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影、一閃
「シャドウ・ハック!!」
影から手が伸びる。
龍の頭蓋を掴み、離さない。
龍はもがき、振りほどこうとしている。
「おい、準備はいいな??」
「俺の投影でお前を一時的に影の一部にして、龍の中に入る。」
「準備はいいな??」
何で二回聞いた。
「ああ……、やってくれ。」
異都 望……、もう一つの世界線の俺。
まるで恋人……??
何を馬鹿なことを。
言っただろ。
アイツは俺だと。
進化するのが生物だというのなら、自己の完成を願うのは当然だ。
「行くぞ……、投影!!」
刹那、全身は影に溶け、液体と化した闇は龍の頭蓋へと溶け、そして消えた。




