―プロローグ―
この世界の人口は急激に増えている。
別に増えているからといってどうというわけではない。
少子化が嘆かれているこのご時世にとって人口が増えるのは好都合かもしれない。
そう。好都合のはずなんだ。
こんなことを言っても信じてはもらえないかもしれないが増えた人口のほとんどは死人だ。
ここ日本では「お盆」に死者が帰ってくるという言い伝えが古くからある。
それの延長版と考えたら想像がつきやすいのではないだろうか。
なんの前触れもなくふっと死んだはずの人が現れるのだそうだ。
さて、問題なのがその見た目である。
絵に描いたような青白い顔で透けてて触れない幽霊なら大いに結構。
ただ今急増してるソレは死ぬ以前の姿そのままで、物に触れることだって出来る。
つまり、
見た目だけでは「死者」か「生者」か判断できないのである。
死んでしまった好きな人が突然帰ってきたら大半の人は嬉しいだろう。
……そう、嬉しいはずなんだが俺は幽霊が嫌いだ。
もう一度言おう、俺は
『幽霊が嫌いだ。』
― こ れ は 死 者 と 生 者 の お 話 ―
初小説なので至らない点は多々ありますが
地道に自分の思うような小説が完成したら良いなと思ってます。
よろしくおねがいします。