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決意
「……一体、あなたは?」
夕暮れの太陽以上に輝く少女。
「私は、そうですね、あえていうなら高次元生命体でしょうか。」
「……それで、頼みごとは、その…………何とか悪を無くす……こと……?」
「そうです。そして、もう一つあります。それは、世界のどこかにある『世界線』を集めてほしいのです。そして、目的を達成したら、それを捧げてほしいのです。」
「仮に生き返るとして、わからないことがあったらあなたと話をすることはできるのか……?」
「そうですね……。」
空中から2メートルは浮いている場所で足を組み、考える少女。
「『世界』に行くとき、そして帰るとき、くらいはできるでしょう。それで、どうします?実はあなたの体と魂はいまにも砕けそうです。これ以上の説明をする時間もありません。」
「説明を後でしてくれるなら……受け入れます。」
「なぜ敬語に?」
「一応神らしいので……。」
「ジョークもいける口ですか……。」