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光源水晶の謎

光源を目指し、進む。

悪臭が肺を満たし、霧が視界を拒む。

それでも光は差し込む。

どれほどの暗闇の中でも。


「これは……。」


ダイヤ型の水晶のようなものが、光っている。


「臭くない……。」


どうやら、この水晶の近くでは濃霧は無効化されるようだ。

ということは、この霧は光があれば無毒化することができる、のか??


「(推測の一つだが、仮定として持っておくのはいいだろう。)」


しかしながら、光が差すような場所ではない。

この水晶そのものが光を放っているのだろうか。


()っ……?!」


手で取ろうとすると、電撃が走る。


「なるほど、龍の出す瘴気を無効化する……、龍化した手では持てない……、と。」


ならば、なぜこの龍がこのクリスタルを体内にとどめ置けるのかは不明だが、そういうことだろう。

しかし、困った。


「それが本当なら、俺はもう、両手でこれを運んでいけない。」


幸い、左足はまだ残ってるようなので、蹴ることにした。


「そぉいっ!!」


金属製のものが折れる音がした。

水晶は思いのほか軽いのか、2~3歩分は転がった。

やはりこうやって運ぶしかないか。


「しかし、どうも……。」


足が動かない。

どうやら、電撃のような、エネルギーはヒトに対しても走るようだ。

俺の左足は、青白く、点滅していた。

ついたり、消えたり、そんな感じで。



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