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お題シリーズ4

その日は平凡な一日

作者: リィズ・ブランディシュカ



 特別な才能もない人間がいたとする。


 そんな人間がいたなら、その人間が送る一日は、特に何もないのが常識だ。


 それで、何か物語みたいな事があるのは、逆におかしい。


 けれど、私はそれが死ぬほどいやなの。


 平凡な一日をつみかさねて、平凡な人生を送るなんて、まっぴらごめん。


 だって、夢が見たい年頃なんですよ。


 現実だけを見て生きていくには、若すぎる。


 ここで閉じたくないんですよ。

 

 色々な物を、色々な縁を。


 いつも求めてる。


 平凡でないもの、オカルト、不思議、言い伝え。


 噂に怪談、未知への扉。


 そんなものがあるから少しは、気を紛らわせる事ができているけど。


 やっぱり満足には程遠くて、平凡な一日が嫌になりそうで。


 だから。


 誰か、この平凡すぎる一日達の中に、何かを持ってきてくれないかな。


 なんて。


 授業中、窓の外みて夢想しだすしかないよね。


 そんな事、あるわけがない。


「あー、お前ら今日からこのクラスに転校生がやってくるんだが、初めての転校生イベントだからって、質問責めにするなよ」



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