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10万pv突破しました!!!【每日更新】史上最強の幽霊剣士  作者: Doctor Crocodile


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第39話 02 漆黒の洞窟

本日4万pvを突破しました。改めまして皆様の応援ありがとうございます。皆様の応援が何よりの励みになります。これからも精進して史上最強の幽霊剣士の物語をお届けしていきたいと思います。



「よし、ここからは俺に任せろ!!」


ボーディが顔を上げる。燃え上がるような戦意が目の奥に宿り、拳を握る手が微かに震えていた。腕を伝う強酸の滴が地面へと落ちた瞬間、石が溶け、大地がただれた跡を残す。


彼の声には興奮が滲み、さらにその奥には復讐心さえも感じられた。


「前回は俺のせいで奴らを逃がした……だが、今回は違う!」


獰牙は目を細め、冷笑を浮かべる。


「俺に任せろ。俺の毒霧の中では、俺だけが奴らの居場所を把握できるんだ。無茶するなよ、このバカ。」

獠牙はからかうように言いながらも、その声には一抹の心配が混じっていた。




毒霧が再び激しく渦を巻き、まるで黒炎のように蠢きながら全員を包み込んでいく。獰牙の声が毒霧の中から響き渡る。


だが——


ボーディはゆっくりと口角を上げ、鋭い牙を覗かせながら不敵に笑った。目を閉じ、深く息を吸う。


「目なんて必要ない……」


次の瞬間、彼は目をカッと見開き、拳を固く握りしめた。灼熱の強酸が拳を包み込み、揮発する煙が辺りを歪ませる。彼の体は一瞬沈み、そして——


「そこにいるんだよ!!!」


爆発的な勢いでボーディが突進する!彼の速度は音を超え、毒霧の中に影すら残さないほどの瞬発力だった。


そして、拳が一直線に放たれる——


轟音とともに、大気が震えた!


——だが、その瞬間、炎が巻き起こる。


突如、毒霧の中から燃え盛る火の壁が現れた!燃えさかる炎が鮮やかな赤色の障壁となり、ボーディの攻撃を阻む。


「こんな壁で俺の攻撃を止められると思うのか?」


ボーディの眼光がさらに鋭くなり、拳に宿る強酸がさらに強く揮発する。熱に歪む空気の中、拳が火の壁へと突き刺さる。


ジュゥゥゥ……!


炎は酸によって溶かされ、壁が一瞬にして崩れ落ちる。そして——


ドガァァン!!


ボーディの拳が、サンディの腹部を直撃した!


「ぐっ……!!!」


サンディの身体は宙に舞い、壁を突き破りながら後方へと吹き飛ばされる。崩れた瓦礫が辺りに飛び散り、戦場はさらなる熱を帯びていく。


サンディの姿は砲弾のように吹き飛ばされ、空気を切り裂きながら高空へと舞い上がった。しかし、彼が地面へと落下すると思われたその瞬間——彼の身体は突如として花火のように炸裂し、鮮やかな炎が夜空に咲き誇った。無数の火花が四方へと散り、やがて完全に消え去る。



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