第36話 15 「不運の中の幸運」
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翻译成日文:
「そういえば、聞くのを忘れてたけど、君たち二人がチームを組んでどれくらい経つの?」とザックが尋ねた。
「実はそんなに長くないよ。ただ一緒に2、3回の任務をこなしただけさ。僕もまだ新人みたいなものだしね。」とナイトが答えた。
「えっと……この質問をするのは少し適切じゃないかもしれないけど、新人なら他のチームに入る方が普通じゃない?みんな新人チームに入りたがらないだろうし。」とサンディが尋ねた。
「どう言えばいいかな……もしかしたらザックが言った通り、僕はちょっと変わってるのかもしれないね。他のチームのやり方があまり好きじゃないんだ。宝をめぐって喧嘩したり、肝心な時に仲間を見捨てるような人たちもいる。そんな冒険には参加したくないよ。それなら冒険しない方がマシだ。だから僕は自分が満足できるチームを作りたいと思ったんだ。エイトは最初に入ってくれたメンバーなんだよ。彼女の性格は時々つかみどころがないけど、嫌いじゃない。」とナイトが笑顔で言った。
「私がチームに入った理由は、どこでも好きな時に漫画が読めるから。それに、そんなに退屈じゃないしね。」とエイトが付け加えた。
「そうなんだ。僕がこのチームに入った理由は特に話すこともないけど、単純に実力がないからさ。僕の魔法は、いわゆる攻撃魔法じゃないんだ。たまに、自分にこんな魔法を与えた神様を恨みたくなるよ。大事な時に仲間を守ることもできないし、勝負の時に致命的な一撃を与えることもできない。だから以前は色々なチームを渡り歩いてたんだ。強いチームも弱いチームもあったけど、結局どこも最後は僕を見捨てたんだよ。」とザックが苦笑いしながら言った。
「君の経験、ほんとに悲惨だね。」とエイトが言った。
「君が心配してくれるのは嬉しいけど、慰めながら漫画を読むのはやめてくれないか?君の慰め、全然効果ないよ……」とザックが呆れた顔で言った。




