かわいい僕のつがい 3
お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。
「骨だったら労役させても食事もいらないし、お金もかからないし、エコだよね?」
「はー〜、そうなんですかねー〜」
私とエリオさんは今、骨となった飛竜に乗って空を飛んでいます。
崩れた宮殿の残骸を骸骨たちに片付けさせて、更地にさせているんです。歴史ある場所だけに、働く骨に困る事はない上に、十分に働いた骨たちは満足して昇天していくので、お互いに良い関係が築けているわけです。
「側から見ると悪魔の所業のようにしか見えないんですけどね」
エリアさんは私の力を使って骨を動かしているんですけど、匠が過ぎるので、私以上の死霊使いとなっています。
幽霊が見えなくなった私は、骨が使えるようになったので、それもそれでどうなんだろうとは思うんですけど、便利なので公共事業に活かしています。
「聖地巡礼のポイントでは、聖女が様々な奇跡を行なっているわけだけど、あれってそのほとんどが骨を使役して作った物らしいよ?」
「はい?」
「骸骨軍団を使って井戸を掘ったり、貯水池作ったり」
「はいい?」
「異界の雌龍は聖女を魔女として悪者にしようとしたみたいで、私利私欲で古代遺物を使う集団をあえて作り上げた上で、魔女の軍団だ〜って言って悪者にしていたんだよね。だけど、本物の聖女は死体を使役していたわけだから、そんな事をしなくても十分悪女に仕立て上げる事が出来たのに、面白くも無駄な事をするものだなって思うよ」
「多分、暇だったんじゃないんですかね?」
随分と長い生を生きていたみたいですもんね、相当暇だった事でしょう。
最近王都では、可愛らしい骸骨と私が並んで描かれているポップな感じの絵が人気らしいんですよ。経費削減だとか何とかで、公共事業の時には引っ張り出されるから、国民との触れ合いも多いんです。
エリアさんは竜と一緒の絵なのに!私は骸骨って!ポップな感じだからまだいいですけど、まさにオカルト!な感じの幽霊どろどろの絵だったら怒っている所ですよ!
「そういえば僕を散々口説いていたカタンザーロの団長がいただろう?」
それって巨乳狙いのカタンザーロ領主軍の団長さんの事ですよね?
「彼、ロンバルディア聖都に赴任になったから」
「はい?」
エリアさんの顔を見上げて思う。もしかして、無遠慮に求婚してきたダニエルさんに向けての復讐かなんかをしたのかな?
ここまでお読み頂きありがとうございます!
次回で完結です、最後までお付き合い頂ければ幸いです!
モチベーションの維持にも繋がります。
もし宜しければ、☆☆☆☆☆ いいね ブックマーク登録
よろしくお願いします!




