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7ー4 『赤ずきんは赤い靴を履きたい衝動を抑えきれない』後編
かたり「オオカミ王子の腹を斬り裂くと、中からおばあさんがあらわれました。どうやらまだ元気そうです」
おばあさん「赤ずきんや。おまえが助けてくれたのかい?」
赤ずきん「そうだけど。どうしてだろう? ずっと足が動きつづけているの。おばあさん、わたしを助けて!!」
おばあさん「それならこうすればいいのよ」
かたり「そう言って、おばあさんは赤ずきんちゃんの靴を脱がしてしまいました」
赤ずきん「止まった。ありがとう、おばあさん。わたし、これからはおばあさんの言うことを聞きます」
おばあさん「あたしも少し厳しすぎたかね? おしゃれしたい年ごろなのに、貧乏で可愛い服を買ってやれなくてごめんよ。その代わり、勤めている縫製工場で余った布地を山ほどもらってきたから、好きなように作り替えるといいよ」
赤ずきん「本当? わあ、すごい。これならどんな服でも作れるわ。ありがとう、おばあさん」
かたり「こうして二人は、裁縫の腕を磨いて服作りにはげみ、一攫千金とばかりに服を売りつづけて貧乏から脱出したのでした。めでたし、めでたし」
これにて、十月公演『赤ずきんは赤い靴を履きたい衝動を抑えきれない』を閉演します。お足元にお気をつけてお帰りください。
〘閉幕ブザーの音〙
つづく




