僕の彼女は、僕の指示通りに動くいい子なんです。
僕の彼女は、僕に一切歯向かわない、とてもいい子です。
彼女は僕よりも10個も下の女の子で。
僕の出す指示通りに何でも動いてくれます。
彼女は僕に、“嫌とかやりたくない”と一度も言った事がありません。
彼女は、僕が調教し素敵な女性になりました。
僕が彼女に言う事は? “全てが正しい”のです。
僕はある時、彼女にこう言いました。
『あそこに居る男性を誘惑してきて!』
『・・・ううん、分かったわ。』
彼女は僕が教えた通りに、その男を誘惑しました。
彼女に今まで、教えてきた男を虜にする誘惑の仕方を忠実に彼女が
僕の目の前でして見せてくれました。
僕は、その場で興奮しました。
彼女から目を離すまいと必死で僕は彼女を目で追って見入ってます。
そして、その男の方も満更でない感じになり彼女の身体に触れようと
した瞬間、僕が間一髪のところで止めたのです。
『すみません、“僕の彼女なんです。”』
『えぇ!?』
『さあー行こうか!』
『うん!』
間抜けな顔で、僕の彼女を見つめるこの男の顔を僕は忘れません。
僕が誰よりも、彼女の事をよく知っている。
僕が彼女のすべてだから!
彼女は、何でも僕の言う事なら聞いてくれるのです。
僕の言う事全てが、彼女にとって正しい。
彼女は僕の言う事を聞いていれば間違いないのです。
*
僕の仕事は【探偵】です。
探偵の仕事は、行方不明になった人を探してほしいとか?
旦那の浮気調査とかいろいろありますが、、、。
最近では、“別れさせ屋”という仕事が多く依頼が入ってきています。
別れたい旦那や彼氏など別れたい男性と別れさす仕事です。
まあ、行き過ぎてるかもしれませんが最悪! 身体の関係もあるのです。
僕の彼女は、そういった仕事もしてくれます。
『昨日、依頼者が来て! この男性と別れたいと言ってるんだ!
君はこの男と身体の関係を持って君とこの男の写真を撮るだけでいい
君にできるかい?』
『勿論! 出来ます。』
『じゃあ、頼んだよ。』
『はい!』
・・・彼女は早速、依頼者の持って来た写真の男に近づいた。
そのうち、二人は仲がよくなり。
身体の関係を持つ。
僕は彼女が他の男性と身体の関係を持つ事に抵抗はない。
これは、仕事なんだ!
彼女が僕を裏切った訳じゃない!
彼女は忠実に、僕の指示に従っただけなのです。
僕の愛する女性は、なんて素晴らしい女性なんだと!
僕は彼女を誇りに想うほど、心から彼女を愛している。
僕と彼女は、そんな事じゃ壊れない強い絆で結ばれているのだから。
僕は彼女をどこまでも信用しているのです。
そして今日も、別れさせ屋の仕事の依頼が彼女に入りました。
『さあ、今日も別れたいという依頼が入ったよ。頑張ってくれるかな?』
『勿論!』
『君は素晴らしい女性だ! 僕の愛するステキな女性。』
『そんなに褒めないでください。』
『君は僕の指示通りにやっていれば間違いなんだよ。』
『そうですね。』
『あぁ、勿論だ!』
最後までお読みいただきありがとうございます。