第14話 11名前はロッド
本日は7500pv突破おめでとうございます。 長年にわたるご支援、誠にありがとうございました。 月日が経つのは早いもので、あっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。 これからも作品をお届けしていきます。 今後ともよろしくお願いします。
「本当に申し訳ありません。もし許していただけるなら、どうかお許しください。」
「君がそう言うと、どう言っていいかわからなくなるね。でも大丈夫だよ。警戒心を持つことは良いことだから。もし私たちが本当に悪者だったら、君のやり方は正しかったよ。」エリーサは慰めるように言い、少年の頭に手を置こうとしましたが、少年は無意識に一歩後退しました。
「ごめんなさい、本当にごめんなさい。まだ慣れていなくて。」少年は謝りました。
「大丈夫、大丈夫。私がちょっと無神経だっただけ。」エリーサは笑顔で言いました。
その時、シャーがエリサの隣に来て言いました。「姉さんはあまり礼儀を気にしないからね。でも、話を戻すけど、どうして一人で狼の群れに襲われたの?君は王族だよね?」
「そうです。私はバーズ男爵の息子です。」少年は答えました。
「じゃあ、君の護衛隊はどうしたの?普通なら護衛隊がいるはずだけど、どうして君一人だけだったんだ?」ニックスが疑問を投げかけました。
「それは私の失態です。些細なことで貴重なトークンを失くしてしまい、それを探そうとしたところ、催眠術にかかって狼の群れに囲まれてしまいました。その後のことは皆さんもご存知の通りです。改めて皆さんの助けに感謝します。恩を受けたからには必ず報います。」
「そんなに恐縮しないで。でも、君の名前は?」エリーサが尋ねました。
「申し訳ありません、自己紹介を忘れていました。私はバーズ男爵の一人息子、ロッドと申します。初めまして、皆さんの助けに感謝します。これからもよろしくお願いします。」




