いです。


 それでは。


 「エ〇チな小説を書くためには ~男性編~」のはじまりはじまり~♡♡♡






 ~エ〇チな小説を書くためには その① 「余計なものを見ない」~ 



 ここでいう余計なものとは何か。それは、執筆画面以外の「全て」です。


 朝起きてPCを立ち上げて、まずはメールやSNSをチェックしたい。その気持ちは非常にわかります。わかりますが……それは執筆前、できれば前日までに終わらせておきましょう。小説を書くというのは自分の頭の中の情報を編集しアウトプットする行為です。インプットと同時に行うことはできません。これはどんな創作活動をするときにおいても同じかと思われます。


 特に危険なのはSNS。私はX(旧twitter)しか使っていないのでそれを例に挙げますが……これは開いたら終わりというパンドラの箱のような類の危険物です。パンドラの箱なら最後に残っているのは希望じゃないかって? いいえ、結局は執筆できなかったという後悔しか残らないのです……。


 スクロールすれば無限に情報が出てくる魔の巣窟。私の画面を例にしてみましょうか。


 Xを開いた瞬間。フォローしている神絵師さんが惜しげもなく投下してくれた神イラストが出てきました。絵柄が好みなのでフォローしているわけです。露出度が高いせくしーな女の子のイラストなわけです。ご丁寧にあーんな擬音、こーんな擬音まで書き込んでくれていて、私の性癖にぶっ刺さりです。


 もぞもぞ。


 あっ! 知らないうちに手がズボンの中に……。


 ………………ふぅ。


 はい。無残にも負けてしまいました。


 

 次にスクロールして出てきたのは。あぁ、これはいけません。F〇N〇Aか何かのサンプル動画でしょうか。たかがサンプルだからと油断してはいけません。数十秒~3分の間で視聴者を惹きつけるための編集が施されています。要するに良いとこどりな場面が満載です。三次元の女の子たちがあんなことやこんなことを次々と……。


 もぞもぞ。


 あっ!(察して)


 ………………ふぅ。


 はい。神速が如き2敗目です。


 あっという間に連敗してしまいましたね。Xが厄介なのは、フォローしているしていないに関わらず、こちらの嗜好に沿ったポストを次々と表示してくるところにあります。神絵師は新たな神絵師を呼び、そこから無数に広がる枝葉のように負の連鎖が始まります。そうなったら止まりません。数時間は余裕で持っていかれます。


 新しい情報に出会えるという意味では、インプットにおいてとても便利なものなんですけどね。ただ創作どころではなくなってしまうため、朝イチで開くのはやめた方がいいかもしれません。






 ~エ〇チな小説を書くためには その② 「物理的に対策する」~


 SNSの誘惑を断ち切り、見事執筆に取り掛かることができました。えらいっ。私、えらいっ。これは一日一万字も夢じゃないかもっ? そんな甘い考えはすぐに崩れ去ることになってしまうのです。


 成人向け小説というジャンルである以上、書き進めていけば当然エ〇チなシーンが出てきます。ここが腕の見せ所。いかに読者を興奮させ、性欲を満たすことができるかが決まる「超」重要な部分です。作品、作風にもよりますが、あまりに短いとガッカリしてしまいますし、それなりの量を書くわけです。当然、エ〇チなシーンに掛ける時間は長くなります。


 話は変わりますが、創作っていうのは本当に素晴らしいものです。他人が作ったものとは違い、一から自分で創り出すことができます。例えば登場人物。彼らをどんな設定にするかも自由です。顔や体型はもちろん、性格、種族、能力値、スキル……。ありとあらゆる要素を決められるのです。


 そんな、自分の望むままに創造した愛しいキャラクターたち。……もうお気付きですね。そう、彼ら、彼女たちもエ〇チシーンに登場してしまうということに。仕方がないんです。成人向け小説なんですから。


 自分の性癖ドンピシャのキャラクターたちが、これまた自分好みのプレイを繰り広げるシーンを執筆し始めました。するとどうなるか。


 もぞもぞ。


 あれ? おかしいな。いつの間にかキーボードに手を置いていたはずの左手がズボンの中に。当たり前のことですが、それでは文字が書けません。そして……。


 ………………ふぅ。


 はい。当然の3敗目です。


 男性の行為後というのは、プロラクチンというホルモンがドーパミンやテストステロンといった性欲に関係したホルモンを抑制してしまう現象が起こるらしいです。いわゆる「賢者タイム」ですね。ただ私に言わせれば賢者という言葉は全く似つかわしくありません。


 本当に賢者になれるのならば、その明晰な頭脳で執筆も楽々進められるはずです。……しかし、実際はどうか。個人差はあるでしょう。あくまで私の場合ですが……行為後、数時間から半日程度を棒に振ることになります。その①で述べたSNSの比ではない大幅ロス! 取り返しのつかないオーバーミス! 賢者は愚者に成り下がるのです……。


 普通の小説ならその状態でも書き進められるのかもしれません。ただし私が書いているのは成人向け小説。脳力、気力に加えて、どうしても自らの性欲をそこに乗せて書かなければならないのです。賢者タイム状態ではどうしても書けません。一文字も進みません。よわよわ~♡ クソ雑魚~♡ なんて呼ばれても仕方がありません。 

 

 酷いときは1つのエ〇チシーンで10日ほど費やします。つまり、その間9敗しているわけです。読者の望むものを書ける方ならまた話は違ってくるのでしょう。ですが、私の場合は自分の好きなものを、読みたいものを小説にしているわけです。つまり、常に性欲と戦っていることになります。


 流石に執筆が一週間以上まともに進まないのは苦しいので、色々と対策を考えました。


 まず試したのは自分の性欲を抑えること。色々と調べた結果、豆乳を定期的に摂取することにしました。豆乳に含まれる大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンのような働きをしてくれるとのこと。これならエ〇チシーンを書くのに支障がない程度に性欲を抑えてくれるかも! はたして結果は……?

 


 性欲には勝てなかったよ……。



 ダメでした。効果なし。お肌の調子は良し。豆乳って色んな味があって美味しいんですね。昔は調整豆乳とコーヒー味しかなかったように思いますが、今はバナナにチョコミントに何十種類も。私のオススメは紅茶味です。続けて飲んでいこうと思います。

 

 次に試したのは、抑えるのとは逆転の発想。行為によって元気が失われてしまうのなら、出しても問題ないくらいに精力を蓄えておけばいいじゃないか! そう、精力剤を試してみることにしました。


 亜鉛、マカ、トンカットアリ。男性なら聞いたことのある精力増強成分が数種類入ったサプリを購入して毎日飲み始めました。数日後、執筆開始。自分の書いたキャラクターが脳内で動き出し、いつものように誘惑してきます。結局、搾り取られて負けてしまうのですが……。


 ふふふ……いつもの私と同じだと思うなよ?

 

 精力剤の効果はそれなりにあるようで、下腹部がじぃんと漲っている感じになっています。気分はエ〇漫画の主人公です。何発、何十発出しても萎えない鋼の肉体! これなら一発ばかり出してしまっても小説を書き続けられるのでは! はたして結果は……?



 あ、あれ……?



 結論から言うと……ダメでした。確かに、行為後の虚脱感というのは大幅に改善されました。亜鉛のおかげで後発の弾が沢山増産されているせいですかね。これなら連射も可能だ、という実感もあります。ただ、それでも賢者タイムにはどうしても突入してしまうようなのです。やはりエ〇チシーンを書き進めることはできませんでした。


 ただ……すぐ上でも書きましたが、虚脱感が軽くなるというのは本当に大きいです。それに仕事で疲れにくくもなりました。これはマカとかの影響でしょうかね。こちらも継続して摂取していこうと思っています。


 さぁさぁ、困りました。打つ手なし。溢れ出る性欲を上手くコントロールして小説に向けたい。けれども、どうしても自分の生み出した魅力的なキャラクターたちに負けてしまう。ましてや自分が書いているのはサキュバスみたいにこちらを誘惑してくるキャラクターばかり。このままでは搾りこ〇されてしまう! そんな私が最後に試みた方法とは……!




 ティッシュを近くに置かない。




 え? そんなことで? ……そんな声が聞こえてきそうですが、意外と効果があったのがコレでした。


 誰でもそうだと思いますが、モニターやキーボード、マウス、机、椅子に液体を掛けたくありませんよね。ましてや水ではなく白濁したものなんて。下手したら汚れがそのままになって臭ってくるかもしれません。だから、男性はティッシュを使うわけです。


 行為の受け皿ともいえる大事な大事なティッシュが身近にないとどうなるか。これが結構効果ありでして、ぐっと、踏みとどまれるんですよね。手で受けるとそこからこぼれてしまう確率が大きいし、服の中で暴発したら目も当てられません。結局自重せざるを得ないわけです。もちろん、風邪気味のときとか、花粉の時期はティッシュが片時も手放せないので、そういう時は仕方がありませんが。


 




 勢いのままに書き殴った文章でしたが、いかがでしたでしょうか。結局、私が最後にたどり着いたのは意外とシンプルな解決法でした。同じような方法としては、行為ができない環境に自分を置くというのも有効かと思われます。ファミレスとかス〇バとかね。ただ、人目のあるところで()()()()()文章を書くというのは、ドキドキして集中できないかもしれません。試したことはありませんが、私はきっとそうなります。ガクブルです。無理。


 ちなみにタイトルに男性編と銘打っておきながら、女性編を書くことはありません。私の性別は男であり、女性の方の気持ちや行為における体の変化というものがわからないので。どなたか物好きな女性作家の方がいたら書いてくれるに違いありません。その時は是非読ませていただきます。


 主に活動しているのはノクターンノベルズですが、小説家になろうからリンクを張るのは禁止されているらしいので、興味のある方は「浅磯航河」で検索してみてください。女性上位の作品が多いです。あ、もちろん18歳未満の方はダメですよ!


 小説家になろうの方では詩とか俳句みたいものを時々投稿しています。よろしけばそちらの方も作者ページから見てみてね。

 

 それでは、またどこかで。

よかったら、みんなの小説の書き方、性欲のとの向き合い方も教えてね!

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― 新着の感想 ―
「取り敢えずしとくか」を失くさないとね……(自戒)
分かります! 分かりますぞ!! 分からいでかっ!!!
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