表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/13

第二話「それは運命」

「桜ーー!!」


「なにー?!」


 教室の反対側から、同じクラスで同じ弓道部の真庭まにわ 玲奈れいなが、私に声をかけてくる。

 玲奈はほうきのてっぺんに両の手のひらをあてて、その上に顎をのせていう。


「部活終わったら、部室の掃除頼めないーー? 私、生徒会のほうの仕事あってさー!」


「いいけど……また……?」


 私は机を動かしながら、玲奈にむうと口をとがらせていう。


「ごめん、ごめん! 今度埋め合わせするからさ!」


「絶対だよー?」


「うん! ありがと!!」


 玲奈は幼稚園の頃からの親友で、家も近いためよく一緒に遊んで育った。

 その玲奈の頼みだから仕方ない。

 私は早々に机を運んで教室の掃除を終えると、部室へと向かった──




──────────────────────────────


「結構埃すごいな……」


 そういえば、さき先輩から部長引き継いでから、一度も掃除してないや。

 どこから掃除をするか……。

 

 とりあえず、この机をどけて……。


「あ、これ……」


 そこには弓道部に伝わる【伝説の弓】がある。

 


「うわっ!」


 机を動かした拍子に、ガラスのようなものが割れる音がした。

 さらに机を退かせてみると、机の奥にあった弓道部に伝わる、伝説の弓が入れられたショーケースが割れていた。

 

 その時、私をまばゆい光が包み込んだ──


「えっ! うわっ!!まぶしっ!」


 私はあまりのまぶしさに顔の前に手を当てて、目をつむった。


 数秒だろうか、数十秒だろうか、そのまばゆさは長く感じた。

 光のおさまりを感じた私は、ゆっくりと手を降ろして目を開いた。


 そこには、艶やかな黒髪、青い和服の見目麗しい青年がいた。

 すらっとしていて、背が高く、私は上から下まで視線を移した後で、もう一度目を彼の目に向けた。


「あの……え……どこから入って……」


 私の言葉を遮るように、その青年は言葉を紡いだ。

 


「僕と結婚してください」




「はい……?」

いつも読んでいただきましてありがとうございます<m(__)m>



この文章の下↓↓↓のほうにこの作品を評価するボタンがあります。


見えづらいですが、、、


また評価に加え、感想やレビュー(推薦文)も書いていただいて問題ございません!

むしろあなたのお声を聴けることが嬉しいです(*^^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ