表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

はぁ

作者: うすらとんかち

たまに思う。


死にたい。死ねば楽になれる。楽になりたい。


たまに思う。


親さえいなければ。学校も行かない。働かない。誰とも話さい。なんでもできる。自殺もする。


他殺だって。


でも


親がいる。生きている。生きて、俺の存在を認識し、期待している。


大学合格通知


「お前が大学卒業して就職したら俺もう死んでもいい」

父の言葉だ。


「おめでとう。何が食べたい?」

これは母。


「よかったねぇ…よかったねぇ…」

電話越しに泣いてる。祖母だ。


「あめでとう。」

LINEで送られてきたメッセージ。兄。


家族は俺を大事に育ててくれたと思う。俺の体の心配をしてくれる。食べ物に困らないようにしてくれる。俺を尊重してくれる。とても大事にしてくれる。感謝している。


だから裏切れない。プレッシャーを感じる。


家族にそんなつもりがないのはわかっている。とても優しい人たちだ。


だから


たまに思う。


親がどうしようもないクズだったら、もう少し楽だったのかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ