第14話 07水魔法、流星雨!
シャーの身体に魔力が湧き出し、顔の骨格が変わり始め、深い青色の毛が生え、耳はウサギの形に、爪はナイフのように鋭く、そして長くなっていった。
「これが初めて見るシャーの変身か…」ニックスが呟いた。
「見ないでよ、すごく恥ずかしいんだから。」シャーが言った。
「いや、すごくカッコいいよ。」フィードが答えた。
狼の群れが攻撃態勢に入ると同時に、ニックスとフィードが先に飛び出した。狼たちも彼らに向かって突進してきたが、ニックスとフィデの相手にはならなかった。二人は狼の攻撃を巧みに避けながら戦った。
「超重撃!」フィードが狼の群れに拳を叩き込むと、その衝撃で狼たちは空中に吹き飛んだ。
「円舞曲・連撃!」ニックスは流れるような動きで次々と狼を斬り倒し、円舞曲のように美しい軌跡を描いた。
一方、別の狼の群れがエリサを背後から襲おうとしていた。
「その手には乗らないよ。」シャーは高速で動き、エリーサを狙う狼たちを斬り倒した。長くて堅い爪は狼の皮膚を容易に貫き、内臓を刺し、簡単に狼を倒すことができた。シャーはエリサに近づく狼を次々と攻撃し、その姿は狼の群れの中で瞬時に現れたり消えたりした。
「みんな、準備はできたわ。」エリーサが言った。
その言葉を聞くと、皆が急いでエリーサに近づいた。
「この技で終わらせるわ。」エリーサは言った。
「水魔法、流星雨!」




