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契約
「すいません、今夜の宿を取りたいのですが、まだ間に合いますか?」
質屋で無事に宿代を手に入れた。
「夕食は付けますか?」
「はい、お願いします。」
すると、受付の女性は青い液体が入っている容器をこちらに差し出した。
沈黙が流れる。
「……あの、これは?」
「……指をつけてここに押してください。そして、代金を頂けば契約は成立です。」
「ありがとうございます。」
紙に指を押している間、女性をよく見るとこちらをみて少し困ったような、笑っているような顔をしていた。