第35話 14 コップ
二人はお土産屋に入り、店内に並ぶ色とりどりの商品と広々とした空間に目を奪われた。
「あっちにすごくきれいなガラスコップがたくさんあるよ!」とエリーサは興奮して言った。
「じゃあ、見に行こうか。」とサンディは微笑みながら答えた。
二人はガラスコップが並ぶエリアにやってきた。エリーサは一つの精巧なガラスコップを手に取り、目を輝かせながら言った。「わあ、このコップ、どれもすごく精巧に作られてる!こんなコップで飲み物を飲んだら、すごく高級でおしゃれな気分になれるね!」
「本当だね。」とサンディはうなずき、「しかもこれ、たぶん有名なブランドの製品みたいだよ。このブランドは歴史が長いって聞いたことがあるけど……」と言いながら価格タグを指さした。「値段がちょっとびっくりするね。」
エリーサは価格を一目見て驚き、慌ててそっとコップを棚に戻し、サンディの腕にしがみついた。「なんて高いの!一つのコップがこんなに高いなんて。さっき落とさなくて本当によかった。もし割ってたらどうなってたことか……。」
サンディは優しくエリーサの髪をなでながら慰めた。「大丈夫だよ。でも次からは気をつけないとね。こういう有名ブランドのものは元々高いし、それに加えてここはお土産屋だから、価格がさらに高くなるのは当然だよ。さあ、まだ店内は広いから、他を見てみよう。」
二人は店内を歩き回り、小吃(軽食)コーナーにたどり着いた。エリーサは並ぶ食品を指さしながら言った。「うん、この軽食、なんだか特別そう。ここならではのものなのかな?」
「そうかもね。」とサンディは包装にあるマークを見て言った。「ほら、このマーク、この町特有のものだよ。」
その時、サンディはふと目を輝かせながら言った。「あ、見て!あそこにたくさんのクッションと抱き枕があるよ。どれもすごくかわいい!」
エリーサは笑いながら言った。「サンディ、私覚えてるよ。君はこういうものが大好きだったよね。時間はたっぷりあるし、見に行こう!」
「その通り!」とサンディはうなずいた。「それに、君にちょっとしたサプライズも用意してるんだ。ザックみたいに周りをくまなく探したわけじゃないけど、この近くにすごく人気のあるカフェを見つけたんだよ。」
「最高!ケーキは私の大好物の一つだよ!」とエリーサは目を輝かせた。「じゃあ、買い物が終わったら行こうね!」
二人は顔を見合わせて笑いながら、お土産屋で楽しい時間を過ごし続けた。




