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AEM  作者: 半田 慶一郎
0章
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3583年 5月4日









≪偵察隊より報告、ロシアのチェルノブイリ地区に"蛇"が侵入、民間人2名が負傷。直ちに近くのAEMは討伐に向かってください≫









2000年末、Genius社が開発した最新の抗がん剤をラットでの実験中に突然変異を起こした。だが、実験者5名が空気感染したことに気がつかず、外に出ることになった。


その結果、爆発的にウイルスが広まり、ラット病という病気が世界中で流行。脅威の感染力をもち、僅か3日程で人類の80%が死滅、10%の体が異変をおこすという最悪の事件が起きた。









≪ティード隊長、現場に急行できますか?≫


「ごめん、こっちの"ホッキョクグマ"が予想以上にでかくて時間がかかる!」









また、ほぼ全ての動物も感染。体が巨大化し、草食動物さえも凶暴化した。

責任をとるためにGenius社は研究所を設立。感染したチンパンジーを利用したワクチンを作りあげた。









≪こちらチーム12、目標を発見した。討伐を開始する≫

≪チーム12が交戦を開始、援護可能な近くのチームは直ちに援護に向かってください≫









しかし、ラット病の脅威がなくなって2年、もう1つの脅威が生まれた。

南アフリカ、南アメリカ大陸の国家が次々と野生動物に襲われ、完全に崩壊した。









「ごめん!"ホッキョクグマ"の討伐は終わった!すぐにそっちの援護にはいる!」


≪待ってください!チーム12との交信が途絶えました!危険ですので移動しないでください!≫









そして2550年3月4日

「Animal Elimination Mechanism」

通称『AEM』が結成され、世界中で動物の駆逐作戦が始まった。









≪チーム12の反応が完全に消失………ロストです………≫









それから1033年経った今、人類の総人口は2000年末の5%まで落ち、動物の数はおよそ4倍にまで膨れ上がっていた。


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