表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/57

7ー4 『赤ずきんは赤い靴を履きたい衝動を抑えきれない』後編

かたり「オオカミ王子の腹を斬り裂くと、中からおばあさんがあらわれました。どうやらまだ元気そうです」


おばあさん「赤ずきんや。おまえが助けてくれたのかい?」


赤ずきん「そうだけど。どうしてだろう? ずっと足が動きつづけているの。おばあさん、わたしを助けて!!」


おばあさん「それならこうすればいいのよ」


かたり「そう言って、おばあさんは赤ずきんちゃんの靴を脱がしてしまいました」


赤ずきん「止まった。ありがとう、おばあさん。わたし、これからはおばあさんの言うことを聞きます」


おばあさん「あたしも少し厳しすぎたかね? おしゃれしたい年ごろなのに、貧乏で可愛い服を買ってやれなくてごめんよ。その代わり、勤めている縫製工場で余った布地を山ほどもらってきたから、好きなように作り替えるといいよ」


赤ずきん「本当? わあ、すごい。これならどんな服でも作れるわ。ありがとう、おばあさん」


かたり「こうして二人は、裁縫の腕を磨いて服作りにはげみ、一攫千金とばかりに服を売りつづけて貧乏から脱出したのでした。めでたし、めでたし」


 これにて、十月公演『赤ずきんは赤い靴を履きたい衝動を抑えきれない』を閉演します。お足元にお気をつけてお帰りください。


〘閉幕ブザーの音〙


     つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ